【資料】2021年 NFL Top 100

2022年の NFL Top 100発表を控え、昨年筆者が公開をサボった2021年版のNFL Top 100を掲載します。

 

Rank	Player	POS	TEAM	-/+	20	19	18	17	16	15	14	13	12	11
1	Patrick Mahomes	QB	KC	3	4	4
2	Aaron Donald	DT	LAR	1	3	1	7	15	14	92
3	Aaron Rodgers	QB	GB	13	16	8	10	6	6	2	11	6	1	11
4	Derrick Henry	RB	TEN	6	10	99
5	Travis Kelce	TE	KC	13	18	21	24	26	91
6	Davante Adams	WR	GB	51	57	35	45
7	Tom Brady	QB	TB	7	14	6	1	1	2	3	3	4	4	1
8	DeAndre Hopkins	WR	ARI		8	11	13		19
9	T. J. Watt	OL	PIT	-
10	Josh Allen	QB	BUF	77	87
11	Stefon Diggs	WR	BUF	43	54	73	65
12	Russell Wilson	QB	SEA	-10	2	25	11	24	17	22	20	51
13	Jalen Ramsey	CB	LAR	24	37	27	17
14	Alvin Kamara	RB	NO	28	42	14	20
15	Tyreek Hill	WR	KC	7	22	19	40	36
16	Myles Garrett	DE	CLE	64	80	49
17	Xavien Howard	CB	MIA	-		55
18	Deshaun Watson	QB	HOU	2	20	51	50
19	Budda Baker	FS	ARI	78	97
20	Dalvin Cook	RB	MIN	1	21
21	Fred Warner	LB	SF	49	70
22	DK Metcalf	WR	SEA	59	81
23	Khalil Mack	OL	CHI	-4	19	3	16	5	13	49
24	Lamar Jackson	QB	BAL	-23	1
25	Bobby Wagner	MLB	SEA	-12	13	15	21	39		69
26	Nick Chubb	RB	CLE	10	36
27	DeForest Buckner	DT	IND	29	56
28	Devin White	LB	TB	-
29	Julio Jones	WR	TEN	-18	11	9	4	3	8	13		26
30	Aaron Jones	RB	GB	3	33
31	Jamal Adams	SS	SEA	-4	27	37
32	Joey Bosa	DE	LAC	2	34	56	37	100
33	Quenton Nelson	G	IND	-4	29
34	Chris Jones	DT	KC	18	52	36
35	Darren Waller	TE	LV	64	99
36	David Bakhtiari	OT	GB	26	62	43	91
37	Shaquille Leonard	OL	IND	-
38	Marlon Humphrey	CB	BAL	48	86
39	Kyler Murray	QB	ARI	51	90
40	Bradley Chubb	OL	DEN	-		82
41	Jaire Alexander	CB	GB	-
42	Trent Williams	OT	SF	-		81	57	47	45	47	60	99
43	Lavonte David	LB	TB	57	100				53	56	35
44	Christian McCaffrey	RB	CAR	-38	6	42
45	Justin Simmons	FS	DEN	-
46	Cameron Jordan	DE	NO	-23	23	41	26		99		99
47	Stephon Gilmore	CB	CAR	-38	9	22
48	Mike Evans	WR	TB	-18	30	53		29		75
49	J. C. Jackson	CB	NE	-
50	George Kittle	TE	SF	-43	7	29
51	Za'Darius Smith	OL	GB	-3	48
52	Minkah Fitzpatrick	FS	PIT	-17	35
53	Justin Jefferson	WR	MIN	-
54	Grady Jarrett	DT	ATL	37	91
55	Keenan Allen	WR	LAC	22	77	38	41
56	Justin Herbert	QB	LAC	-
57	Cameron Heyward	DT	PIT	27	84	88	48		88
58	Tyrann Mathieu	S	KC	-19	39				28
59	Jason Pierre-Paul	OL	TB	-		65						55	24
60	Corey Linsley	C	LAC	-
61	Chase Young	DE	WAS	-
62	A. J. Brown	WR	TEN	-
63	Fletcher Cox	DT	PHI	10	73	28	69	38	49
64	Demario Davis	ILB	NO	3	67
65	Calvin Ridley	WR	ATL	-
66	J. J. Watt	DE	ARI	-
67	K. J. Wright	OL	LV	-							70
68	Josh Jacobs	RB	LV	4	72
69	Ryan Kelly	C	IND	-
70	Eric Kendricks	LB	MIN	13	83
71	Baker Mayfield	QB	CLE	-		50
72	Michael Thomas	WR	NO	-67	5	13	81
73	Trey Hendrickson	DE	CIN	-
74	James Bradberry	CB	NYG	-
75	Laremy Tunsil	OT	HOU	-9	66
76	Tyler Lockett	WR	SEA	-11	65	98
77	Quandre Diggs	FS	SEA	-
78	Jeffery Simmons	DT	TEN	-
79	Terron Armstead	OT	NO	-
80	Adam Thielen	WR	MIN	-		33	36
81	Chris Godwin	WR	TB	-43	38
82	Garett Bolles	OT	DEN	-
83	Ryan Tannehill	QB	TEN	-15	68
84	Leonard Williams	DE	NYG	-
85	Zack Martin	G	DAL	-30	55	59	71	58
86	Marshon Lattimore	CB	NO	-10	76		82
87	Allen Robinson	WR	CHI	6	93				31
88	Shaquil Barrett	OL	TB	-56	32
89	Tristan Wirfs	OT	TB	-
90	Jessie Bates	S	CIN	-
91	Corey Davis	WR	NYJ	-
92	Jason Kelce	C	PHI	2	94	72
93	T. J. Hockenson	TE	DET	-93
94	Jarvis Landry	WR	CLE	-33	61	84	52	42	98
95	Tre'Davious White	CB	BUF	-48	47
96	Cole Beasley	WR	BUF	-
97	Kyle Juszczyk	FB	SF	-
98	Brandon Scherff	G	WAS	-
99	Brandon Graham	DE	PHI	-				93
100	James Robinson	RB	JAX	-

 

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

2021年シーズンのSuperBowlはLARの手に、Playoff Challengeは散々な結果に

日本時間の2022年2月14日、第56回スーパーボウル（Super Bowl LVI）がLos Angeles Ramsの勝利で終わりました。

Week17のSFに対する負けっぷりを見て、「今シーズンのLARは終わった」と思いましたが、あれはNFCの1位シードだったGBにSFを押し付ける罠だったのかもしれません。

GBのSpecial Teamについては、今シーズンの記事で何度か触れてきましたが、あの状況を放置していた因果応報と考えるしかありません。

さて毎年恒例のPlayoff Challengeですが、結果は以下の通り。GBがBye明けのDivisonalで負けたため、散々な結果（4週で497ポイント、全体順位は145017位）でした。

こう考えると、2019年シーズンの順位（4週で945ポイントの6124位）は素晴らしかったなあと感じます。

念のため、4週の結果を貼っておきます（赤字は2倍、緑字は3倍のポイントを獲得しています）。

	QB	RB	RB	WR	WR	TE	K	DEF
Wild Card Jan 15-Jan 17 SCORE 37 RANK171322	Aaron Rodgers Bye 0PTS	Aaron Jones Bye 0PTS	A.J.Dillon Bye 0PTS	Davante Adams Bye 0PTS	Tyreek Hill Win 11PTS	Travis Kelce Win 20PTS	Harrison Butker Win 6PTS	Green Bay Packers Bye 0PTS
Divisional Jan 22-Jan 23 SCORE 200 RANK100665	Aaron Rodgers Loss 18PTS	Aaron Jones Loss 32PTS	A.J.Dillon Loss 16PTS	Davante Adams Loss 18PTS	Tyreek Hill Win 42PTS	Travis Kelce Win 30PTS	Harrison Butker Win 24PTS	Green Bay Packers Loss 20PTS
Conference Jan 30 SCORE 164 RANK127922	Patrick Mahomes Loss 20PTS	Cam Akers Win 4PTS	Jerick McKinnon Loss 9PTS	Cooper Kupp Win 26PTS	Tyreek Hill Loss 39PTS	Travis Kelce Loss 45PTS	Harrison Butker Loss 18PTS	Kansas City Chiefs Loss 3PTS
Super Bowl Feb 13 SCORE 96 RANK145719	Matthew Stafford Win 19PTS	Cam Akers Win 6PTS	SonyMichel Win 0PTS	CooperKupp Win 42PTS	Odell Beckham Win 11PTS	Kendall Blanton Win 0PTS	Matt Gay Win 5PTS	Los Angeles Rams Win 13PTS

優勝した方は、このラインアップで登録していた人でした。TEは各チームともポイントが伸びず、Super Bowlには出られなかったけどTravis Keleceを選ぶが正解だったようです。

Matthew Stafford
Cam Akers
Joe Mixon
Cooper Kupp
Tee Higgins
Travis Kelce→Super BowlのみC.J.Uzomah
Evan McPherson
Los Angeles Rams

ということで、2021年シーズンが終わり、2022年シーズンについては、GBのAaron Rodgersの去就から見守っていきたいと思います。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東	BUF	バッファロー・ビルズ	NFC東	DAL	ダラス・カウボーイズ
	MIA	マイアミ・ドルフィンズ		NYG	ニューヨーク・ジャイアンツ
	NE	ニューイングランド・ペイトリオッツ		PHI	フィラデルフィア・イーグルス
	NYJ	ニューヨーク・ジェッツ		WAS	ワシントン・フットボール・チーム
AFC北	BAL	ボルティモア・レイブンズ	NFC北	CHI	シカゴ・ベアーズ
	CIN	シンシナティ・ベンガルズ		DET	デトロイト・ライオンズ
	CLE	クリーブランド・ブラウンズ		GB	グリーンベイ・パッカーズ
	PIT	ピッツバーグ・スティーラーズ		MIN	ミネソタ・バイキングス
AFC南	HOU	ヒューストン・テキサンズ	NFC南	ATL	アトランタ・ファルコンズ
	IND	インディアナポリス・コルツ		CAR	カロライナ・パンサーズ
	JAX	ジャクソンビル・ジャガーズ		NO	ニューオリンズ・セインツ
	TEN	テネシー・タイタンズ		TB	タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西	DEN	デンバー・ブロンコス	NFC西	ARI	アリゾナ・カーディナルス
	KC	カンザスシティ・チーフス		LAR	ロサンゼルス・ラムズ
	LAC	ロサンゼルス・チャージャース		SF	サンフランシスコ・49ers
	LV	ラスベガス・レイダース		SEA	シアトル・シーホークス

さようならDemaryius Thomas、DENでの活躍を忘れません

今日、こんな記事を書くことになるとは思いませんでした。

かつてDENでWRとして活躍したDemaryius Thomasの訃報を先ほど知りました。享年33歳。あまりにも若すぎる。

ニュースによれば自宅で亡くなっているのを発見されたそうで、その原因は医学的な理由らしいとのことです。

筆者のニックネームであるThomas8088は、NFLを25年ぶりに見始めた2013年頃に、DENのDemaryiusとJuriusの両Thomasの活躍に感激して付けたものです。

下にある写真は、Denverに試合観戦に行った友人が買ってきてくれたお土産です。よく見ると、かすかにほほ笑んでいますね。友人がDenverに行ったのは、2018年シーズン途中にDemaryiusがHOUにトレードされた後だったような気がしますが、DENに残っていたグッズを買ってきてくれたのです。

2013年にDENは、Super Bowlに出場したもののFirst SnapでやらかしてSafetyになり、このままずるずるとSEAに惨敗しました。この試合のスコアは43-8ですが、DENの唯一のTDはDemaryiusが挙げたものでしたね。0-36と大差が付き、もう勝負が決まった3Q終了直前の得点でした。

あと、記憶しているのはPeyton Manningが2014年シーズンに当時の最多記録である509TDパスを投げたとき。このパスを、サイドラインギリギリでレシーブしたのがDemaryiusでした。当時のDENのエースレシーバーだったのでパスを受けたのは当たり前ですが、改めてその事実を思い出しました。下に動画リンクを張っておきましたのでご覧ください。エラーのような表示なっていますが、クリックするとYouTubeでTDシーンを見られるはずです。

Peyton Manning throws 509 to break Favre's record (Week 7, 2014)

本当はもっといろいろと書くべきなのかもしれませんが、ショックが大きすぎて言葉が続きません。この後はDemaryiusが在籍した当時のDENの試合を振り返りながら、この悲しみを受け止めようと思います。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東	BUF	バッファロー・ビルズ	NFC東	DAL	ダラス・カウボーイズ
	MIA	マイアミ・ドルフィンズ		NYG	ニューヨーク・ジャイアンツ
	NE	ニューイングランド・ペイトリオッツ		PHI	フィラデルフィア・イーグルス
	NYJ	ニューヨーク・ジェッツ		WAS	ワシントン・フットボール・チーム
AFC北	BAL	ボルティモア・レイブンズ	NFC北	CHI	シカゴ・ベアーズ
	CIN	シンシナティ・ベンガルズ		DET	デトロイト・ライオンズ
	CLE	クリーブランド・ブラウンズ		GB	グリーンベイ・パッカーズ
	PIT	ピッツバーグ・スティーラーズ		MIN	ミネソタ・バイキングス
AFC南	HOU	ヒューストン・テキサンズ	NFC南	ATL	アトランタ・ファルコンズ
	IND	インディアナポリス・コルツ		CAR	カロライナ・パンサーズ
	JAX	ジャクソンビル・ジャガーズ		NO	ニューオリンズ・セインツ
	TEN	テネシー・タイタンズ		TB	タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西	DEN	デンバー・ブロンコス	NFC西	ARI	アリゾナ・カーディナルス
	KC	カンザスシティ・チーフス		LAR	ロサンゼルス・ラムズ
	LAC	ロサンゼルス・チャージャース		SF	サンフランシスコ・49ers
	LV	ラスベガス・レイダース		SEA	シアトル・シーホークス

17試合に増える2021年シーズン、対戦相手がきついのはPITで楽なのはNYJ

Week17のレギュラーシーズンが終わったその日に、翌シーズンの各チームのスケジュール難度（Strengh of Schedule）を計算できるようになります。去年の12月に書いた、2020年シーズンの記事はこちらです（2019年版、2018年版、2017年版）。毎年同じことを書いていますが、今年もやってみました。

 

Strength of scheduleはチームのConference tiebreakers（同じ勝ち数で並んだ場合に順位を決定する条件）の5番目に位置づけられる重要な要素です。これが高い（前年の結果からはじき出した対戦相手チームの勝率が高い）と、 tiebreakersを決める際に有利に働くことになります。

 

スケジュール難度は、2020年シーズンまでは筆者が作ったテーブルで計算していました（各チームの順位と勝ち数、そして対戦相手を入力すると簡単に答えが出るのです）。ところが、2021年シーズンはレギュラーシーズンが17試合になるため、テーブルの作り直しが必要になりました。

 

それでもちゃんと計算できたはずです。もし間違いがあったら訂正しますので、コメント欄で教えてください。ということで「どこよりも早い」と筆者が勝手に思っている2021年シーズンのスケジュール難度を公開します。

 

まず、日本時間2021年1月4日の昼に終わった2020年レギュラーシーズンの結果（勝数）は下の表のとおりです。こちらの表はNFL.comからの引用です。AFC北は、結局BALが2位になったんですね。なおこの表では、引き分けは0.5勝0.5敗として計算します（例えば4勝11敗1引き分けのPHIの勝数は「4.5」となっています）

 

 

Wikipediaに載っている2021年シーズンの組み合わせは、こうなっています。

 

Intra-conference、つまりカンファレンス内は

AFC East vs AFC South、AFC North vs AFC West、NFC East vs NFC South、NFC West vs NFC North

 

Inter-conference、つまり他カンファレンスは

AFC East vs NFC South、AFC North vs NFC North、AFC South vs NFC West、AFC West vs NFC East

 

これを各地区ごとに整理して読みやすくすると（カッコ内は2020シーズンのディビジョン4チームの勝ち数総計）

 

AFC East（32）はAFC SouthとNFC South

AFC North（38.5）はAFC WestとNFC North

AFC South（27）はAFC EastとNFC West

AFC West（34）はAFC Northと NFC East

NFC East（23.5）はNFC SouthとAFC West

NFC North（33）はNFC WestとAFC North

NFC South（32）はNFC East とAFC East

NFC West（36）はNFC NorthとAFC South

 

となりますね。AFC Eastを例にとると、同一カンファレンスの特定ディビジョンの全チーム（AFC South）と他カファレンスの特定ディビジョンの全チーム（NFC South）と対戦します（これが毎年変わります）。

 

そして同地区の3チームと2試合ずつ（AFC EastならNE、BUF、NYJ、MIAのうち、自分のチームを除く3チーム）、さらに昨シーズンの順位が同じだった同一カンファレンスの残り2チーム（AFC Eastの場合、全チームと当たるAFC Southを除くAFC NorthとAFC West）と対戦します（ ここまでを足すと16試合になりますね）。

 

そしてここに加わるのが、17試合目。他カンファレンスの特定ディビジョン（例えばAFC EastはNFC East）の、昨シーズンの同じ順位が同じだったチーム（ディビジョンの1位とは相手ディビジョンの1位）と対戦します。このディビジョンも毎年替わります。2021年シーズン組み合わせはこのサイトにソースがありました。具体的に書くと、以下の通りです。

 

AFC EastはNFC East

AFC NorthはNFC West

AFC SouthはNFC South

AFC WestはNFC North

NFC EastはAFC East

NFC NorthはAFC West

NFC SouthはAFC South

NFC WestはAFC North

 

これによるとAFC West1位のKCがNFC North1位のGBと対戦するカードがあるじゃないですか。

 

ではこの条件で試しに、筆者が応援するGBで2021年シーズンのスケジュール難度を計算しましょう。NFC Northで1位となったGBは、2021年はAFC Northの4チーム（2020年シーズンは4チーム合わせて38.5勝）とNFC Westの4チーム（36勝）と対戦します。さらにAFC Westの1位であるKC（14勝）と対戦します。

 

同地区のNFC Northのチームとは2試合ずつ戦いますから、GB自身を除く3チームの勝ち星（8＋7＋5）×2＝20×2＝40、つまり2020年シーズンに20勝を挙げた3チームと2回ずつ＝40勝のチームと6試合戦う計算になります。残りの2試合は、NFC WestではないNFCの2地区（つまりNFC EastとNFC South）の1位チームと当たりますから、7勝（WAS）+12勝（NO）＝19勝となります。

 

赤字部分を全部足すと2021年の対戦相手は、2020年シーズンに272試合で147.5勝を挙げたチームと17試合を戦うことなります。これを17で割ると対戦相手の勝率は0.542となります。AFCで一番勝ち星を挙げたAFC NorthとNFCで勝ち星が最も多かったNFC Westと当たりますので、厳しい戦いになることが分かります。

 

その結果を全チームの表にしたのがこちらです。

ほかのチームで検算してみましょう。2020年シーズンにAFC Northの1位となったPITは、2020年はAFC Westの4チーム（2020年シーズンは4チーム合わせて34勝）と4試合、そしてNFC Northの4チーム（33勝）と4試合戦います。

 

さらに同地区のAFC Northの3チームとは2試合ずつ戦いますから（11＋11＋4.5）×2＝26.5×２＝53勝のチームと6試合戦う計算になります。残りの2試合は、AFC WestではないAFCの2地区（つまりAFC EastとAFC South）の1位チームと1試合ずつ当たりますから、13（BUF）+11（TEN）＝24勝となります。さらにここにNFC Westの1位で12勝のSEAとの対戦が加わります。

 

この赤字部分を全部足した、計156勝のチームと17試合と戦うわけですから、17チーム×16試合＝272で勝数の156を割ると対戦17チームの勝率は、0.574という数字が導けます。そしてこのPITが、2021年シーズンの対戦相手の17チームが2020年シーズンに挙げた勝ち数が一番多かったチーム、つまりスケジュール難度が一番高いチームとなりました。

 

そして難度が低いのは、AFC West（34勝）とNFC South（32勝）、地区内（38勝）、NFC NorthとNFC Westの4位2チーム（DETとSFの5+6＝11勝）、そしてAFC Eastの4位チーム（NYJ＝2勝）と対戦するPHI（勝ち数の和は117勝、勝率は0.430）でした。

 

2020年シーズンは故障者続出で苦しんだPHIの対戦相手が（2020年シーズンの成績を基に計算すると）最も難度が低い相手と戦えることになります。今シーズンは地区最下位に沈んだPHIですが、何とか盛り返してほしいものです。

 

最後に、各チームの対戦相手の実際の勝率を調べてみました。というのは、筆者の応援するGBが「2020年シーズンの対戦相手に恵まれていた説」を指摘されたからです。まず2019年シーズンの順位に、2020年シーズンの勝数を入れた表を作ります。というのは、2020年シーズンの対戦相手は、2019年シーズンの順位に依存するからです（他地区の同じ順位のチームと対戦する）。

 

 

確かにGBは、2019年シーズンのNFC Westの1位でSuper Bowlに出たSFと、NFC Eastの1位だったPHIと対戦しましたが、どちらも2020年シーズンは成績が振るわず、ともにDivision内で最下位でした（6勝と4.5勝）。NFC Northと総当たりで対戦したAFC South（27勝）とNFC South（32勝）もそれほど勝率は高くありません。

 

ということで計算したのがこちら。筆者が予測した通り、最も対戦相手の16チームの2020年シーズンの勝率が低かったのはGBで、109.5勝の勝率0.428でした。そしてGBとNFC第1シードを争ったSEAも下から3位タイ（2位はIND）、NOは下から5位タイ（4位はCLE）でした。

 

一方、対戦相手が最も厳しかった（勝率が高かった）のはNYJでした。2019年シーズンでDivision内3位だったCLEとINDが2020年シーズンはともに11勝を挙げたのが効いたようで、負け数が一番多いJAXよりも上でした。もちろん成績が悪かったチームは対戦相手の勝率が高くなりますが（自チームとの勝ち星が加算されるため）、最も勝数が少ないチームが、対戦相手の勝率が最も高いとは限らないことがお分かりいただけるでしょう。

 

今回は新しい計算式を先に作っておき、本日の結果を見てデータを修正するという手法を使いました。計算式に誤りがあるかも知れないので、間違いを発見したら訂正します。

 

筆者の今シーズンのFantasyチームの最終結果は今週中にご報告します。こちらも凄いことになっていますのでお楽しみに。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東	BUF	バッファロー・ビルズ	NFC東	DAL	ダラス・カウボーイズ
	MIA	マイアミ・ドルフィンズ		NYG	ニューヨーク・ジャイアンツ
	NE	ニューイングランド・ペイトリオッツ		PHI	フィラデルフィア・イーグルス
	NYJ	ニューヨーク・ジェッツ		WAS	ワシントン・フットボール・チーム
AFC北	BAL	ボルティモア・レイブンズ	NFC北	CHI	シカゴ・ベアーズ
	CIN	シンシナティ・ベンガルズ		DET	デトロイト・ライオンズ
	CLE	クリーブランド・ブラウンズ		GB	グリーンベイ・パッカーズ
	PIT	ピッツバーグ・スティーラーズ		MIN	ミネソタ・バイキングス
AFC南	HOU	ヒューストン・テキサンズ	NFC南	ATL	アトランタ・ファルコンズ
	IND	インディアナポリス・コルツ		CAR	カロライナ・パンサーズ
	JAX	ジャクソンビル・ジャガーズ		NO	ニューオリンズ・セインツ
	TEN	テネシー・タイタンズ		TB	タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西	DEN	デンバー・ブロンコス	NFC西	ARI	アリゾナ・カーディナルス
	KC	カンザスシティ・チーフス		LAR	ロサンゼルス・ラムズ
	LAC	ロサンゼルス・チャージャース		SF	サンフランシスコ・49ers
	LV	ラスベガス・レイダース		SEA	シアトル・シーホークス