Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

2020年のStrengh of Schedule計算速報、一番厳しいのはNEで楽なのはBALらしい(検算中)

2019年12月30日 20時28分15秒 | NFL 2020

毎年同じことを書いていますが、Week17のレギュラーシーズンが終わったその日に、翌シーズンの各チームのスケジュール難度(Strengh of Schedule)を計算できるようになります。去年の12月に書いた、2019年シーズンの記事はこちらです。

最後の難易度計算結果は、筆者が作ったテーブルで計算した速報値です(各チームの順位と勝ち数、そして対戦相手を入力すると簡単に答えが出るのです)が、今年もちゃんと計算できたはずです。もし間違いがあったら訂正しますので、コメント欄で教えてください。

まず、今日の昼に終わった2019年レギュラーシーズンの結果は下の表のとおり。まさかNEがMIAに負けるなんて予想できませんでした。NFCの第1シードのSFと第2シードのGBも、ぎりぎりまで追い詰められての勝利でした。First Week Byを獲得することの難しさが分かったWeek17でしたね。

こちらの表はNFL.comからの引用です。同じ勝ち星のDENとOAKは、地区内ではDENが上なんですね。なお引き分けは0.5勝0.5敗として計算します(例えば5勝10敗1引き分けのARIは「5.5」となっています)

地区 1位 2位 3位 4位
AFC東 NE BUF NYJ MIA
12 10 7 5
AFC北 BAL PIT CLE CIN
14 8 6 2
AFC南 HOU TEN IND JAX
10 9 7 6
AFC西 KC DEN OAK LAC
12 7 7 5
NFC東 PHI DAL NYG WAS
9 8 4 3
NFC北 GB MIN CHI DET
13 10 8 3.5
NFC南 NO ATL TB ATL
13 7 7 5
NFC西 SF SEA LAR ARI
13 11 9 5.5

そして、Wikipediaに載っている2020年NFLの対戦相手は、こうなっています。

Intra-conference、つまりカンファレンス内はAFC East vs AFC WestAFC North vs AFC South、NFC East vs NFC West、NFC North vs NFC South

Inter-conference、つまり他カンファレンスはAFC East vs NFC West、AFC North vs NFC East、AFC South vs NFC North、AFC West vs NFC South

 これを各地区ごとに整理して読みやすくすると(カッコ内は2019シーズンのリーグ4チームの勝ち数総計)

AFC東(34)はAFC西とNFC西
AFC北(30)はAFC南とNFC東
AFC南(32)はAFC北NFC北
AFC西(31)はAFC東とNFC南
NFC東(24)はNFC西AFC北
NFC北(34.5)はNFC南とAFC南
NFC南(32)はNFC北AFC西
NFC西(38.5)はNFC東AFC東

となりますね。AFC東を例にとると、同一カンファレンスの特定地区の全チーム(AFC西)と他カファレンスの特定地区の全チーム(NFC西)と対戦します(これが毎年変わります)。

そして同地区の3チームと2試合ずつ(AFC東なら、NE、BUF、NYJ、MIAのうち、自分のチームを除く3チーム)、さらに昨シーズンの順位が同じだった同一カンファレンスの残り2チーム(AFC東の場合、全チームと当たるAFC西を除くAFC北とAFC南)と対戦します(足すと16試合になりますね)。

では筆者が応援するGBで試しに計算しましょう。NFC北1位となったGBは、2020年はAFC南の4チーム(2018年シーズンは4チーム合わせて32勝)とNFC南の4チーム(こちらも32)と対戦します。

さらに同地区のNFC北のチームとは2試合ずつ戦いますから、GB自身を除く3チームの勝ち星(10+8+3.5)×2=21.5×2=43、つまり昨年年間21.5勝挙げたチームと2試合ずつ=43のチームと6試合戦う計算になります。残りの2試合は、NFC南ではないNFCの2地区(つまりNFC東とNFC西)の1位チームと当たりますから、9勝(PHI)+13勝(SF)=22勝となります。

赤字部分を全部足すと2020年の対戦相手は、2019年シーズンに256試合で129勝を挙げた16チームとなります。これを割り算すると対戦相手の勝率は0.504となりますね(じつはGBは2019年シーズンも0.504でした)。

その結果を表にしたのがこちら。

地区 1位 2位 3位 4位
AFC東 NE BUF NYJ MIA
0.537 0.525 0.533 0.529
AFC北 BAL PIT CLE CIN
0.438 0.457 0.461 0.477
AFC南 HOU TEN IND JAX
0.518 0.498 0.502 0.494
AFC西 KC DEN OAK LAC
0.500 0.512 0.496 0.492
NFC東 PHI DAL NYG WAS
0.486 0.459 0.482 0.465
NFC北 GB MIN CHI DET
0.504 0.516 0.508 0.525
NFC南 NO ATL TB CAR
0.490 0.525 0.502 0.500
NFC西 SF SEA LAR ARI
0.527 0.508 0.516 0.518

ほかのチームで検算してみましょう。2019年シーズンにAFC東地区1位だったNEは、2020年はAFC西の4チーム(2019年シーズンは4チーム合わせて31勝)と4試合、そしてNFC西の4チーム(38.5勝)と4試合戦います。

さらに同地区のAFC東の3チームとは2試合ずつ戦いますから(10+7+5)×2=22×2=44のチームと6試合戦う計算になります。残りの二試合は、AFC西ではないAFCの2地区(つまりAFC北とAFC南)の1位チームと1試合ずつ当たりますから、14(BAL)+10(HOU)=24となります。

この赤字部分を全部足すと137.5勝ですね。この16チームは年間16試合ずつ戦ったわけですから、試合数の256で勝ち数の137.5を割ると対戦16チームの勝率は、0.537という数字が導けます。このNEが、2020年の対戦相手の16チームが2019年シーズンに挙げた勝ち数が一番多かったチーム、つまり難度が一番高いチームでした。

そして難度が低いのは、AFC南(32勝)とNFC東(24)、地区内(32勝)、AFC北と西の1位2チーム(24勝)と対戦するBAL(勝ち数の和は112勝、勝率は0.438)でした。

2019年シーズンのNFL全チームの中で最高勝率のBALの2020年の対戦相手が(2019年シーズンの成績を基に計算すると)最も難易度が低いことになります。AFC北が、2019年シーズンに最も勝ち星が少なかった地区であるNFC東と当たること、そして地区内のチームが不振だったことが影響していたようです。

本年も大変お世話になりました。新年は筆者の今シーズンのFantasyチームの最終結果をご報告します。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

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