ティフォシモデルカー美術館

1/43フェラーリモデルカーに特化した個人コレクター美術館です
千台以上所蔵の一部、300台程を常設展示しています

フェラーリ F40,F40 プロトタイプ

2021-04-23 | スペシャルモデル

フェラーリ F40

(1987-1992)

創業40周年,限定1,311台、

コンセプトは『そのままレースに出られる市販車』で、フェラーリの基本理念を具現化したもの。

マラネロで開かれたF40の発表会には当時89歳になるエンツォフェラーリ自身が出席し発表を行う

という特別なものだった。

当時のF1の最新テクノロジーを注ぎ込んだダルノーズ、NASAダクト、

プレクシ製スリットリアウインドウ、全大型リアウイング等

これまでにない先鋭的で戦闘的なデザインは全世界から注目された。

33年経った現在でもその美しさは健在。

構造は伝統の鋼管フレームとCFRPカーボンを組み合わせ軽量化と剛性を高めた、

室内は必要最低限のインテリア(窓は手動、ドア開閉は紐だったりする徹底ぶり)。

ターボは日本IHI製。

正にエンツォフェラーリの集大成である。

4,358×1,970×1,124㎜

1,100㎏,5速MT,324㎞/h

2,936㏄V8ツインターボ

DOHC478PS,0-100;4.1秒

 

 

F40 プロトタイプ

エンジンフードのスリット数が市販車11本に対しプロトタイプは20本と多く、

リアフェンダーのスリットは市販車4本、プロトタイプは5本と多い、

タイヤロックナットの形等。


フェラーリ F50 スーパーチャージャー,F50 サルタンオブブルネイ

2021-04-21 | スペシャルモデル

フェラーリF50 Super Charged

モデナのディーラー兼ファクトリーであるモーターサービス・モデナが

独自にモディファイしたF50を再現したモデルです。

65°V型12気筒DOHC60バルブ・エンジンにスーパーチャージャーを組み込んだ圧巻のF50。

ボディ後部にそびえ立つカーボンファイバー製シュノーケル(インテーク)と、

スピードライン製5スポーク・ホイールを組み合わせた外観は他を圧倒する存在感を示しています。

 

 

フェラーリF50 Sultan of Brunei by pininfarina

(1998年)

F50をベースにブルネイ王国が特注した。

フロントやリアバンパーの形状変更、リアウイング別脚式。

ルーフ上のエアインテークがあるのでエンジンに何かあるのかもしれません。

その他詳細不明。


フェラーリ F2004

2021-04-20 | F-1

フェラーリ F2004

(2004年)

👑1位ミハエルシューマッハ(独)

2位ルーベンスバリチェロ(伯)

👑1位コンストラクター

代表ジャンドット

Tec.dirロスブラウン

Cif.dsrロリーバーン

シューマッハが自身7度目のチャンピオンを5年連続で獲得した。

フェラーリが6年連続のコンストラクターズチャンピオンを獲得し、

2年ぶりにフェラーリドライバーが1位と2位を獲得し黄金期を築いた。

第14戦ベルギーGPで、フェラーリはF1参戦700戦目を迎えた。

それを記念して、ウイングレット翼端板に翼端板の形状を模したデザインの記念ロゴを貼り付けた。

シューマッハは開幕から第5戦まで5連勝。

メカニカルトラブルは無く信頼性に優れたマシンだった。

15勝10PPと大活躍をした。

実戦では、効果的な作戦が行われた。

フランスGPではピットストップを4回もすることで走行時の燃料を少なくしてスピードを上げ、

最終的にPPのアロンソを逆転するなど、ブラウンらしいレースだった。

コンストラクター1位(262P)、

ドライバーズタイトルは1位シューマッハ13勝(148P),2位バリチェロ2勝(114P)。

2,997㏄90°V10,NA,600㎏

(18600rpm)7速+1速,880PS

L4,545×W1,796×H959㎜


フェラーリ F2005

2021-04-19 | F-1

フェラーリ  F2005

(2005年)

3位ミハエルシューマッハ(独)

8位ルーベンスバリチェロ(伯)

3位コンストラクター

代表ジャンドット

Tec.dirアルドコスタ

前年、圧勝した事で発展型F2004Mで2戦挑むが、全く歯が立たず3戦目からF2005に変更。

2グランプリ1エンジン規則やエアロダイナミクス規則が大幅に変更、

フロントウイングには、特徴的なサブウイングがメインエレメント前方に取り付けられている。

インダクションポッドに装着されるミッドウイングは2対4枚に増やされた。

空力重視の開発が遅れた事や、翌年からの新V8エンジンの開発にリソースを取られていたことも

2005年シーズンの不振の原因といわれる。

シーズンは散々な結果になった。

コンストラクター3位(100P)、ドライバーズタイトルはアロンソ(133P),

3位シューマッハ1勝(62P)8位バリチェロ0勝(38P)。

ルーベンスバリチェロはホンダに移籍する、フェラーリはチームオーダーをしてチームを優先するが

6年間のフェラーリ黄金期を支えた功績は大きい。在籍9勝。バリチェロありがとう。

2,997㏄90°V10,NA,605㎏

(19000rpm)7速+1速

L4,545×W1,796×H959㎜


フェラーリ 248F1

2021-04-17 | F-1

248F1

(2006年2.4L,V8F1)

2位ミハエルシューマッハ(独)

3位フェリペマッサ (伯)

2位コンストラクター

代表ジャンドット

Tec.dirアルドコスタ

エンジンのレギュレーション改正があった。タイヤ交換の復活、予選ノックアウト方式の導入。

2005年が散々な結果に終わったフェラーリは、2006年は効率よくダウンフォースを発生できるような

車体を生み出すことに専念した。フロントウィングは翼端版からノーズへと繋がる

アッパーエレメント(ブリッジウイング)を導入した。ディフューザーを再設計した。

前後ウィングが風圧によって変形し、ドラッグを減らすフレキシブル構造ではないかと話題になった。

シーズンはコンストラクター(201)P2位、ドライバーズタイトルはアロンソ(134P),

2位シューマッハ7勝(121P),3位マッサ2勝(80P)。

シューマッハはフェラーリでの黄金時代にピリオドを打った。

ブリヂストンの新型タイヤをうまく使いこなせていなかった。

2,398㏄90°V8,NA,605㎏

(19000rpm)7速+1速

L4,545×W1,796×H959㎜