フェラーリ288 GTO エボルツィオーネ
(1985)
限定6台
F40のプロトタイプの様な役割をした。
288GTOからF40の間に存在する車種。
ミケロットとの共同開発。
288GTOを性能本位でまとめるとエボルツィオーネになり、さらに整理するとF40になる。
最終的には650PSまで上がった。
フォグランプは288から、ボンネットのNACAダクトはF40に受け継がれた。
サイドのインテークの形状は288やF40に似ていて興味深い。
エンジンフードはF40の様に透明で、
大型リアスポイラーやリアバンパーの廃熱ルーバーの多さには過激さがある。
そのデータやレース思想の多くがF40に引き継がれた。
F40誕生には、実戦投入されずに終わった288GTOの魂がエボルツィオーネに引き継がれ、
見事にF40に昇華させた過程が伺える。
性能が飛躍的に上がったのと引き換えに、
少し残念な事に288GTOの女性的で優雅なボディーラインが減ってしまった事は寂しい。
日本にも1台アートスポーツが所有している。
4,225×1,970×1,100㎜
1,114㎏,5速MT,-㎞/h
2,855㏄V8ツインターボ
DOHC530PS,0-100;ー秒