ひねもす日報

このブログももうすぐ開設20年とは

おいしいもの

2012年03月28日 | Weblog
 ここ半月。いや、それ以上?とにかく毎朝セガレが「今日、保育園、行く?」と尋ねてくる。今は週に四日コースだが、春からは普通の年中のように週に5日通うことになる。余り尋ねてくるので、「今日は行って明日は休み。だから頑張ろう」「お父さんもお母さんも仕事行きたくないよ。けど行かないかんから、君も行こうね」なんて言って通わせていた。「行く」と答えると「いやだ」と毎朝必ず答えた。「何で?」と聞いても答えなかったり、「おうちがいい」と答えるだけだった。

 そういうのが続いた昨日の朝。やっと正式な答えを教えてくれた。「●君が押すからいやなの」。「×君が意地悪する」。後者の×君はセガレよりひとつ年下クラス。なので、「君もひとつ年下クラスの時は、人のことよく叩きよったの見たことあるよ。ひとつ年下クラスは、見かけは君と同じやけれど、心はまだ赤ちゃんと幼児の狭間なんよ(2歳児の頃は言いよることが通じんけん、やったらいかんこと等理解してくれんやった)。君も当時人をパチパチ叩きよったなら、その子も君のせいで園へ行くのが嫌だったかも知れない。だから年下の子のことは我慢しぃね。あんたもしてきたことやから」と言った。が、問題は同じクラスの●君だ。セガレにインタビューしたところ、公園で散歩中などに押してくるとのこと。「押す」という言葉のニュアンスをよく理解しないまま、園へ出発。園へ引き渡しの時に先生に、荒立てんごと、モンスターペアレンツにならんごと、注意を払いつつひとこと伝える。「もうすぐ卒園間近なので恐縮なのですが…かくかくしかじか。散歩時にはちょっと目を掛けてやって下さいますか」。すると「セガレ君は嫌なこと等をことばで伝えられるのですが、●君は…」と濁った表情と答え。何か思い当たるのだろうと思うも、あえて尋ねずにわたしも仕事へ出発。

 職場で「そぉーんなのほっときゃEんだYO!」という答えを期待して、シングルファーザー38歳4年生くらいの男児2人の父にこの件に関するアドバイスを乞うてみた(人は時に欲している答えを求めて人を選んで相談するのですね)。「ちゃんと受け止めてあげて」と神妙な表情とコメント。え!何、これ。このあんちゃんのノリ的に、この返答はなかったんやけど??「うちも息子いるでしょ。あいつら、幼稚園の頃のこととかよく覚えてて、今もトラウマになっていることあるみたいなんだ。だからちゃんと受けてあげて。今受け止めないと、親に言っても無理なんだってインプットしちゃうし。流さないで」。とだいぶマトモなアドバイスを頂戴する…。アシッドで陽気キャラの彼がこう言うならそうだろうと思う…。

 セガレを迎えに言って言われた最初のひとことが「●君今日はいなかった!」と嬉しそう…。あんた今までそげん嫌やったとね?こらいかん。てなわけで、帰宅後園バッグを置くやすぐに寝室の畳の部屋へ直行!セガレが倒れても痛くないようにマットを敷く。そしてセガレと向かい合う。「母に●君がするごと、ぶつかってきなさい!!!」。避け方を教えるしかないと思った…。ドン!「何ね、こんなに軽いと?」「違う、あっちからはしってくる」。走って身体ごとぶつかってくるのか。で、セガレは尻もちをつき時に泣くのだそうだ。「じゃあ、そげんして着なさい!」。「●君をよーく見て!当たるなって時に、右足か左足を後ろへ一歩下げると(=半身で避ける)!」。わたしがセガレにぶつかって行き避けさせる練習をする。「セガレのおへそと●君のおへそが向き合っとったらぶつかると。やけん、おへそをどかすとよ。したら当たらんけん(=正中線をずらす)」。
「あとはお相撲さんの手をして。あっちがぶつかってきた所を肩の部分狙って押し返すと(=出会いを取る)」。
「そんであっちが倒れたら、チン○でも蹴りあげとけ!蹴るのと踏むのどっちがいいね?「踏むの」「じゃ、ふんづけとけ!今まで半月されとっちゃけん、いいよ!ただ、そげんしたら先生が、セガレ君、何でそんなことするのって聞いてくるから」「…、じゃあしない…」とうつむくセガレを今度は自由帳とえんぴつですよ。「せんせい、きいて。いつも○くんがぼくをおすからいやだったんです」と書いて、「こげん言えば大丈夫やけん」とレクチャー。アフターフォローも忘れずに(笑)。

 「母ちゃんも父さんも、セガレがそげんされるのいやよ。けど、ずっとあんたの隣におって、攻撃をブロックしてあげられんでしょう。だから、自分で身を守る方法しか教えてやれんとよ。」「今の園を転園して●君に会わんくなったらそれでいいって問題じゃないよ。こんな奴、一生どこかにおると。やから、自分で自分の身を護る方法を、習得していかな。空手でも合気道でも何でもいいから。自分で見て決めなさい」。「護身ができんやったら、一生押される人生よ」と強く言ってしまうだめ母…。お稽古ごとは、自分の意思なくしては上達も継続もないことはわたしも経験済み。セガレが護身を必要認識してくれる出来ごとがあればいいんやけれど…。

 そういうことを経てショッピングモールへセガレの新しい園へ必要なものを買いだしに。防空頭巾や白い靴下など買う。頭巾はピンクを選ぶ。「おとこのこなのに、ピンクの頭巾ーって言われるかもよ?」とひとこと言ったが本人が気にせんごたぁからそれを買う。新しい靴の色は薄いオレンジ。ぼろぼろになるまで履いた無印の白いスニーカー。同無印で履き替えるととても嬉しそう。鏡の前で見ている。たいめいけんが出店していたのでそこでご飯食べる。ぅわー、ウマーい。モール内のオープンスペースの食事処は苦手やけれど、20時過ぎとったし平日やしで比較的普通に食べられた。
 わたしは前の日に送っておいた大手M銀行への苦情が届いたようで、苦情を申し立てた支店の副支店長から謝罪の電話をもろた所やった。偉いやつが謝罪するんじゃなしに、わたしに嫌な応対をしたあいつに話をさせろ!!と思うんやけれど、どうですか?「今後指導を致します」とおっしゃるので、「お電話をしている副支店長さんは良い人そうです。あぁいう方を指導するのはたいへんでしょうが、頑張って下さい」としか言えんやったよー。あいつ指導しても絶対聞かんばい。色々疲れた気持ちに美味しいご飯って効くことあるなーと食べ終えた。

 帰宅したら22時台のJ-waveにイシイちゃんことKENISHII氏が☆「僕が最初に影響を受けたデトロイトテクノです」の紹介で、わたしが高校時代におどりよったような音楽が流れ出す。やっぱ好きー!と思いよったら何とセガレが笑顔で踊り始めた!楽しそう。さすが我が子(笑)!渚とかないとかな。あったら連れて行きたいかも(単純)。
コメント (2)
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