思春期
思春期には大きな変化が求められます。子供から大人への大事な時期です。この時にいかに親離れができるか。それにより、その後の成人期に大きな影響与えます。
思春期までに、充分に、親からの愛情をもらってた場合(但し、子供が求めてる愛情です。親本位の愛情は逆効果です!)は、堂々と親離れができます。愛情を充分もらったから、「大丈夫、これからは自分の人生を歩いていける」と、親離れができます。
逆に、愛情欠乏症であれば、親離れすることが不安になり「分離不安」が、生まれ親離れができなくなってしまうんです。その後の人生に大きな影響を与えます。
親船
思春期までは「我々親子」と言う「親船」に乗っています。子供は何もできません。親の庇護の中でしか生きていけません。親の人生と共に、生きているのです。全てが親と一心同体なのです。
親を同一視します。考え方、感じ方、物事の捉え方、良いか悪いか・・・等々!いろんな価値観を親からコピーして自分の基礎を作ります。但し、親自身になるわけではありません。あくまでも基準です。
このままでは自立ができません。だって、親船に乗っているんですから、親が決めた人生しか歩めないんです。中には、「親の決めたぞ人生を歩む」「親の夢を追いかける」が増えてきています。このままでは親離れはできません。
自分の船
思春期は、この親船から降りる時なのです。自分の人生を歩むのですから。但し、自分の船はまだまだ「小舟」です。大海原を小舟が漕ぎ出すのは、とても怖いことなのです。でも、同時期に思春期を迎えたメンバーが大海原を不安を抱えて、漕ぎ出して来ます。
その仲間同士で、護送船団を形成します。独りの船では怖いです。みんなが集まれば安心なのです。その中で、お互いが切磋琢磨して、自分と言う「アイデンティティー」を作り上げていくのです。やがて、護送船団から独り立ちし、自分の船で漕ぎ出します。その時、「親船」が後ろ盾なのです。「自分の道を歩け。後ろからしっかり見ているから。何かあれば助ける」これで安心して、自立の道を進み、親離れができるのです。
やがて、後ろ盾の親船が「パートナー」に変わり、パートナーと共に人生を歩むのです。何があっても、受け止めてくれる安心感。
これがとても大切です。
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