過日・・・YellowScanの実証試験を行った。
現在巷で酷評されているMatrice600だが・・・実際にはすこぶる快調に飛行を続けた。
何かと噂になっている不具合の兆候など・・・少なくても現段階では微塵も無い。
それらの噂が・・・数年前のS-800発売当初の状況に似ている事を思い出した。
その時も、機体の不具合が大きな問題となっていたが、しかし弊社では、製品版の前に
試験的に販売されたモニター機を2台運用して、何のトラブルも無く現在でも運用している。
そんな訳で使い手の問題が多分にあると思われるが、何はともあれMatrice600に搭載した
YellowScanの実証試験も順調に進捗し、無事全てのテストを終了する事が出来た。
しかし・・・機材の取り扱いや取得したクラウドデータの解析等には、
より多くの知識が必要で、機材を購入したからと言って、直ぐに運用
できるものでもなさそうだ。
このことはUAVでも同様で、Matrice600の様な大型の機体を運用する際には、
多くの知識と卓越した操縦技量が必要であると考えるし、小型の機体とは全く別の
次元と考えるので、その導入や運用には細心の注意が必要である。
恐らく巷で噂になっているMatrice600のトラブルの原因も・・・その辺にあるのではなかろうか?
また、特にレーザー計測を開始する際には、高速で機体を旋回させないとならない訳で、
GPSに頼ってホバーリングしている様ではどうにもならない現実も、今回の実証試験
で判明した。
ここはヤハリ、餅は餅屋・・・各専門分野のエキスパートがチームを組んで、それぞれの
職域の於いて最高のパフォーマンスを発揮する事で、最高の結果を得る事が可能となるのでは
なかろうかと考える。