Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

会いにいく、というプレゼント

2008年11月12日 | Weblog
先月、大阪でいつも担当してもらっている
美容師さんから おはがきをもらった。

赤ちゃんができたので12月で
退職する、ということだった。

おめでとう!という気持ち。
彼女のカットが好きだから、これから、
困ったな。という気持ち。

そして、なにより、わざわざ、遠くの私に
はがきで知らせてくれたこと。
ちょっと、感激だった。
今度、大阪にかえったとき
いったら、しらないうちにやめていても当たり前だ。

そのはがきがきてから、私は、髪をきりたくても
なんとか、ごまかし、すごした。
12月までに帰る機会があれば、絶対に行こう、
と思ったから。

はがきの返事も、確実にいけるわけでないから
なかなか、書けなかったが、なんとか書いた。

そして、大阪に帰って最終日、
私は、朝から、たくさんの用事があったのだが、
その店の前を通ったので、顔をだしてみた。
彼女の出勤まで30分だったが
待てなくて、あとでくることにした。

そのあと、いろんな用事をすませて、
最後に美容院にいってやっとこさ、
少しおなかが大きくなった彼女にあった。

全然、変わっていなくて、
妊婦服もきていない。

「男の子か女の子かわからないから
一応、黄色にいたけれども
ママの感じが、女の子っぽいから
ピンクのカードにしたわ!」

「ああ、そうなんや~」て。
「まだ、なにも準備していないんです」

わざわざ、私がきたこともすごく、喜んでくれた。
明日だったら、おやすみだったそうだ。
彼女なら、きっと可愛い赤ちゃんが生まれて
可愛いママになることだろう。

できたら、そのうち、美容師さんに復帰してほしいな!
とは、思っているが、まずは、無事に出産して
ママになることが先決だ。

美容院の待ち時間に
亡くなったおばさんのお参りにいって
ぼろぼろ、泣いたので
化粧が、禿げ禿げだったが、
「最後がおめでたい話で終って、よかったよ~。」
と、私は、笑った。



プレゼント

2008年11月12日 | Weblog
大阪で高校時代の同窓会があり
帰阪していた。

今回も、私は、人知れぬプレゼントを
たくさん、用意した。

まず、手のお手入れを始めた。
握手したとき、やわらかい手でいたいから。

もともと、「この手は家事をしていないでしょう!」と
いわれるくらい、手が荒れるのが嫌いだから、
クリームをまめにぬるが、夜も手袋をした。
主婦だから、まともに用事をしたら、あっという間に
荒れるのは、当たり前だ。

何人かと握手した。
わかってもらえたかな?
「わからない」という直メールがきて
がっくり・・。

香りは、ハグして、わかるもの。
昨年、ライブハウスで、友人たちと
盛り上がり、ハグハグしたら
「Poncoっていい匂いがする~」っていってもらって
なんか、うれしかった。女性ですよ。
ああ、わかってもらえたな。
いい匂いは、相手を幸せな顔にしていた。

そんな、わかりにくいプレゼントのほかに
ちゃんと目にみえる贈り物もあった。

月曜日、私は、阪急にいき、
上の階から、お香、ベビースタイ(よだれかけ)ロールケーキと
順番に、走って買った。

お香は、先月亡くなったおばさんのお参りにいきたかった。
仏壇用は、自分がきらいなので
京都のお香やさんのこぶりなもの。

次にベビー用品売り場にいくと
うきうきしてきた。
あかちゃんのものはみているだけでいい。
スタイがいいと決めていたが、
ちょっと時間がかかった。
だって、みていて楽しいから。

そして、デパ地下にいき、
珍しい素材のロールケーキを見つけたので
それを買った。

お香はともかく、スタイもケーキもメッセージカードをつけた。
デパートは、用意してくれているから、便利だ。
(自分も手帳にいつも、一筆メモははいっているが)

ケーキは、病院にもっていくので
本来なら、お見舞いなのだが、
患者さんは、実は、もう、なくなっている状態。
生命維持装置なので、
心臓は動いている。
ご家族は、大変なのだ。
そこのお嬢さんは、私の幼馴染で
11月11日がお誕生日だということを
昔々からしっていた。
でも、普段、誕生日をお祝いしたことはない。

だからこそ、がんばっている彼女に
お誕生日のお祝いとして
プレゼントしたかった。

あとで、お礼のお電話をいだたいたが、
「お誕生日をしっていてくれたなんて・・。」って。
「知っていますよ。毎年、わかったいたよ~」って。

どうしてだか、人の誕生日を覚えている。


Four Days( マジソン郡の橋の原題)

2008年11月12日 | Weblog
5日間の旅からかえってきた。
昨日は、グットタイミングなことに
テレビで「マジソン郡の橋」をしていたので
1人で、集中してみた。

メリル・ストリープ演じるフランチェスカが
家族の物音や、愛想のない食卓風景に失望
するシーン・・・。

私も、画面の前で、
「しっ!」と家族にいったが、
うちの家族も私がみているものに
まったく、興味を示さず、
いろんな物音をたてていた。
テレビの画面のうちと外で、
二人の「フランチェスカ」は、失望して
やりきれない思いで顔をしかめていたのである。


「これをみたほうがいいよ!
このお母さん、いやになっちゃって、
恋にはしるんだよ!
家族に嫌気がしているんだよ!」と
私は、一応、少し声をだしたりしそうになったが
どうも、みてくれそうにないので
邪魔されないことを優先して黙ってしまった。

さてさて、私の好きなシーン。
橋で、やさしい紳士のロバートが
野の花をつみ
「女性への感謝は、花束にきまっているだろ」と
渡す。
すると、フランチェスカは、「それ毒草よ」という。
びっくりして、がっくりと、花をおとす彼。
彼をからかったことに満足して初めて笑う。
そのときから、彼女は、笑い出し、
どんどん、綺麗になっていくのだ。

男をからかって、ひっかかってくれて、
その様子が、おかしくて愛おしくて・・・・。

だいたい、からかうことが大好きな私としては
たまらないシーンである。
こういう男の人は、なんて、可愛いのだろう!

この映画は、1995年作だ。
当時、やはり、私は青かった。
今みたら、もっといろんな観方があり、
ヒロインに共感できることが
多くて・・・。
最後は、涙涙・・・・・・?
ずいぶん、熟してきたかな?

どうして、ああいうドレスなのか?
どうして、駆け落ちしないのか?
どうして、恋に落ちてしまったのか?

いろんなことが、わが身のように
思えて、
ヒロインの気持ちに感情移入していった。

もう、ヒロインの年齢を越えてしまったかもしれない。

それで、残った最大の謎。

たった4日間で、生涯の恋ができるだろうか?
ということ。

ちょうど4・5日、主婦ではなく、すごしてきたところだった。

う~ん・・。どうかな?

残念ながら、そこまで恋におちる機会は
普通はないだろう。
家庭まで捨てることは
考えられない。

私の現実は、そんなものである。
しかし、彼女の切ない気持ちと涙。
切ない気持ちはつらいけれども
なくなると女として情けない。

切ない気持ち。
涙。
走り出してしまうこと。

こういう気持ち、もっていたいな・・・と思う。
つらいけれども。