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二人は中学校の先輩後輩、私が1つ上で後輩の彼が私が部長やってる図書部に入ってきた、背の高い人懐っこい良い少年 私は相撲部をやり、写真部でもあった。その彼が図書部に入って間も無くして、友人見たいになっていく
その後輩は私に何時も熱心に自分は将来政治家になると、度々私に熱く語る
後輩は又青少年ボーイスカウトに入っていた
中学生から目的に向かって走り出したのだ
多分、彼は小学の頃から政治家を目指していたと、思えた
私が高校に入ると彼も遅れて私と同じ高校へ入学してきる、私が部長やってる図書部に
お願いします、図書部に入らせくださいと、と言ってやって来た。
夏休みに彼に、空気銃で山に鳥打に行こうと、誘われた。私は銃に興味を持ったのか
山行きが興味があったのかは、今だにわからない、心の何処かに悪いことではと思いつつ、
彼と二人で鉄砲撃ちに山へ行く。
二人とも初めてで当然小鳥は打ち落とすことなく、帰途につく
すると、お巡りさんが自転車で、おい、そこの二人丁度まてと言って追いかけてきた
ああやっぱり、ダメだったのだなと変な確信をした
2人交番へ連れて行かれた。その後輩曰く、先輩には関係ないから、帰って下さいという
私は名前住所、通学してる高校名を書いて交番をでた。
多分後輩は自分の空気中だから、先輩に迷惑かけないように気を使ってくれたのだろうと
思いながら、交番を後にした。外で待つべきだったと後悔か味悪く残った。
学校へ連絡があり、なにか処分があるだろうと、その時をドキドキしながら待ったが
何事もなく時間は、時は過ぎ去っていった。高校にいるときも、その後も彼とは
その空気銃の話は一度もしてはいないお互いに。ひよっとしたら彼はもう政治の
社会に足を入れていて、政治的に解決してもらったのかもしれない。真意は永久に分からないまま我が心の中に有り
大学に入り東京にでた私にはその後の彼の行動はわからなかった。
大学卒業して、東京に就職していた私
社会人になって4年目の時、その会社を突如やめて里へかえった。
帰って1か月位経ったとき、歩いていると山田先輩と追っかけてくる男がいた。
空気銃事件の時の彼であった、よー久しぶりーと挨拶を交わし、その後輩が事務所に遊びに来ませんかと
誘われたので、彼の後についていった。
彼は政治家の道を歩き始めていた、今ナニシテルと聞くと市長の秘書してますと。
ああ、やはりと彼は壮大な政界への道を歩き始めている。
ところで先輩は今何してんですかと問われ、無職と言うと
後輩曰く、長崎何処へ勤めたいですか、どこでも好きなところお世話しますよと真面目顔でいわれてしまった。
まだ、何も考えてないと言うと、考えまとまったら言ってください、何時でもお世話しますからと
暫くして、選挙があり、彼は県議に当選、その後も会うと先輩どうしてますかと話しかけてくる
県議を2期務めると、その後輩は市長選に打って出た
後輩曰く先輩私に任せてください、市政を変えてみせますからと大見得をきった
市長1,2期続けて市政は何も変わってはいなかった、なんとなく悪い評判がで出し始めた
3期目の市長選、彼は弾丸の凶器に倒され死亡。あと4,5日で投票日と言うときである
後輩の死後、中学時代の恩師の家に久しく行ってなかったので挨拶へいくと
話の中で銃弾で心半ばで死んだ市長も拳銃で撃った人間も私の教え子だったんだと恩師は嘆き大きな息をした。
私は今、日本難病で体が思うように動かない。
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