"I was cramping," Jackson told reporters in his post-game press conference. "I ain't pull no Paul Pierce. I didn't pull a Paul Pierce. I was cramping."
Pierce はNBAのスターで、2008年にBoston Celticsの「Big 3」(Paul Pierce, Kevin Garnett and Ray Allen)の一員としてチームを2007-08シーズンのNBA Final 制覇(相手はLos Angels Lakers)に導いた選手です。このときはFinal MVPも獲得しています。
Paul Pierce’s ‘Wheelchair Game’ confession: Was he just joking? | ESPN Voices
動画では「I just had to go to the bathroom(字幕ではbalcony)」と言った後に字幕はなくなりますが、どうやら「something went down」(なんか出た)と言っているようです。つまり、このトラブルで自分で歩いてコートから退場できなくなっていたというの真相のようです。
そしてもう一つ、NFLにもPurple and Goldをチームカラーにしているチームがいます。それがMinnesota Vikings(MIN)。先日の試合(2020年シーズンのWeek08)でGBを破ったMINの話はあまりしたくないのですが、まあ今回は仕方なく取り上げます。
実は先入観として、この2チームがMinneapolisに関係しているので(LALは創設時はMinneapolisが本拠で、Minneapolis Lakersと名乗っていました。湖の人を意味するLakerは移転後もそのまま残っていますね)、Purple and Goldの由来がMinneapolisの町の色なのではないかと思っていました。
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ということで、このMinneapolisと紫の謎を解くことにしました。
まずLALの紫ですが、これはLos Angeles移転後に変更されたもののようです。Minneapolis Lakersで画像を検索すると現れるのは水色と金色のユニフォームばかり。Wikipediaの「Logos and uniforms of the Los Angeles Lakers」にも「As the Minneapolis Lakers, their road uniform is powder blue with gold trim.」とあるので、Minneapolis在籍時は、金色は使っていたものの紫とは関係なかったようです。
ではいつ紫を採用したかというと、1967年に既にLos Angelesに移転した後に、Jack Kent CookeがLALを買収しThe Forumに本拠地を移したときからのようです。「Forum Blue」というサイトによると、Cookeが紫を好んでいた(けれども、当初は「Forum Blue」と呼んだ。そして1980-81年シーズンから「Royal Purple」と呼ばれるようになった)という記述があります。こちらは長いのでソースをご覧ください。
つまりLALの紫は、かつてのオーナーが好んだ色だったということになります。
では一方のMINはどうでしょう。これは2020年シーズン前にNFLと米国最大の塗料メーカーのSherwin-Williams(シャーウィン・ウィリアムズ)がコラボして作成した動画(「How each xxx xxx team got their colors」、xxxのところには「NFC East」のようにカンファレンス名と地区名が入る)に書いてありました。
先にこの動画の話をすると、NFLの8地区32チームのチームカラーの由来と、Sherwin-Williamsのカラーコードをひも付けて紹介するものです。筆者のひいきチームのGBは、創設当初はCurly Lambeauが卒業したNotre Dame大のチームカラーであるBlue and GoldのJersey(スローバックジャージーでたまに見かけますね)を着ていたと書いてありました。これ以外にもこの動画にはうんちくが満載です。各地区ごとの動画リンクを張りましたので、詳しくはこちらをご覧ください。
MINの紫と金色については「How each NFC North team got their colors」の動画の中に書いてあります。
紫はMINの初代GMだったBert RoseがWashington大の出身だったところからでした。Washington大のフットボールチーム「Washington Huskies football 」は現在もPurple and GoldのJerseyを着用しています。
Wikipediaの「University of Washington」には「The school colors of purple and gold were adopted in 1892 by student vote. 」と書いてあります。それほど歴史のあるカラーリングということになります。
つまりMINの紫はWashington大の由来で、ここからMINに持ち込まれたものだったことになります。Fanaticsのオフィシャルブログによると、MINは1961年の創設当初から紫のJerseyを着用していたようで、「The team’s inaugural jersey is purple and features white and gold stripes on the sleeves. 」と書いてあります。
NBAのもう一つのチームLos Angeles Clippers(NBAのLAC)は1970年にBuffalo Bravesとして創設されましたが、その後San Diegoを経て1984年シーズンからLAに本拠を置いています。残念ながらNBA Finalを制覇した経験はありません。
MLBのLos Angeles Dodgers(LAD)はご存じのようにBrooklyn DodgersとしてNew Yorkを本拠としていましたが、1958年にLAに移転しました。チーム名はWikipediaの受け売りですが、路面電車が極めて多かったブルックリンの住人の呼び名 「路面電車をよける (dodge) 人たち」から取られたそうです。こちらは32年ぶりのWorld Series制覇だそうです。
筆者は今シーズンのWorld Seriesをほとんど見ていませんが、ついにClayton KershawがLADの一員としてWorld Championの座に輝いたことには感無量です。詳しくは説明しませんが、LAD生え抜きの大エースであるKershawは、Cy Young賞に3度輝くものの、長いことPost Seasonでの弱さを指摘されてきました(これもWikipediaの受け売りですが、KershawはHighland Park High School時代にDETの現・先発QBであるMatthew Staffordと同級生で、フットボールのセンターを務めていたとのことです)。
そして1961年に創設されたLos Angeles Angels(LAA)はLA近郊のAnaheimに移転してから、California AngelsとかAnaheim AngelsとかLos Angeles Angels of Anaheimとかいろいろと正式名称を変えているので、ちょっと面倒くさいです(2016年からはLos Angeles Angelsに戻しました)。