とうとのひとり言:TKN心理サロンブログ

カウンセラーを目指す方々や
悩みを抱えた方々に「悩みのカラクリの謎解き」です。

【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:過去に生きる】

2023-07-31 09:00:00 | 日記
過去に囚われている

過去の出来事に囚われていませんか?そして、苦しんでいませんか?対人関係に於いてトラブルを起こしていませんか?分かっていますが、過去に拘っています。カウンセリングをしていると、過去の出来事を色々と聴きます。苦しかったこと、哀しかったこと、悔しかったこと、怒りがわき上がってくること・・・色々あります。これって総て過去に経験したことで、今起きてる問題ではありません。もう終ってしまったことであり、取り返し修正が出来ないことです。思い出して怒っても意味がありません。なのに、過去に囚われて今苦しんでいるだけです。時には過去とは関係ない人に八つ当たりをして、対人関係を壊してしまい取り返しが出来ない状況に追い込まれている方も居ます。

自分で囚われている

何故、過去に囚われるのでしょうか?それは、過去のことに処理が出来ていないからです。カウンセリングの中では生育歴から色々な出来事を聴きます。辛い人生を思い出しながら、その時の思いを感情を吐き出しながら語って貰います。昔を思いだし泣きながら語ってくれます。でも、それは「今が哀しいのでしょうか?」違いますよね。過去の出来事を思い出して哀しみ泣いているのですよね。自らが過去に思い出に戻り哀しみに浸っているだけなのです。現実は何も問題自体起きていないのです。これは、過去の出来事から解放する事を良しとしていないだけです。苦しみの世界に自らが心の中に閉じ込めているだけなのです。

心の監獄

誰もが過去の出来事に囚われ、そこに心を閉じ込めたいわけではありません。折角、ここまで頑張って人生を送ってきたのに過去を穿り返し苦しみたくないとの思いが、自分自身を許すことが出来なくなっています。カウンセリングに於いても起きます。カウンセリングを進めていいくと、核心に近づいてきます。でも、クライエントが無意識の中で核心に近づくことは許せないのです。カウンセリングの中で思い道理にいかないことや、チョットしたことに難癖を付け噛みついてきます。そして、その出来事をカウンセラーにせいにして、攻めてきます。核心に触れられてくないがための無意識の抵抗です。時には、カウンセリング自体を潰しに掛かります。それによりクライエントは自分を守ったのです。心の叫びを「心の監獄」に閉じ込めたのです。対人関係に於いても繰り返します。苦しいのは過去の出来事です。今、何かが起きて苦しいわけではありません。過去のことは現在の人生には関係ないことです。その為にも、過去は過去の出来事!今を生きる事が大切です。







【心理カウンセラーになるために】第30回:I’m OK, I'm not OK

2023-07-24 09:00:00 | 日記
自分の弱さを認める


カウンセラーは如何に、自分の弱さを認めれるかです。弱さは欠点ではありません。ダメな部分ではないのです。自分自身がダメ出しをしている結果、ダメ出しをしているだけです。誰もが、弱い処を持っています。本当に強い人などいません。何処かしら、弱さを抱えています。カウンセラーはそれを認める勇気が必要なのです。カウンセラーを目指す貴方は、弱さを認める勇気がありますか?クライエントの前で見せることが出来ますか?これが出来ないとクライエントは、貴方を信用してくれません。心を開いてくれません。

I'm not OK


I'm not OK=自己否定です。頭では分かっていますが、心が腑に落ちない限り意味がありません。例として、自分自身の欠点、わだかまり、恥部・・・等を人前で堂々と言えるかどうかです。それを言えば、嫌われる、馬鹿にされる、見捨てられる等の思いから、知らないことも知らないと、と言えません。まして「NO」など。言えば拒絶されるからです。常に、他人に合わした人生、ビビった人生しか歩めません。自分らしい人生を送る事は出来ません。でも当たり前なのですよ。弱いところを持っているのが人間なのですから。その、欠点の自分自身を認める勇気がカウンセラーには必要なのです。


I'm OK


I'm OK=自己受容です。でも、100%は無理ですよ。ドジで、鈍間で、欠点が有り、臆病で、人からは好かれたいし、まして嫌われたくない、欠点、わだかまりがあり、恥ずかしいところがあるのが、今の私ですよ。と言うことを認められることが、I'm OK=自己受容です。完全でなければならないと思うこと自体が、I'm not OK=自己否定の上塗りになります。お釈迦さんでも在るまいし、目指す必要はないのです。如何に、ダメなところがある事を認める事が、I'm OK=自己受容です。クライエントにありのままの姿を見せることが、信頼関係にも繋がります。










心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:着ぐるみの重ね着

2023-07-17 10:00:00 | 日記
重ね着

私達は常に重ね着をしています。外圧から心を守る為です。幾重にも幾重にも重ね着をして、自分自身が何枚重ね着をしているかも分からないぐらいに。傷つけられないように、見捨てられないように、相手が好む着ぐるみを着続けています。そんなことをしている限り、自分らしく人生を生きていくことが出来ないのことは百も承知です。何回もチャレンジはしましたよ。でもそのたびに傷ついたので、諦めてしまったのです。着ぐるみを着ていることさえも気付かぬようにして、人生を歩んできました。せめて、着ぐるみを着ていることに気付いていれば、変われるチャンスが残されています。

抵抗

カウンセリングを行なっていくと、少しずつ謎が解けてきて悩みのカラクリが見えてきます。特に「箱庭療法」や「ワークショップ」などをしている時に多いのですが「分かりました。拘っているものが何か?何故、それに拘っているのか?どうすれば良いのかよく分かりました。もう大丈夫です」という方が居られます。処が、カウンセリングが進んでいくとまた、同じテーマにぶつかります。そして、また同じ言葉が帰ってきます。繰り返し繰り返し。「さっき、同じ事を言ったでしょ」と伝えても、ピンときません!本人は分かったつもりで、変ったつもりでいてるからです。何も気付いていないのです。変っていないのです。確かに、表面上の気付きは有り、変ろうとしているのですよ。カウンセラーもがっかりです。

一枚脱いでも、その下に同じものが!

カウンセリングの中では、よく有ることです。物事を頭で答えを出す癖のある人達です。特に男性陣に多く見られます。経験浅いカウンセラーならば途惑うところです。「何故、同じ言い訳をするの?」と感じます。でも、本人はTシャツを脱いだのです。でも、その下に同じTシャツを着ていたのです。また、そのTシャツを脱げば、その下に同じTシャツを着ているのです。何枚も何枚も!脱いでも脱いでも同じTシャツが出てきます。まるでタマネギの皮をむいているようなものです。最後に何が残るのでしょうね?でも、これが現実なのです。人生経験の中で生きていく為に身につけた護身術なのです。カウンセラーはこの事にも気付き、クライエント自身が重ね着をしていることに気付くようにカウンセリングを進めていくことが大事です。








【心理カウンセラーになるために】第29回:コンビニカウンセリング・求められるカウンセラー②

2023-07-10 10:00:00 | 日記
コンビニカウンセリング

コンビニカウンセリングと聞けば、カウンセリングを馬鹿にしているのかと言われるかもしれません。でも、現実的に今、求められるカウンセリングです。生き惑う時代なのに、話を聴いてくれる、相談できる処がどれ程あるでしょうか?悩みを抱えたら「心療内科」「心クリニック」「カウンセリングルーム」「セラーピーサロン」・・・等々色々ありますが、街の中にどれ程ありますか?近年、増えてきたと言っても探さないと見つからないのが現状です。また、抵抗感もあります。でもコンビニは街角にあります。誰もが、気楽に立ち寄れます。必要とされています。目的を果たし。抵抗感もなく。その存在だけで安心できる処がコンビニです。そんな存在でありたいのが「コンビニカウンセリング」であり、「コンビニカウンセラー」です。


心理カウンセリング

心理カウンセリングは重要です。悩み苦しみ、自分らしく人生を生る事がでできず、諸症状が発症している人には、心理カウンセリングにより根本的な解決が必要です。先人達が築き上げた膨大な臨床データに基づき生まれた理論により、深層心理まで踏み込み、根本的な解決を目指すことは大切です。ただ、時間も掛かります。深い傷が原因の時は1年から2年、時には5年10年と掛かることがあります。クライエント本人に依る気付きが必要ですから。重傷になれば入院や投薬の治療を要します。心療内科医、公認心理士、臨床心理士の方々に心理カウンセリングを受けるべきです。

今、ある悩みの解決

今、ある悩みに対してはどうでしょう?カウンセリングには色々な悩みを抱えた人が来ます。子供が登校拒否で悩んでいる親御さん、恋人に振られて立ち直れない、浮気をされて悩んでいる奥さん、浮気をして悩んでいる旦那、仕事の壁にぶつかり苦しんでいる、上司にキツくあたられ出社拒否になりそう、友達が出来なくて悩んでいる、転職、進路等々、悩みは星の降るほど溢れています。でもこの様な悩みは医療機関等にいくべきでしょうか?今、ある悩みを解決したい人達に必要でしょうか?
そんな時こそ「コンビニカウンセリング」なのです。悩み苦しんでいる時に歩けは無理です。先ずその傷を癒やすべきです。ただ、傷が完治するまで待っていても時間が掛かります。傷が治り始め少しずつ歩けるよになれば、リハビリも兼ねて、歩きながら心を癒やしていく。傷は傷として捉えながら自分らしく強く生きていく事を目指すカウンセリングが求められている時代です。
コンビニカウンセリングと言っても、カウンセリングに対してしっかりと理論を知り実績を積んでいなければダメですよ。でなければ単なる「お節介じいさん、ばあさん」になってしまいます。クライエントが今、求めているものは何か?それを提供しながら、心の奥底で叫んでいる声を聴きながら、クライエント自身が歩いて行けるカウンセリングが大切です。
「安・近・短」安心が出来て、身近に有り、短期間で悩みから立ち直れるカウンセリング。それがコンビニカウンセリングです。






【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:人と比べて悩む】

2023-07-03 10:00:00 | 日記
欲求の階層論

アブラハム・マズローの「欲求の階層論」があります。自己実現を目指す理論です。現実的考え方で自己啓発セミナーなどによく使われます。分かりやすく言えば、人は「欲」を持っている。その欲を満たすために人生を送っている。「欲」は人との比較よって生まれる。その為に対人関係でトラブルが起きて、悩みが発生する。ならば、欲求さえ満たせれば悩みから解放されて自分らしく人生を送れるだろう。と言う考え方です。

人と比べて悩む

人間は人と比較して悩みを作ります。相手より偉くなりたい、金持ちになりたい、ブランド品を持ちたい、家、車、結婚、出世・・・等々!ともかく人より幸せになりたいその思いを、人と比べています。総て「欲」です。でも、自分らしく生きる、幸せって何でしょうね?自分自身が実感できる「幸せ」って何でしょう?私達は知らないうちに人と比べて自分が幸せか、不幸せかを決めていませんか?あの人より幸せになりたい。その為に頑張る事は大事なことです。でも、その人と肩を並べたらどうでしょう?幸せを感じられる筈なのに、幸せとは思えない人が多いのではないでしょうか?気が付けば不幸を感じている。何故でしょうね!

実感できる幸せ

幸せは人と比べている限り実感できません。掴んだかと思えば、するりと手からすり抜けていきます。綿あめを食べているのと同じです。確かに食べたよ、瞬間は甘さを味わった。でもすぐに何も無くなった。これって幸せでしょうか?人間は欲望の塊です。人に追いついても満足できず、次の人を目指します。また、次の人へ。これではキリがありません。自分はどのような幸せを求めているか?その為に、どの様なことをすれば良いのか!そして、実践をして、結果を実感して認める事が大事です。そして、次なる幸せのステージ目指す事が大切です。比較は総て過去からの囚われです。親から認めて欲しい、褒めて欲しいからの思いが他者評価に繋がっています。人と比べて幸せ、不幸せを決めても意味がありません。自分で自分を評価して、幸せを実感してください。