とうとのひとり言:TKN心理サロンブログ

カウンセラーを目指す方々や
悩みを抱えた方々に「悩みのカラクリの謎解き」です。

【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:こころの居場所】

2024-03-28 10:38:41 | 日記
こころの居場所

私達は日常生活の場で常にマスクを被っています。その場その場で必要なマスクをTPOに合せ被り分けています。職場でのマスク、学校でのマスク、対人関係においてのマスク、家族、友達、恋人・・・等々。これは人生を生きていくために必要なマスクです。大いにマスクを被ってのや役割をやれば良いのです。役者と同じです。ステージに上がればその役になりきり演じれば良いのです。但し、ステージの幕が下りればマスクを脱ぎ、自分自身に戻れば良いのです。そこは、素の私です。そこでは相手に合わす必要はありません。役割は終ったのですから。マスクを脱いで素のままの私で居る事が出来る場所が「こころの居場所です」でも実生活の中ではマスクを脱ぐ場所が見つからないのが現状です。カウンセリングというのは「こころの居場所」です。こころの居場所を持っていない人達が、カウンセリングの場で安心して色んな思いを吐き出して貰います。ここではマスクを被る必要はありません。その自分を出して貰える場所です。クライエント対し肯定も否定もなく、そのままの貴方をあるがまま受け止める場所です。「ここでは、何も隠す必要がないんだ。弱音を吐いてもいいんだ。怒りを出してもいいんだ。だって、それが私なんだから」と、安心できる場所がカウンセリングの場です。但し、あくまでも「仮のこころの居場所」では有ります。クライエントにとって本当の「こころの居場所」がみつかまるまでのあいだの。



内なるこころの居場所

内なるこころの居場所は家庭、家族です。ここでマスクを被る必要はありません。総てのことが受けいられる居場所です。家族の中では素の私で良いのです。気を遣う必要はありません。家族の中では嫌われる心配は要りません。傷つけられることも、見捨てられることも、ハブられることなど気にする必要はない世界です。時には喧嘩をする事もあるでしょう。傷つけられることも有るでしょう。ハブられ、ひとり孤独になることもあるでしょう。でも、家族ですから見捨てられる事はありません。やがて元の家族という状態に戻ります。あるがままの私を受け止められている安心感があるからです。

外なるこころの居場所

外なるこころの居場所は「学校」です。内なるこころの居場所:家族はこころの内面を受け止めてくれる居場所です。学校は社会性の中でのこころの居場所です。社会のコミュニティの中でチームワークを育みながら成長します。その予行練習が学校です。学校生活の中でひとつのプロジェクトをグループで力を出し合って協調性を身につけ、失敗したり、喧嘩をしたり、助け合ってコミュニティの中での自分の役割を身につけていきます。失敗経験からの成功体験。ひとりでは出来なくても、グループで力を出せば達成できる。より大きな事が成し遂げる事が出来る。仲間ができた。共に苦しみ、悲しみ、喜びを分かち合え、信頼できる仲間、友人、恋人。その中では心を許しあえる、信じ合える、弱音を吐ける、何でも相談できる、家族には言えない様なことも安心して吐き出すことが出来る場所が「外なるこころの居場所」です。







【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:苦の耐性】

2024-03-25 12:00:00 | 日記
苦の耐性

カウンセリングにおける「苦の耐性」は決して、苦しみに耐える力ではありません。逆に苦しみを乗り越えて自分らしく生きる力です。苦しみの乗り越えた先にある幸せを意味します。産みの苦しみです。夢や希望、自分らしく生きる為には必ず壁が出てきます。時には果てしなく高く、強靱な壁です。しかし、その壁を乗り越えてこそ、手に入る夢は素晴らしいのです、自信になるのです。簡単に叶えられた夢は自信になりません。この壁を乗り越える力こそ「苦の耐性」なのです。



乗り越える力:成功体験

苦の耐性を手に入れるには、成功体験が必要です。やればできるという自信です。自分らしさ、夢を手に入れる時には必ず障害が生まれます。そんなにスムーズに進めるわけがありません。あと一歩と言うところが一番苦しいのです。そこを乗り越えてこそ夢は叶います。時には壁に阻まれ挫折するときもあります。その失敗経験を活かし、後どれだけ頑張れば壁を越えれるか!ここを乗り越えて、やればできると言う成功体験が次への力になります。この時に、如何に褒めて貰える、認めて貰えるかが大きな鍵になります。承認欲求、賞賛欲求をが満たされるか!でも、今の人達は直ぐに諦める癖が付いています。失敗経験が多すぎた結果です。

悩みの苦の耐性

悩みの世界でも同じです。悩み苦しんでいる時は、「謎が解け、悩みから解放される」事を望みます。誰しもが!でも、その時に誰かに対処法の答えを貰い、悩みから解放されれば、楽になります。そして、それ以上苦しい事に関わらないようにします。根本的な原因に蓋をして。でも、やがて再び「悩み」が再発します。そして又、人に答えを求めます。繰り返し繰り返し!それよりも、たとえ苦しくても問題点に立ち向かい、自分の力で謎を解き、悩みから解き放たれたらば、「自由」になれます。自分で、勝ち取った「自由」です。自分で勝ち取った自由であるからこそ、その自由を侵すものに対し、戦います。自由を守るために!悩みから解放ざれ、自由を手に入れるための産みの苦しみ「苦の耐性」が必要です。勝ち取った「自分らしさ」を手に入れ、誇りにしませんか!






【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:破壊と再生】

2024-03-18 10:00:00 | 日記
破壊と再生

カウンセリングの中で「破壊と再生」が繰り返されます。古い自我を破壊し新しい自我を再生する作業を行ないます。古い自我に支配されている、しがみついている限り本来の自分を取り戻すことは出来ません。幼いときに刷り込まれた価値観がある限り行動パターンを変えても、また元の状態に戻ります。元の土台は強固です。永年培ってきた土台ですので少しずつ、破壊と再生を繰り返さなければなりません。家を建てるのと同じです。基礎がしっかり出来ていなければ崩れてしまいます。初めは強固に建っていますが圧力によりゆがみ歪みがおこります。歪んだところを補強、修正しても又、強い圧力が加われば、再び歪み崩壊の道を辿ります。一旦、その歪みを破壊し、新しく再生する方が、強固な家が建ちます。




破壊の恐怖

しかし、この破壊は恐怖に繋がります。問題が有りながらも一応出来上がっている自我です。又、それなりに生活全般、対人関係、家族関係が整っているのです。折角、築き上げた人生を破壊すると言うことは恐怖しかないのです。対人関係が壊れますし、人からは嫌われます。悪い子になったり、ハブられます。この見捨てられる恐怖には耐えられません。独りでいてるより、苦しくても誰かに見捨てられない方が楽だと思い込んできます。一生懸命、古い時価を守ろうと頑張ります。この古い価値観、しがらみに固守している限り本当の自分を再生することは出来ません。自分を取り戻したい人には「古い自我」は必要ないのです。破壊する事により「新しい自我」が再生されるのです。

蛻変:ぜいへん

【蛻変】毛虫がさなぎを経て蝶になる変化を言います。正に「破壊と再生」です。毛虫は本来の姿ではありません。蝶になる前の姿です。でも皆から嫌われます。誰からも愛さず、孤独で、毒の毛で身を守ります。やがて、さなぎに成り硬い殻の中で、再生の時期を待つのです。硬いさなぎの殻の中で再生を図るのです。さなぎの中では毛虫の姿はありません。さなぎの中で毛虫の姿を溶かして「毛虫」を破壊するのです。そこから、「蝶」の姿に再生をするのです。やがて、さなぎの殻が破れ、その中から華麗な蝶の姿で羽ばたいていきます。蝶になれば皆から愛されます。「破壊と再生」です。私達も、偽りの姿で生きるより、本当の姿で生きる事が大切です。









【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:弱音を吐こう】

2024-03-11 12:00:00 | 日記
弱音は吐いてイイんです

皆さん、弱音を吐きましょう!弱音は吐いて良いんです。元々、人間は弱虫なんです。弱いところがあるから人間なのです。でも、私達は「弱音を吐いてはいけない」と育っています。自分の本音に嘘を付いて、他人からの特に親からの評価を気にして!何でもパーフェクトに出来るスーパンマンはいません。皆、失敗をして、苦しんで、悩んで、壁にぶつかり、挫折しているんです。そんな辛いときこそ、弱音を吐くべきなのです。自分のこころに嘘を付いて強い振りをするから、しんどいんです。心身共にガチガチになっています。緊張を解すために弱音を吐くことが重要なのですよ。事実、弱音を吐きたいんですから、素直に吐き出してリセットすれば良いんです。


弱音は悪い子

みんな頑張っています!一生懸命!自分らしく生きるためににでも、そのためにトラブルも起きます。対人関係を傷つけ、苦しい想い、悲しい想い、寂しい想い、腹立たしい想い、いろいろ味わいます。こんな気持ちを感じたくない!んな思いから「良い人」を演じ続けます。自分らしい感情を感情を呑み込み、必死になって我慢します。「嫌われたくない病」から、グッと我慢します。自分を殺して!「いい人」で居れば、嫌われなくて済みます。期待に応えるように頑張ります。「弱音」をぐっと堪えて我慢します。「弱音」を吐けば、嫌われます。「悪い子」になります。

弱音を吐ける人は強い人


でも、イイじゃないですか!皆散々、頑張ったんですから!おおいに「弱音」を吐きましょうよ!頑張って、頑張って頑張ったんだから!人間はそんなに強いものではありません。弱い生き物です。無理をして、我慢して、自分の気持ちに「嘘」をつき続けると、 「こころ」が壊れます。壊れてからでは遅すぎます。ボキッと折れてからでは!「怖い」「淋しい」「悲しい」「辛い」「逃げたい」「情けない」「泣きたい」・・・・・一杯あります。おおいに「弱音」を吐きましょう!あなたは「スーパーマン」ではないのです。生身の身体の、生身の心の持ち主なのです。弱音を吐くのは、恥ずかしい事ではありません!悩んだ分だけ人をを成長させます。苦しんだ分だけ人を磨きます。悲しんだ分だけ人を魅力的にします。弱音を吐いた分だけ、人を大きくさせます。弱音を吐いてスッキリさして、また一歩づつ歩いて行きましょう!自分自身のペースで! 自分のリズムで! 自分らしく! 








【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:心理ゲーム・チキンレース】

2024-03-04 12:00:00 | 日記
心理ゲーム

交流分析の中で「心理ゲーム」があります。対人関係に於いて表面上、仲が良くなるためのコミュニケーションを図っていますが、本人も気が付いていない、こころの中で、コミュニケーションを壊し対人関係を破局に導くゲームです。本来、対人関係をよくする交流をするのですが、心理ゲームは交流を破壊する事が目的です。そんなことをすれば、孤独に成り、辛い思いをするのは自分自身なのに、心理ゲームを繰り返すのは、ゲームを行なっている間は相手が構ってくれるからなのです。独りでいているよりも、喧嘩していでも誰かと関わっていときたいからです。淋しく辛い心理ゲームです。心理ゲームには常に、陰の声が暗躍しています。本人は望んでは居ませんが破滅の道を選んでいます。心理ゲームを行なう根本的な問題は「愛情欠乏症」が原因です。



子供のチキンレース

心理ゲームの中で「チキンレース」をする方が居ます。ゲームは一回で済んでいると、「後味が悪い」感じで流してもらえる事が多いのですが、何回も繰り返されると、どんな温和な人でも怒りだすものです。例えるならば、子供がイタズラをして親から「ヤメナサイ!」と注意されても、子供にとっては「軽い冗談、イタズラ、遊び」にしか過ぎません。親の反応に対しても「構ってもらっている」感覚から、何回も繰り返します。結果、「ダメよ」から始まって「ヤメナサイ」軽い調子の「怒るよ」で始まり、「何回言ったらわかるの」「いい加減にしなさい」「今度したら承知しないよ」「本当に怒るよ」とどのつまり「コラ!」と怒鳴り付けられます。これも、子供が親に構って欲しいとの思いが、裏目に出てしまった結果です。

大人のチキンレース

これと同じ事を、大人になって他人関係に於いて、再現しているのです。当然、喧嘩になり、嫌われます。このゲームの「刺激」を求めて、エスカレートしながら繰り返し行なえば、当然「結末」は「拒絶」が起きます。特に「チキンレース」になると、「仕事を辞める」「グループから抜ける」「学校をやめる」「もう死ぬ」などと、究極の選択を迫ってきます。初めは、みんな心配して構ってくれますが、当然、何回も繰り返されると相手も「もう知らない!」と堪忍袋の緒が切れてしまいますこれで「The END」です「絶交」「クビ」「退学」みんなから嫌われ、行き場を失い、ひとり孤独になり去って行くしかありません。ギリギリの駆け引きをして、構ってもらおうとしてるだけです。「自分で自分の首を絞める」行為をしています。しかしながら、本人はその自覚がありませんから、「相手が私を裏切った、傷つけた!」との思いしかありません!こんな「刺激」を求めていても、何の意味もありません!「チキンレース」に気づき、止めてみませんか!