Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

2017年NFL予想クイズは絶賛受付中、とりあえず最初の4人の予想はこんな感じ

2017年08月20日 15時40分00秒 | NFL2017

先日公開した「NFL2017年シーズン予想クイズ」に早くも3人の方からご回答をいただきました。公開した初日はどなたからのご回答もなかったのでちょっとブルーでしたが、最初の週末にご回答いただけたことがとてもうれしいので、今日2度目のブログ更新をしました。ご回答頂いだみなさまにはこちらで御礼申し上げます。

ぜひこの記事をご覧になりましたら、こちらからご回答ください。締め切りは9月8日ですが、気が付くと締め切りを過ぎていることになりませぬように。

まだ細かな集計をするには早いので、回答後の結果ページをお知らせしておきます。こちらは回答が増えるたびに随時データが更新されます。

https://customform.jp/manage/answer/summary/16226(→クイズに回答前の方はこちらをご覧ください)

2017年8月20日15時時点で、筆者のテスト回答も入れると4人分の回答があります。

データは回答をいただいた方が増えるたびに書き換わります。最初の4人まではたまたま(筆者も含めて)GBファンによる回答が多かったようで(4人中3人)、Super Bowlの勝者予想にもその結果が反映されています。

とはいえここに書かれた結果を見ても、皆様の予想は一致しないことが分かります。一部ですが、ここ数年に比べて今年大きく伸びそうなチームが意外と重なっているところもあります。このあたりは回答結果を見ているだけでも楽しいです。

もちろんこのクイズは皆様の予想の正しさを競うものなので(応援チームの人気投票ではありませんので)、ご自分の応援チームに関わらず2017年シーズンの予想をお書込みください。 

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR(旧STL) ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC(旧SD) ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

NFL カラー写真名鑑の2017年版は8月28日発売、昨シーズン全休のWattの次に表紙になるのは?

2017年08月20日 14時45分00秒 | NFL2017
ベースボールマガジン社が毎年発行している「NFL カラー写真名鑑」。先日、Amazonを覗いていたら2017年版は8月28日発売という予定が公開されていました(https://www.amazon.co.jp/dp/4583625243/)。
 
2016年シーズン前にTouchdown Proの突然の休刊があったため、NFLにまつわる日本語のYearbookはとうとうこれ一冊になってしまいました。昨年の発売直後にベースボールマガジン社がYearbookの刊行を継続してくれるか不安視する表現をしてしまいましたが、今期も発刊していただけるようで安心しました(といってもTouchdown Proの名鑑も、Amazonに発売日の予定まで公開していながら、発刊されないまま消えましたのでまだ安心はできません)。
 
さて筆者は2005年度版からこの名鑑を持っているのですが、以前も書いたように、この名鑑の表紙(の最大面積)に取り上げられる選手には、ここ数年はちょっとしたリスクがあるようです。折角なので12年分の写真も撮ってみました。

 
2016年は結局シーズンを全休したJJ.Wattでしたし(昨年原稿を書いた時点では、全シーズンお休みとは思いませんでしたが、やはり表紙の呪いなのでしょうか)、2015年のJimmy Grahamは芳しい成績を残せませんでした(2016年版には「不本意な移籍1年目」と表記してあります。2016年シーズンは持ち直しました)。
 
そして2014年版はRussell Wilson。Super Bowlには2年連続で出られましたが、大舞台で悲劇のInterceptを食らい、2年連続のSuper Bowl制覇を逃したのはご存知の通りです(2014年版と15年版の左右を間違えて並べましたが、写真を撮り直すのが面倒なのでこのままにしておきます)。
 
そして2013年版はRG III。2013年シーズンは、13試合に出場したもののRushingによるTDは「0」で、OROY(Offensive Rookie of the Year)を取った前シーズンから著しく成績を落としました。
 
2012年版のAaron Rodgersは、シーズン終了直後に当時のリーグ最高年俸で契約をしているので、ここから先は遡るのはやめますが、少なくとも直近の4シーズン分はよろしくないわけです。

もう一つの呪いでおなじみの「Madden NFL」(Wikipediaに「ゲームの表紙となる選手はケガで不本意な成績を残す」と書いてある)の方は、なんと2017年版はTom Bradyを表紙に取り上げているとのこと。これまでの経緯から表紙に取り上げられることを拒む選手がいる中で、しっかり要請にこたえたBradyの男気が勝つか、呪いが上回るのかは、シーズンが終わったころに分かるでしょう(なお、Bradyの場合、2017年シーズンはSuper Bowlに出られないだけで「呪いには勝てなかった」という扱いになるものと想像されます)。

ということで、既にベースボールマガジン社内で表紙デザインは出来上がっていることとは思いますが、誰を持ってくるかは気になるところです。

それから、昨年版のNFL カラー写真名鑑について書いた記事を読み直していて気が付いたのですが、Touchdown社のWebサイト(http://www.touchdown.co.jp/)がいつの間にか閉鎖されていました。以前は、このブログで同社の出版物にたくさんあった誤字や脱字/もっと言えば事実誤認をいろいろと揶揄した記憶がありますが、なくなってみると悲しいものです。

日本語で読める、NFL情報が減っていることは間違いありません。先日のBrady来日についても、日本での取り上げられ方はほんのわずかで、このあたりには危機感を持っております。終わりが暗くなりましたが、次回以降は直前に迫ってきたFantasy Draftに関わる情報いろいろまとめていくつもりです。

NFL2017年シーズン予想クイズを作ってみた、本ブログ読者はどなたでも回答できます

2017年08月16日 15時50分00秒 | NFL2017

昨日は久しぶりのページ更新にもかかわらず、皆様にお読みいただきたいへん感謝しております

2017年シーズン開幕が近づいてきたこともあり、今回はSuper Bowl当日まで楽しめる予想クイズなるものを作ってみました。本ブログの読者の方でしたらどなたでもご回答できます。

実はこのクイズは筆者のNFLファン仲間内向けに作ったものですが、汎用性があるのでちょっと手直ししてこちらでも公開した次第です。お時間がある方はぜひご回答ください。

URLはhttps://customform.jp/form/input/16226/?key=60a2f8a8です。

個人情報を管理したくないので、入力していただくのはニックネームと回答のみにしました。このニックネームは全世界に向けて発信しますので、ご自分のプライバシーにはお気をつけて設定ください。なおCookieで管理しているため、一つのブラウザからは1回しか投稿できません。

ちょっと面倒な回答方法ですので、お間違えの無いようにお願いします。回答後の修正はできません。

みなさまの予想結果は締め切り後に公開します。ポイント集計をしたものはSuper Bowl終了後に本ブログ内で公表します(ただし賞品はでません)。もし回答欄にミスなど発見しましたらご連絡ください。できるだけ早く修正します。

よろしくお願いいたします。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR(旧STL) ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC(旧SD) ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

なぜNFL Year Bookの表紙がEliとForte? 何かの間違いなのか、米国雑誌ではよくあることなのか

2017年07月02日 21時00分00秒 | NFL2017
1987年シーズンに、NYJで2試合だけ出場したEric Rileyという選手をご存知でしょうか。Week4のIND戦とWeek5のMIA戦に出場した、あのTEですよ。

あ、ご存知ない?ワシントン州出身で、大学はEastern Washington大ですよ。

なんでこんな選手をわざわざ引っ張り出したのか疑問に思われたかもしれません。それは彼がSnoqualmie(スノカルミー)出身のNFL選手だから。

くだらないネタフリをしてごめんなさい。今回はSnoqualmieが重要なロケ地になったあの「Twin Peaks」がWOWOWで放送開始になるのを記念して原稿を書いています。ドラマのタイトルに出てくる滝はSnoqualmie Fallsという名前で、1990年代は日本からの観光客が相次いだようです。

筆者は1990年ごろのTwin Peaksブームを経験しており、いよいよ今月からWOWOWで始まるTwin Peaksの新シリーズのため、WOWOWと契約しました(7月1日に第1話を先行無料放送したんです)。いままでNBAを見るために契約したこともないのにあえてWOWOWと契約したのは、やはり「25年後に会いましょう」ってローラ・パーマーに言われたことが忘れられなかったようです。

ただTwin PeaksとNFLの共通項ってあまりないんですよ。

「Twin Peaks」と「NFL」でググったら、2016年にEzekiel Elliottが「TWIN PEAKS」というテキサス州にあるレストラン(どうやら店内のお姐さんの恰好を見る限り「Hooters」のような店らしい、なにせTwin Peaksだもんね)に行った記事が載っていたくらい(この記事の元ネタのツイッターを張っておきますね)。

NFLについて語るこの場で取り上げるため、Snoqualmie出身のEric Rileyを使わせてもらった次第です。

前置きが長かったですね。本題に移りましょう。

本日、新宿の紀伊国屋書店に、2017年のNFL Year Bookを買いに行きました。ベースボール・マガジン社が無事に今期の「NFL 2017 カラー写真名鑑」を発行してくれたとしても、それはこれまでの実績からして9月頃になるでしょう。それまで待っていられない筆者は、Amazon Japanに並んだタイミングを見計らって、洋書のNFL Year Bookの品ぞろえと在庫で東京一の新宿の紀伊国屋に行ったというわけです。

Amazon Japanを見ると、 筆者が昨年購入して役にたったので、今期も買うつもりだったLindys Sportsの2017年版の表紙はTom Bradyとのこと。昨シーズンのSuper Bowlの記憶も強く、順当な人選だと思いました。

紀伊国屋の7階の洋雑誌コーナーは、予想を裏切らない品ぞろえでしたね。写真の通り、これだけのNFL洋書がそろうと壮観ですね。Lindys Sportは通常版とFantasy Football版の2種類が並んでいて、Fantasy Football版の表紙は、前シーズンに大活躍したDavid Johnsonが表紙でした。

しかし、よく探したのにBradyが表紙の通常版が見当たらない。Eli ManningとJetsのRB(よく見るとMatt Forte)が表紙のものだけです。この二人、どちらも筆者が前シーズンのFantasy Draftで指名しているのでよく記憶していますが、あまり活躍できていませんでした。

なんでこの二人がBradyを押しのけて表紙なのか疑問に思ったのですが、よくよく見るとほかの表紙の文字列は、NYの2チームに関わるタイトルが載っている以外はBradyが表紙のものとほぼ同じ。多分これは、New Yorkの読者向けのエディションではないかと思い至りました(これは推測ですが、あながち外れていないかなあと思います)。

そりゃ、NY市民は長年の関係もあって、Bostonのヒーロー選手が表紙に載った雑誌にお金を払うとは思えません。ほかの選択肢(つまり競合誌)がある以上、読者に無視される表紙は避けざるを得なかったということではないでしょうか。

米国では、同じ内容でも表紙を変えて出版することがよくあると気付いたのは、3月に買ったSports Illustratedがまさにそうだったから。筆者が同誌を買ったのはサンフランシスコだったため、Los Angel AngelsのMike Troutが表紙でした。しかし目次を見ると、ほかにChicago CubsのKris Bryantが表紙のものと、Boston Redsoxの3選手が表紙のものがあったと書いてありました。

そして家に帰ってから2016年版のLindys SportsのYear Bookを見てみたら、やっぱりEliとBrandon Marshallが表紙になった、いかにもNYの読者を狙ったものになっていました(2016年版はVon Millerが表紙のバージョンもあったらしい)。ということで折角なので2年分の表紙を並べてみましたが、前年版と今年版の区別をつけるのが難しいくらいのデザインになっています

よく言うとNYのファンのためのバージョン、悪く言うとやっつけ(というほど格好良くない)。そして多分、紀伊国屋書店が仕入れた(あるいは海外向けに販売された)Lindys Sportsは、NY向けエディションだったためこうなった思われます。

この二人が表紙に並んだのには、両チーム事情が垣間見えます。NYの2チームでQBで今期最も先発に近いのはEliなので(今期も、そして前期もNYJの先発QBはこの時点では誰だかよく分からない状態のため)、ほかの一番攻撃選手でめぼしいところを選んだ結果、Marshall(2016年)とForte(2017年)になったということなのでしょう。

筆者は2015年のMarshallの働きぶりは評価しますので2016年版の表紙に使われたことに異論はありません。しかし、2016年のForteを知る限り、2017年版の表紙に持ってこざるを得ないNYJの苦悩ぶりが透けて見えます。

そもそもNEが例年、好調を確保できているのは、同地区にいるAFC東のほかの3チームがだらしないから。前シーズンにMIAは10勝したじゃないかという方がいるかもしれませんが、MIAの出だしは1勝3敗ですからね。NEを独走させてから追い上げても、なんかあまり褒められません。ということでNYJを含む3チームの今シーズンの奮起を期待します。

一方のNYGは、2016年シーズンは強力Defenceが復活しており、期待が持てるシーズンでした。チームとしての成績は伸びましたが、36歳になるEliは2015年シーズンよりも成績を落としています(Fantasyで控えQBとして雇っていたのでよく知っています)。年齢との戦いもあり、今期は199試合続けて歴代3位となった、先発QBの座をシーズン終了時まで続けられるかが大きな正念場となるかもしれません(1位のBrett Favreは297試合なのでちょっと追いつけないかと思いますが、2位のPeyton Manningは208試合。つまりこのまま先発を続けられれば、兄を抜いて2017年シーズン中に歴代2位になれます)。

さて最後に、Year Book恒例の2017年シーズンの予測について。この時期に雑誌を発行するために、専属ライターが予測を書き上げたのはドラフト直後くらいのはず。これからチームの編成が煮詰まるわけですから、5月のシーズン予想が的中するのは至難の業ですね。今期の予想も見ましたが、前年のSuper Bowlまでの結果を見て書いたことがまるわかりの予想なので、ここには書きません。

ちなみに2016年版に書かれていた2016年シーズンSuper Bowlの対戦予想はCIN対ARIの対決で、ARIが勝利するというものでした。おあとがよろしいようで。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
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NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR(旧STL) ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC(旧SD) ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

Bradyが来日時に挙げたNFL QBの名前とは? 的を絞ったイベント運営で好感度を上げたUnder Armour

2017年06月25日 10時45分00秒 | NFL2017
当初は仕事の都合で、開演の17時半に有明コロシアムに到着するのは無理と考えていましたが、関東地方に降った大雨の余波が良い方向に働いて、17時には会場に到着できました。何の話かというと、前回写真だけ挙げてお茶を濁した「アンダーアーマー2017 トム・ブレイディ・アジアツアー」の続きです。
 

ただし雨の影響は客の入りに影響を及ぼしたようで、会場の観客は全座席の3/8くらい(下の写真は筆者が入場した直後なのでもっと入場者はもっと少ない)。開始が後で1時間遅かったら、あるいは山手線内のアクセスがいい場所なら、もっと集まったのかもしれません。正直、最初は「日本のNFLファンでBradyに関心にある層はこんなものかよ」と不安になる観客数でした。ただ有明コロシアムはテニスコートなので会場がコンパクトで、だいぶ後ろの席からもBradyの姿をはっきり見られました(筆者は300ミリの望遠レンズを持って行ったので、よく見えましたよ)。

 
Bradyは中国経由で日本入りだそうで、この気象で飛行機は遅れたとのこと。乗ってきたのはプライベートジェットかどうかは定かではありませんが、北京と上海の後に東京に立ち寄ってくれたのは、日本でのさらなる市場拡大を目論むUnder Armourの思惑があってのことでしょう。
 
Bradyがグラウンドに現れたのは17時半過ぎ。MCを担当する「イッツゴーン(It’s gone)!」でおなじみの近藤祐司さんによる前説により、「MVP」コールでBradyを呼び込む格好になりました。

 

Brady自身の最初のコメントによると、日本に来るのは実は二度目で27年ぶりとのこと。どうも12歳の時、野球選抜で日本に来る機会があったようです。
 
今回のイベントは、日本の次世代の高校、大学生に、ブレイディ選手自らがQBのファンダメンタルをレクチャーするというもの。Bradyは当初はQBにパスを投げさせて「Good」など声を送っていましたが、そのうち我慢できなくなったようでビシバシパスを投げるようになりました。

 

 
投げたパスにはさすがのスパイラルがかかっていて、力を入れたスローはレシーバーの手をはじくほど。中国で万里の長城を訪問した疲れを感じさせない、プロ意識を見せてくれました。
 
そうした指導の中、Bradyは具体的なNFLのQBの名前を一人だけ挙げました。さて、その名前はというと...やっぱりManningでしたね。もちろん自分を2回もSuper Bowlで破ったEliの方ではなくPeytonでした。やはりBradyにとって、常に意識するライバルはPeytonなんだなあとちょっとうれしくなりました。

 
ちょっとここで横道にそれますが、先日、「Brady vs Manning: The Untold Story of the Rivalry That Transformed the NFL」という書籍を入手しました。筆者は購入してからまだ第1章しか読んでいないのですが、Peyton ManningとTom Bradyのライバル関係についていろいろ書いてあります。

読み終えた冒頭の部分だけ紹介すると、二人の最初の会話は2001年シーズンのWeek3、Foxboro Stadiumで戦われたIND@NEの試合の前に、PeytonがBradyに挨拶をしに行ったとき。このシーズン、NEの開幕時点のQBはDrew Bledsoeでしたね。しかしBledsoeがWeek2のNYJ戦で負傷し、その試合をリリーフして先発QBの座を得たのがBradyでした。
 
書籍には、当時NFLで4シーズン目を迎え、スーパースターとなっていたManningが、初の先発となる試合直前のBradyに自己紹介した様子が書かれています。そのとき、Bradyはどう感じていたんでしょうね。これも正直な記述があります。
 
もう一つ横道にそれると、2017年3月にPeytonは米国の某社のイベントにゲストとして登壇しています。その時にManningは選手時代に数多くのヒットを受けた、選手の具体名を挙げています。残念ながら名前を挙げたのはライバルQBではなく、自分に襲い掛かってくるDEFの選手だったのですが、それはいったい誰でしょう。あえて答えは書きませんので、この動画の7分40分頃を見てください。
 
さて、Bradyに話を戻すと、現場には息子も連れてきていました。歳のころからして長男のJohnのよう(写真に写っている赤い半ズボンの男の子)ですが、嫁のGisele Bündchenは(来日がニュースになっていないところを見ると)帯同していなかった模様です。
 
1時間前後の指導の最後に学生たちに片膝をつかせて(夢を追い続けろ的な)訓辞を垂れた後、小学生二人とボールをかごに投げ入れるチャレンジを楽しみました。遠くにあるボールケースに向けて3本ずつボールを投げる。Bradyは20ヤードくらいで、小学生はもっと近いというハンデ付きでしたが、3本目にしっかりボールを投げ込んで会場を沸かせるあたりはさすがスーパースターでした(下の写真は3本目。真剣に投げている様子が分かります)。

  

これだけのイベントでしたが、無料で生Bradyを見られたわけですから、ノー残業デーを行使して会社を抜け出した価値は十分ありました。筆者はBradyのファンではありませんが、こうしたNFLイベントがもっとあればいいのにと思います。
 
今回のイベントを開催したUnder Armourには感謝しています。チャラい芸能人やNFLについて聞きかじっただけのアイドルなどを引っ張り出すことなく、淡々と学生の指導を公開するというイベントを演出したことを評価しているのです(イベントのお土産は下の写真の入場券だけ。直営店に行けば3割引きだそうな)。

 

それほど大げさな告知をしたわけではなかったようで、客の入りは(当日の雨のせいもあり)どちらかというと寂しい方でした。しかしBradyをもってしても「Giseleの旦那であるスポーツ選手」といわれる方が知名度が高いとされる日本。そこでUnder Armourが目指したのは自社ブランドの確立であり、自社のブランドの商品を買ってくれるファンを増やすことでした。つまり、分かってくれる人に分かってもらえばいいという戦略。「アスリートを進化させる」というのがアンダーアーマーのミッションだとすると、大金を使ってジャミングになる芸能人とかのファンを呼ぶ必要はありません。
 
Touchdown Proが休刊となり、GAORAがNFL放送から撤退するなど、日本のNFL業界には逆風が吹きまくっています。今回のイベントも、スーパーボウルを5度制覇したスーパースターが来日する割に地味という見方もできるでしょう。それでも玄人狙いのイベントにしたことは、同社への好感度アップに効果があったと思います。
 
最後に、観客が少なかったせいもあり、筆者の写真撮影(自席から通路まで降りて、より近いところで写真を撮りまくった)をとがめられることもありませんでした。300ミリレンズではこれが精一杯でしたが、よい写真を撮れたことも付け加えておきます。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
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PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
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KC カンザスシティ・チーフス LAR(旧STL) ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC(旧SD) ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

フッター

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・フットボール・チーム
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
LAC ロサンゼルス・チャージャース SF サンフランシスコ・49ers
LV ラスベガス・レイダース SEA シアトル・シーホークス