やっと2016年シーズンのポジション別総括が終了しました。 せっかくなのでここにももう一回貼りますね。
2016年シーズンのポジション別Fantasy Point DEF編、RB編、TE編、K編、QB編、WR編
これからしばらくは、ポジションを横断的に見た比較をしてみます。RBとWRのどちらを先に指名したらいいのとか、QBは何巡目くらいで指名するのがいいのなんて話をします。
前シーズンのポジション別のPoint(各ポジションとも上位25位まで)を見ていて、気が付いたことがあります。
簡単に言えば、WRの獲得pointをRBの獲得pointが大きく上回っていたことと(25番目くらいでちょうど同じくらいになる)、TEの最高pointがWR/RBの25番目の選手とほぼ同じだったことです。試しにグラフを作って見たところ、衝撃の事実が判明しました。
2016年シーズンはRBとWRの成績に歴然とした開き(WRが悪い)があったのです。そしてTEもずっと継続してKとDEFを下回ったままでした。TEの方は一番人気で2015年シーズンに183.60pointを挙げたRob Gronkowskiが欠場したことだと推測できましたが、WRとRBの成績にこんなに差があるなんて。
だとすると、WR/RBのスロット(筆者のリーグは10人目の選手はWRまたはRBのどちらかを選んでいいという設定なのです)にはRBの選手を入れた方がいいことになります。自分がその週に先発させた選手がどれだけのpointを稼ぐかは予測できませんが、統計的にはそうなります(2016年シーズンはWRよりもRBの方がポイントを獲得できそうだから、RBを優先して選んだ方がいいという意味。もちろんその週に高いPointを得るWRがFAや自チームのBenchにいるかもしれません)。
実は筆者は、なんとなくRBの方が点が伸びているんじゃないかと疑念を持ってシーズンを戦っていました。このあたりの数字にもっと早く気がつけばよかったのですが、ほかにFantasyを戦っていた皆さんは気づいておられたのでしょうか。
これがいつものことなら、ドラフト時点で悩む必要はありません。つまり、RBを1巡目で優先して指名するということですね。
いやまてよ、では2015年シーズンはどうだったんだろうという疑問が突然湧き上がってきました。つまり前シーズンもRB>WRならRBを含めた1番人気がWRのAntonio Brown(AB)になるわけがない。ということで2015年シーズンの結果で同じグラフを書いてみました。するとビックリ仰天です。
2015年シーズンは、1位のABが242pointを得ており、以下Julio Jones、Brandon Marshall、Allen Robinson、Odell Beckham Jr、DeAndre Hopkinsまでが210pointを超えています。つまり2016年シーズンはWRの成績がことごとく下がっているではありませんか。
その様子はグラフを見比べていただくと一目瞭然。つまり2015年シーズンに比べてWRの成績がごっそり下がって、RBの成績が急激に上がっているのです。これではWRよりもRBの方がpointを期待できますね。
RBについては、David Johnson(327.80point)とEzekiel Elliott(293.40point)が飛びぬけていました。それ以外にも9位までが200pointを超えていたわけですから、急激なポイントの伸びもうなづけます。筆者もLe'Veon Bellがpointを稼いでくれたおかげでほかのRBを擁する相手と対等に戦えたわけです。
これほどWRの成績が下降したわけはどこにあるのか分かりませんが、ちょっと表を作ってみました。各ポジションの上位10人までのポイントの平均値ですね。QBとRB、WRについては11位から20位までのポイント平均も別に書いています。
|
2016年シーズン |
2015年シーズン |
差分 |
QB 1-10 |
304.39 |
315.93 |
-11.54 |
11-20 |
255.43 |
260.17 |
-4.74 |
RB 1-10 |
241.56 |
191.41 |
50.15 |
11-20 |
166.14 |
149.01 |
17.13 |
WR 1-10 |
183.57 |
210.16 |
-26.59 |
11-20 |
141.29 |
157.73 |
-16.43 |
TE 1-10 |
116.88 |
136.28 |
-19.40 |
K 1-10 |
143.30 |
142.11 |
1.19 |
DEF 1-10 |
139.20 |
161.30 |
-22.10 |
これは例えば、RBの1-10なら、RBの上位1位から10位までの選手を選んでいれば、2016年シーズンは平均で241.56pointを獲得できていたという意味です。2015年シーズンは191.41pointですから前年比で50.15も伸びた(つまり上位得点のRBの価値が1試合平均で3point強も伸びた)ということです。つまり、2016年シーズンは成績上位のRBの成績がインフレ状態だったわけです。
一方、WRは2016年シーズンに軒並み成績を下げています。Brandon Marshall、Allen Robinson、DeAndre Hopkinsといった2015年シーズンに200pointを超えていた選手たちの成績下降が効いていますね。ABにしても40point下がっています。つまり結果論ではありますが、2016年シーズンはドラフトで優秀なRBを獲得できていたら前年以上にpointが伸びたということですね。
もちろん、2016年の成績がこのまま2017年シーズンにも引き継がれるわけではないのですが、これほどポジションで明暗が分かれたのであれば、2017年シーズン前のドラフトではWRとRBのバランスをどう考えるかちょっと試案のしどころになりました。まだ2017年シーズンの指名選手を決めるには気が早いですが、WRの復権はあるのでしょうか。
このお話、TEやDEFの成績降下やQBの指名順位の最適化など分析の甲斐がありますので、次回以降に続きます。
2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。
AFC東 | BUF |
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NFC東 | DAL |
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MIA |
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NYG |
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NE |
ニューイングランド・ペイトリオッツ |
PHI |
フィラデルフィア・イーグルス |
NYJ |
ニューヨーク・ジェッツ |
WAS |
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AFC北 | BAL |
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NFC北 | CHI |
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CIN |
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DET |
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CLE |
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GB |
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PIT |
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MIN |
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AFC南 | HOU |
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NFC南 | ATL |
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IND |
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CAR |
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JAX |
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NO |
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TEN |
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TB |
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AFC西 | DEN |
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NFC西 | ARI |
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KC |
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LA |
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SF |
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SD |
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