とうとのひとり言:TKN心理サロンブログ

カウンセラーを目指す方々や
悩みを抱えた方々に「悩みのカラクリの謎解き」です。

【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:あれかこれか】

2023-03-27 09:00:00 | 日記
あれかこれか

物事を決めるときに、「あれかこれか」と迷いませんか?「帯に短したすきに長し」どちらにも一長一短が有り、決めきれないときがありますよね。そんな決断に迫られたときに悩みますね。白黒を付けなければ前に進めません。商品を買うときには当然、決断が必要です。決めなければ買うことが出来ませんから、ありかこれかの決断が必要です。欲しいものが手に入りませんから。この時は、時間がある限り熟考を重ねても結論を出せば良いと思います。

あれもこれも

でも、人生は「あれかこれか」ではなく「あれもこれも」で、良いんじゃないのでしょうか?人生の選択肢は決して1つではありません。色々な選択肢があり、とても迷うことが多すぎます。選択しきれないことが多いのが人生です。それを1つの選択肢を選ばなければならないと思うから、余計に迷うのです。色々な選択肢の中から、ファジーな選択を持っても良いじゃないですか。右を選択して進んでいる内に、問題が生じて前に進めない。ならば、行き詰まった処から、左に方向を変えれば良いのでは。答えは1つと思うからこそ行き詰まるのです。両方の使い分けるのも良いのでは有りませんか。

あれとこれ

もう一つの選択肢「あれとこれ」です。あれもこれもより柔軟性を持ちます。「あれ」の良いところと悪いところ、「これ」の良いところと悪いところをミックスして、新しい答えを創り出すのです。世の中にはパーフェクトな物は存在しません。総ての物に良いところと悪いところが混在しています。自分に取って1番ベストの方法を創り出すのです。「あれとこれ」を自分に良い物をチョイスして新しい考え方、捉え方を創り出せば良いのです。自分のオリジナルな人生の生き方を創り出しましょ。「折衷主義」「Win≒Winの法則」を大いに使いましょう!この世に絶対はないのですから!









【心理カウンセラーになるために】第21回:カウンセリング・レーダー

2023-03-20 09:00:00 | 日記
聴く 

カウンセラーはクライエントの心の叫びを水も漏らさず聴き受け止めなければなりません。クライエントの一挙手一投足から、顔の表情、言葉のイントネーション、息遣い・・・等々。もちろん、クライエントとが発信する言葉もしっかりと聴き受け止めなくてはなりません。折角、クライエントが分かって欲しいと叫んでいるのですから、聴き損じは出来ません。聴けなければ、信頼関係を築くことは出来ません。常に、クライエントとの真剣勝負です。

レーダー 

カウンセラーはレーダです。常にアンテナを張りクライエントの心の叫びを受け止める事を目指します。クライエントは今悩んでいることを一杯語ってくれます。その言葉の端々に「キーワード」が隠されています。何気ない一言です。クライエントも気付いていません。でも、その一言に悩みの謎を解く鍵が隠されていることがあります。それを聴き逃せば意味がありません。その為に、レーダーを張り巡らしキーワードを補足して情報を集めます。情報が多いほど謎を解く材料に繋がります。

情報を繋ぐ 

クライエントの心の叫びの情報を一杯集めますが、断片的な情報が集まるだけです。その情報を繋いでいかないと、なぞ解きに辿り着けませ。時には、不必要な情報もあります。レーダーに映る画像を見ても識別できなければ、役に立ちませ。必要なものと今回は不必要な物とを振り分けて、必要なものを繋いでいく作業を、カウンセリング中に行います。繋ぐことによって見つかったキーワードをクライエントにフィードバックすることにより、次のキーワードを引き出す作業を、繰り返し行っています。カウンセリングレーダーは、経験から育ちます。経験の浅いカウンセラーが聞えない声を、経験を重ねたカウンセラーは聴く事が出来ます。何気ない言葉を如何に繋ぐかは、常にカウンセリングレーダーを張り巡らし、情報をキャッチするかは経験による感性が必要です。感性を磨くことが重要です。








心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:必要ととされることに依存

2023-03-13 08:00:00 | 日記
自覚のない依存症

依存症の人は自覚が無いことが問題です。買い物依存症、アルコール依存症、ギャンブル依存症、食べ物への依存症・・・等々。そして、その人達は「私は依存していません」と言い張ります。その中でも1番厄介なのが「人への依存」です。共依存です。共依存の方は自覚がありません。相手の人手助けてあげている。優しい良い人なのだと、思い込んでいます。

心優しい共依存者

人に対して親切にする事は素晴らしいことなのだ。相手の人の役に立っているのだと、自分の気持ちを置き換えています。常に、当ての気持ちを先読みして、相手が困っている事を探し求めています。そのこと自体をしてあげる事が無常の喜びです。その結果、感謝されることを望んでいます。「ありがとう。助かった。優しいいい人ね」の一言を期待しています。相手から必要とされる事を探し求めています。痒いところに手が届く位、相手のために尽くします。時には自らを犠牲にいてでも。それが相手から見たら「お節介」な事で有っても。

必要とされる事に依存

共依存者は「人に依存」しているのです。自分が必要とされる事が至福の喜びなのです。必要とされなければ生きていけないのです。所謂、愛情欠乏症です。親から必要とされる事が、自分は愛されているのだと思い込んでいます。親に好かれるように、愛されるようにする為に、親の求めているのもの探し続け、その期待に応えることが重要なのです。必要とされなければ愛されないからです。結果、相手から必要とされる事を探し求めるのです。親から貰えなかった愛情を満たすために
必要とされる事に依存続けるのです。






【心理カウンセラーになるために】第20回:カウンセリングの終結

2023-03-06 10:00:00 | 日記
カウンセリングの終結

カウンセリングは何をもって終結と言えるのか?難しいところです。
クライエントとカウンセラーの両方が納得できた時は終結で良いのですが、カウンセラーが上手くできたと思ったときは、結構まだまだ終結ができていなく失敗の時があります。また、クライエントが満足できたときはカウンセリングが上手くいったときがありますが、まだの問題点が残っているときもあります。


クライエントが望む終結

カウンセラーの中に、「クライエントが、今苦しんで悩んでいることが解決出来れば良いのではないか。それが、クライエントの望みなのだから。無理に、問題点を穿り返す必要は無い。また、苦しい思いをするのだから。」と、思う方がいます。確かに、クライエントがそれで満足というのならば構いません。
確かに、一理は有ると思いますが、今苦しんでいる悩みを解決することは大切ですが、その悩みを作りだした根本的な原因は、取り残されたままになります。一旦、落着いても悩みの原因が有る限り、再び形を変えて悩みの花が咲き続けます。これでは、未来に幸せはありません。再び、悩み苦しむのですから。
その為には、根本的な原因をクリアしないと意味がありません。
悩みの花を取り除くだけではなく、悩みの花を咲かす根っこを取り除かない限り、悩みは繰り返すのです。

サラリーマンと経営者

サラリーマン(雇われている人)と経営者の違いに似ているところがあります。
サラリーマンは与えられた仕事で結果を出します。その結果、報酬を貰います。ある意味で、結果が総てです。相手が望んでいる事に対して最良の結果を出せば、相手は喜んでいます。後のことは、問題ではありません。もし、失敗しても責任はありません。会社=経営者が責任を取ることになります。
経営者は、相手から望まれたことに対して、最良の結果を提供しますが、その後も仕事が継続できるように、道筋を付けます。未来に繋がるように。今の結果にだけ満足せずに、より良い結果が導かれます。もし、失敗したときは全責任を取ります。
どこか、クライエントの望みのカウンセリングをするカウンセラーと、クライエントが今、気付かなくても先の幸せな世界に歩み出せるようにカウンセリングを行うカウンセラーと、似ていませんか?








心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:恋愛の謎解き①相手好みのマスクを被る

2023-03-01 11:22:38 | 日記


悪い恋


恋人に好かれたい、愛されたい、嫌われたくないとの思いはことのほか強くなります。その為に恋人に好かれるように、愛されるように、嫌われないように恋人に合せていませんか?

自分の思いを抑えて!

こんな事をしている限り、幸せな恋は出来ません。

破局に向かうだけです。

幸せなになれない恋愛を続けるだけです。



相手好みのマスクを被る


恋愛に於いて、マスクを被っていませんか?

私達は日常生活の中で、人と関わりながら生きています。それにより自分の存在感、心の安定を図ります。決してひとりでは生きていけません。

その為、知人関係に於いて私達は「マスク」を被ります。そして、その役割を果たします。仕事場でのマスク、友達とのマスク、学校でのマスク、家族の前のマスク、恋人の用のマスク・・・等々。マスクを被り分けています。

但し、自分という者をしっかり持った上での「オーバーマスク」としてならば問題がありません。心理学では「自己一致が出来ている」「アイデンティティを持っている」と言います。

でも、持っていない人が「オーバーマスク」を被ると、「これが私」と思い込んで対人関係を行ないます。外面だけで中身が無い状態です。

この代表例が「恋愛」なのです。


恋愛は人生の縮図


恋愛は人生を書き換える、大きなターニングポイントです。

初めにも書いたように、恋人に好かれたい、愛されたい、嫌われたくないとの思いはことのほか強くなります。その為に恋人に好かれるように、愛されるように、嫌われない為に、恋人好みの自分になれば良いのです。

その為にする事が、恋人を丸々コピーするのです。ただ、恋人からすれば自分のOKの部分をコピーされる事は問題ありません。お互い幸せになります。

でも、丸コピーしていますから恋人にとって嫌な認めたくない処もコピーします。特に恋人のとっては「弱点」ですから、攻められたくない一心で強い振りをしています。結果、歪みが出てきて、やがて破局に向かいます。


同じ恋を繰り返す


破局をしたのだから、この「マスク」を脱げばいいのですが、脱げば自分が分からなくなるので、今度はこの「マスク」に合った恋人を探します。

今度こそ、幸せになる恋人を選んだのに、また同じような人を好きになってしまうのはこのためです。

このタイプの人は、ノーマルな人には興味が湧かないのです。強引であったり、影があったり、お世話をしたくなるような人でないと、興味が湧かないのです。わざわざ不幸になる恋人を選んでいます。

この幸せにならない恋をする人の心の奥底には「ファザコン」「マザコン」が隠されています。