夫婦の仲がこじれても、再構築を選んだ時、それはお互いの歩み寄りありきとなります。
そして信頼関係。
相手への思いやり等々。
私たち…どれもないやん。
再構築とか無理でしょ。
不倫からの別居で、同居を再開する条件を出したにも関わらず、一つも守られる事なく、元夫の実家を追い出された元夫。
そんな状況でいきなり再び同居生活が始まると、、、
いよいよストレスが溜まりまくります。
5月の連休は彼女と過ごし、
長男の小学校の運動会にも顔を出さなかった。
なのに沖縄にはのこのこついて来て、
沖縄土産持参で彼女とのアパートに向かう元夫。
家賃を払えなくなり、どうしようもなくなってドロップアウト。
子ども達のお年玉も児童手当も子ども名義で貯めていた貯金を綺麗に使い果たし、、、
信頼を取り戻す為の条件すら守るつもりもない…
それでも夫婦続けなければいけませんか?
なぜにやりたい放題、裏切り放題した2人は何のペナルティもなく、元の生活に戻れるのか。
何もしていない私は、離婚したいという思いすら叶えられず、今日も日が上り、日が沈む、、あと何年、あと何日と心のカレンダーに✖️をつけていく日々。
何のペナルティも無いなんて。
不倫は心の殺人と呼ぶことがあります。
想像力の欠如。
自分が同じ目に遭わないと理解出来ないのでしょう。
だから
同じ目に合わせてやりたい。
でも自分が同じ事をすれば相手を責める事が出来なくなる以前に、人として落ちぶれるだけ。
毎日がしんどくてしんどくて、何とか仕返ししてやりたい、そんな負の気持ちを持ち続ける自分にもほとほと嫌気がさしていました。
こんなはずじゃなかったのに。。。
そんな中でも3人の子供たちの存在と成長が唯一の救いで、ちょうど長男が野球をやりたいと言い出した頃でした。
たまたま近所に少年野球チームの監督さんがいらっしゃって、長男と歳が近い監督のお子さんもメンバーだった事から、一緒に野球やろう!と声をかけてもらっていました。
体験入部を経て、グッズやユニフォームも購入し、さぁ行こう!!と車に乗るまでは順調なのですが、グランドに着くと嫌だ嫌だとテコでも動きません。
やりたいんでしょ?
皆待ってるよ?
ほら!もう始まるよ?
どう促しても一向に車から出ようとしないのです。
まだ小学2年生。早生まれで身体も小さいし、無理させたくは無いし、、、
とりあえず午前中だけお願いします、という"慣らし"野球から始めました。
そんな時に、元夫が帰ってきたのです。
久しぶりに父親らしい事をしたかったのか、長男の野球の日にグランドまで俺が連れて行くと張り切っています。。。
元夫も少年野球経験者で、大人になってからも地元のソフトボールチームに所属していたので、野球はそこそこ出来るレベルだと自負していた元夫は、自分もプレイできそうな格好でいそいそと車に乗り込みます。
グランドに着くと、案の定長男、車の中に籠城。
根気よく話せば自分から車を降りてグランドに行くから…と言おうとした瞬間、
「お前が行きたいって言ったんやろーが!やりたいって言ったんやろーがって!!」
自分の思い描いていた野球少年像と似ても似つかない長男の様子にいきなり激昂し、長男を車から引きずり下ろして
「はよ行けや!」と放り出しました。
「もう!やめてよ!」
皆の前で私と元夫との言い合いです。
奇しくもその日は近くの陸上競技場でリーグ内のチーム対抗運動会が開催される日でした。
グランドに一旦集まって皆で便乗して行くため、長男待ちの状態にて、遠くから皆の視線を感じます。
皆に迷惑をかける我が息子が腹立たしく映るのか、モラ夫はどんどんヒートアップしていき、結局皆には先に行ってもらい、私たちは後から追いかける形で会場へ向かいました。
やっと自分から行けるようになったのに。
今まで帰ってこなかったくせに掻き乱さないでよ!
車の中でも言い合いが絶えないまま会場に着くと、ドアを開けた瞬間、長男が一目散に逃げ出したのです。
「えっ!!待って!待ちなさいー!!」
と、叫んではみたものの、下の2人をおいて追いかける事もできず、元夫にはまかせられず…
とりあえずチームのテントに向かい、事情を説明して、、
「すみません、長男逃げ出して行方不明なので探してきます。下2人見てもらえますか?」とチームの保護者の方に託して元夫と手分けして探します。
陸上競技場の近くには大きな川が流れていて、その支流があちこちに。。。
土地勘のない場所で2年生の男の子が1人で彷徨っている。。。
要らぬ不安がよぎります。
元夫への恨みも募ります。
だから帰って来ないでって言ったのに。。。
手の空いている保護者の方も動員し、ちょっとした騒動になりつつありました。
そこへ、遠くに6年生におんぶされて歩いてきている長男をとらえました。
「もう!! どこ行ってたのよ!」
急いで駆け寄ると、
「サッカー場の方を歩いてたら同じユニフォームの子が泣いて歩いてたから一緒に帰ってきました」
とても芯のあるしっかりした6年生のお兄ちゃんは、怒らないであげてくださいと言わんばかりに説明してくれました。
「怪我したの?」
長男の顔を覗き込む私。
「怪我は無さそうです」
「もう!自分で歩きなさいよ。
お兄ちゃん、見つけてくれてありがとう!」
何度もお礼を言って、長男を抱きしめて、ごめんねごめんねと謝る私。
きっとお父さんとお母さんの不仲をダイレクトに受け止めなきゃいけなくて、逃げ出したくなったんだろうな、と。
ちゃんと子どもの目にも仲良い夫婦にならなきゃな、と反省し、その日は家族でチームの応援をして楽しみました。
その日以来、長男の車内籠城もなくなり、元夫は野球がそこそこできる保護者としてチームのコーチに駆り出されるようになりました。
私としては、土日に家にいられるのもストレス。でもどこに行ってるのか?と詮索するのもストレス。ならばグランドで汗を流してもらっている方がまだマシ。
そんな風に少しずつ時間は過ぎていきました。
しかし、私の心は晴れないまま。
どうやら心のカゼをひいてしまったようです。
続く。。。
当時はうつ病というイメージから与える印象を考慮して、ようやく"〇〇メンタルクリニッ"や、"◯◯心療内科"という医院が増えてきて、誰でも風邪をひくように、心のカゼも誰にでも起こりうる事ですよ、そんなフレーズをよく耳にするようになっていました。
見出し画像はスタバの桜シリーズ。
もう春ですね
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