ランキングは選手同士の投票によって決まります。「この選手はほかの選手にどれだけ評価されているか」という尺度と考えればよいでしょう。来たるべき2022年シーズンのFantasyドラフト会議で指名する選手を考える材料にもなるはずです。
・2021年のランキング(表のみ)
・2020年の記事
・2019年の記事
・2018年の記事
前回、筆者が記事を公開した後に、NFL.comでも上位 20 選手をアルファベット順に発表していました。どうやら筆者が前回書いた20人の予想は正解だったようです。
残った20人を改めて整理しましょう。「2021」の欄はNFL TOP 100の2021年版の順位です。一番右の列「上下」は筆者が改めてつけたランキングの上下予想です。
Player | 2021 | POS | Team | 上下 |
---|---|---|---|---|
Patrick Mahomes | 1 | QB | KC | ↓ |
Aaron Donald | 2 | DT | LAR | ↑ |
Aaron Rodgers | 3 | QB | GB | |
Derrick Henry | 4 | RB | TEN | ↓ |
Travis Kelce | 5 | TE | KC | |
Davante Adams | 6 | WR | LV | |
Tom Brady | 7 | QB | TB | ↓ |
T.J. Watt | 9 | OL | PIT | ↑ |
Josh Allen | 10 | QB | BUF | ↑ |
Jalen Ramsey | 13 | CB | LAR | ↑ |
Tyreek Hill | 15 | WR | MIA | ↓ |
Myles Garrett | 16 | DE | CLE | |
Shaquille Leonard | 37 | OL | IND | ↑ |
Trent Williams | 42 | OT | SF | ↑ |
J. C. Jackson | 49 | CB | RAC | ↑ |
Justin Jefferson | 53 | WR | MIN | ↑↑ |
Jonathan Taylor | RB | IND | ↑↑ | |
Cooper Kupp | WR | LAR | ↑↑ | |
Deebo Samuel | WR | SF | ↑↑ | |
Micah Parsons | LB | DAL | ↑↑ |
実際の順番を並べようと考えたときに、毎年ベースボールマガジン社が発行している「カラー名鑑」の2022年版の表紙写真が目に入りました。
NFL2022カラー写真名鑑は8月31日発売です。現在、アマゾンで予約を受け付けています。
— アメリカンフットボール・マガジン (@AFM_BBM) August 26, 2022
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ご覧の通り、現在のNFLを引っ張る二人の「Aaron」、つまり2021年シーズン(と2020年シーズン)のMVPであるAaron RodgersとSuper Bowl LVIを制したLARのDEFの要であるAaron Donaldが並んで表紙を飾っています。この二人が、アメリカンフットボール・マガジン編集部が選んだ注目の選手ということですね(片隅にTom BradyとJoe Burrowも載っています)。
さらに参考になりそうな情報もありました。NFL.comに、Contributing ColumnistのAdam Schein氏が上位10人を予想する記事が載りました。
そしてCBSがNFL TOP 100もどきのランキングを独自に発表していました。このランキングはCBS Sports Senior WriterのPete Prisco氏が書いたものですが、選手が選んだNFL TOP 100と割と近い順位になっているようです。
そしてこの二つの順位を見たうえで決めた筆者の予想は以下の通りです。
Player | POS | Team | NFL | CBS | 筆者 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Aaron Donald | DT | LAR | 1 | 1 | 1 | |
Josh Allen | QB | BUF | 2 | 4 | 2 | |
Patrick Mahomes | QB | KC | 5 | 3 | 3 | |
Aaron Rodgers | QB | GB | 3 | 2 | 4 | |
T.J. Watt | OL | PIT | 6 | 7 | 5 | |
Davante Adams | WR | LV | 4 | 11 | 6 | |
Travis Kelce | TE | KC | 9 | 19 | 7 | |
Cooper Kupp | WR | LAR | 8 | 5 | 8 | |
Jonathan Taylor | RB | IND | 24 | 9 | ||
Jalen Ramsey | CB | LAR | 7 | 10 | 10 | |
Justin Jefferson | WR | MIN | 13 | 11 | ||
Tom Brady | QB | TB | 10 | 6 | 12 | |
Deebo Samuel | WR | SF | 26 | 13 | ||
Micah Parsons | LB | DAL | 14 | 14 | ||
Shaquille Leonard | OL | IND | 40 | 15 | ||
Myles Garrett | DE | CLE | 9 | 16 | ||
J.C. Jackson | CB | RAC | 53 | 17 | ||
Trent Williams | OT | SF | 8 | 18 | ||
Tyreek Hill | WR | MIA | 17 | 19 | ||
Derrick Henry | RB | TEN | 22 | 20 |
1位はDolardでしょう。前年が2位だったわけですから、Super Bowl制覇したばかりの今、順位が下がる要素は思いつきません。
これに対してQBは序列に変化があり、Josh Allen→Patrick Mahomes→Rodgersになると考えました。Rodgersは2年連続MVPですが、やはりDavante Adamsを失ったことは大きい(と、他の選手が評価する)という見方です。昨年1位だったMahomesよりもAllenを上に置いたのは、昨年のPlayoffの大熱戦を見たからですね。結局MahomesともどもSuper Bowlには届きませんでしたが、Allenの株を大きく上げた試合だったと思います。
そして5位には昨シーズンのSack王、T.J.Wattを入れました。これはWRではLARのCooper KuppよりもDavante Adamsの方が上で、そのAdamsよりも(そしてTravis Kelceよりも)Wattの方がインパクトがあるという読みです。ただそのインパクトも、Rodgersを上回るところまではいかないのではないか、というのは筆者の願望も入っています。
そして昨シーズンの最多TD20で、Rushing王のJonatan Taylorを9位に入れました。LARから3人目となるJalen Ramseyをその下に入れたのは、Taylorの活躍度の方が上なんじゃないかなあという勝手な推測です。11位には伸長著しいJustin Jeffersonを入れて、撤回したものの引退を表明したBradyは前シーズンよりも順位を落として12位になると考えています。
13位以下は表に整理した通りです。昨シーズンの成績がいまいちだったTyreek HillとDerrick Henryは20位ギリギリの下位に落とし、J.C. JacksonとTrent Williamsをその上に置きました。
予想がどれだけ当たるかははっきり言って運次第です。どうなるかは日本時間の明日(8月29日月曜日)に公開になります。結果がまとまったら、また記事を書きますので、またその時に。