とうとのひとり言:TKN心理サロンブログ

カウンセラーを目指す方々や
悩みを抱えた方々に「悩みのカラクリの謎解き」です。

【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:ダブルバインド】

2023-11-27 12:00:00 | 日記
ダブルバインド


心理学用語で「ダブルバインド」があります。別名:二重メッセージと言います。コミュニケーションの中で二重にメッセージが発せられます。本音と建て前。表の声と裏の声。今、喋っている言葉と心の叫びが同時に出てきます。本心は裏の声に隠されています。表の声に従えば「気の付かんやつだなぁ!」と言われ、気持ちを汲んで裏の声に従えば「気の使いすぎだ!」と言われます。どっちが本当なのだと、メッセージを受けた方は困惑し苦しみます。やがて、ダブルバインドを発した者に支配されます。支配された方は「神経症」になり、相手の顔色ばかりを伺います。



顔色を見る


私は、小さい頃から「相手の顔色」を見る癖が、しっかり付いています。常に「いい子」で居なければ成らなかったからです。絶対に悪い子ではいけないのです。家の中でも、学校でも、近所でも、どこでも!特に母親に対しては、「大好きな母親には嫌われないように!」がありました。母親は、昔から身体が弱く常に構われる存在でした。母親の機嫌を損なう事は悪い事でした。身体が弱いせいもあって、ヒステリックを起こせば寝込んでしまう癖がありました。神経症です。母親が寝込んでしまうという事は、子供の私にとってはとても淋しいことです。構ってもらえません。そのお陰で、母親が嫌な気分になりヒステリックを起こし、寝込まないように母親の「顔色」見る癖がつきました。

役立っています
陰で「相手の顔色を見て、相手が機嫌よくなるようにする。」とてもうまくなりました。自然に反応するようになっていました。そうすることが自分の安定になるからです。「自分さえ我慢すれば、相手は優しい。それが幸せだ!」と思い込んでいました。それが生きていく術だったのです。この癖から解放されるために、苦労をしました。しかしながら、今は「人の顔色を見る」力が、カウンセリングに役立っています。カウンセリングの中でクライエントが気付くように「キーワード」を投げかけます。その時にクライエントが無意識に反応する表情の反応を察知し、読み解くことが出来るようになりました。クライエントは無意識の中で信号を出してくれます。皮肉にも子供の頃に身につけた、「顔色を見る」癖が役に立っています。







【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:鏡の中のマリオネット】

2023-11-20 12:00:00 | 日記
ペルソナ

私達は日常生活の中で「マスク」を被り続けています。他人から嫌われないように、傷つけられないように、ハブられないように、そして好かれるように、相手が喜ぶマスクを被り対人関係を維持してます。このマスクを脱ぐには勇気が要ります。だって、マスクを脱げば自分が誰なのか分からなくなるからです。また、マスクのを脱いだ顔は弱虫の私が居るからです。本当の私は泣き虫で、意気地無しで、見栄っ張りで、妬み、僻み、恨み・・・等々を持った嫌な、認めたくない顔があるからです。但し、これも他者評価により作られた私です。



『鏡の中のマリオネット』

やぁ!おはよう。鏡の中の私。いつものように、微笑んで優しそうだね。みんなからも、いい人と言われているネ。悲しい顔、苦しい顔、怒った顔なんか見た事がない、本当にいい人だね。でも辛くないかい!いつも、相手の気持ちを読んで、気分好くなるように、自分の気持ちを出さなくて、どんな無理を言われても、傷つけられても、悲しい思いをしても絶対に顔に出さない傷つきたくないから! 傷つきたくないから! 傷つきたくないから! 傷つきたくないから!鏡の中の姿は、私かい!他人の鏡に移っている姿を、私と思い込み信じていないかい。まるで、マリオネットじゃないか可笑しいじゃないか。馬鹿じゃないかい。他人の鏡に振り回させられて、その鏡は誰の鏡だい。それは「親の鏡」じゃないかい。親の思いを「鵜呑み」にして親の鏡に映っている姿を、私と思っていないかい。鏡を壊してしまえよ、壊さない限り、自分の鏡を見つけることは出来ないよ。「自分の鏡を見よう」 鏡の中の私が泣いていたら、優しく包んであげよう。鏡の中の私が怒っていたら、一緒に怒ってみよう。鏡の中の私が淋しがっていたら、そっと傍にいてあげよう。鏡の中の私が喜んでいたら、一緒になって喜ぼう。鏡に映っている姿が、私だから、今ここにいる私だから!

マスクを脱ごう

他者評価のマスクを何時まで被り続けますか?ペルソナのマスクを被っている限り、他人には嫌われない、傷つけられないかもしれませんが「私」はありません。心の中では脱ぎたい私と、怖がっている私が居ます。勇気を持ってマスクを外しましょう。マスクの下の私をしっかりと受け止めましょう。まるまるの私を受け止めましょう!『お前はいったい誰だい。バカじゃないかい。親の鏡に写っているマリオネットじゃないか。鏡に写っている本当の私は震えているじゃないか?しっかり抱きしめてやろうじゃないか。







【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:苦しみの先の幸せ・カウンセリング】

2023-11-13 12:00:00 | 日記
辛く苦しむ

カウンセリングには、苦しみが付きまとうものです。その苦しみの先に幸せがあり、自分らしい人生を歩むことが出来ます。この苦しみ無しでは何も変わることが無いのです。カウンセリングを受ける人は暗闇の中に居ます。何処に行けば出口があるのか?出口を見つけ為に右往左往して、時にはのたうち回りながら、一歩一歩進んできます。でもその先に出口があり、光があり、幸せがあり、自分らしい人生が待ち受けています。逃げ出さない限り!



時間の掛かるカウンセリング

カウンセリングに来る人は、苦しみから悩みから解放されるために来られます。楽になるために、幸せになるためにカウンセリングを受けるのに、その経過で苦しい思いを知ることが多々あります。悩みの原因は心の中に閉じ込めた心の傷が叫びます。その叫びを聴き受け止めないかぎり、こころの傷は癒やせません。でも、こころの傷を再度、見るのは誰もが嫌です。苦しいことは思い出したくないのです。でも、カウンセリングは思い出したくない出来事を、思い出しても貰います。心の中の抵抗があり葛藤が生じます。故に、カウンセリングは時間が掛かるのです。誰も好きこのんで辛いことを思い出したくありません。自由になりたい心と、辛い思いをしたくない心が、ぶつかり合い逃げ出したくなるときでもあります。中には、心の対峙を恐れカウンセリングを終らせる人もいます。

踏み出す勇気

カウンセラー養成講座は、講座を通して、悩みのカラクリ、謎解き、カウンセリングの方法を学ぶと同時に、自分自身のセルフカウンセリングを行ないます。「自分の事を知らずしてクライエントの心の叫びが分かるか」という大きなテーマがあります。結果、講座中に自分自身との心の対峙が始まります。自分自身の心の叫びを聴き受け止める作業は、辛く苦しいものですが、その先には幸せがあり、自分らしい人生があります。でも中には、心の叫びを聴き受け止める事が怖くなり、逃げ出す方も居ます。途中で逃げ出してしまえば、元の木阿弥です。一歩踏み出す勇気が必要です。自分らしい人生を歩み幸せになるために!苦しみの先にある幸せを信じて!









【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:正直者は嘘つき】

2023-11-06 11:59:00 | 日記
正直≒嘘つき

あなたは、正直者ですか?「はい」と、答えた人は、嘘つき者かも知れませよ!私達は「正直を良し」として伝えてきたのに、実生活ではそれが必ずしも、正しいとは言えない事が多々あります。  私たちは、本当に自分に対して、正直に生きていますか?私たちは、「嘘」ついて生きています。正直に生きれば、トラブルを起します。自分が思ったことを正直に言って行動すれば、問題が発生します。「嘘」を言わなければ、対人関係は問題を起すのです。うまく「本音」と「建て前」を使い分けなければなりません。時には「忖度」も必要です。


正直だけではトラブル

例えば、会社の中で好きな女性が出来た。毎日、その人の事を思い出すだけで幸せだけど、思いが募り、彼女の事をもっと知りたくて付きまとうようになってしまった。処が、彼女はその彼に興味はなく迷惑であり、恐怖を感じるので「私に関わらないで」と拒絶をした。処が彼は断れたことにより逆上して、ストーカー状態に成り、大きなトラブルになった。双方とも、自分の気持ちに正直に行動しました。(あくまでも、彼女の行動は正しいのですよ)自分に気持に正直、思うように、欲望どうりに行動すればトラブルが発生します。

正直者は嘘つき

「お金が欲しい。だから人からお金を取った。」では困ります。当然、お金が欲しくとも、自分の正直な気持ちに「嘘」をつき我慢をします。「嘘」と「正直」をうまく使い分けて、人生を生きていきます。私たちは、幼い頃から親に「正直にしなさい」と言われ育てられました。正しいです。でも正直に、家庭内で見たこと、聴いた事を他人に言えば親から怒られます。「そんな事を言っちゃダメ!わがままな子だ!」等と言われ「嘘をつく」事を求められます。私たちは、幼い頃から「嘘をつく」ように育てらています。「正直者」は嘘つきです。人から「正直な人。良い人。」と思われるように「自分に嘘」をついて生きています。正直者」でも無く「嘘つき」でも無く「自己欺瞞」でも無く「嘘と誠」をうまく使い分けて、生きていきませんか?何か矛盾を感じますね?人間は「ややこしや?ややこしや?」です。