くせじゅ文庫

久世樹(Que sais-je?)の画文集です。

『16th作品展』

2017-11-19 21:48:04 | 作品
『TAMAスケッチ同好会・第16回水彩画スケッチ展』、本日終了しました。遠方から足をお運びいただいた皆さま、お会いできなかった方も少なからずおられたようですが、篤く御礼申し上げます。今回お起こしいただけなかった方のために、私の出品作品2点の写真を下に添付しました。いつもはセミプロ・カメラマンの高校の同級生I君が彼のブログで紹介してくれるのですが、今回は都合がつかず叶いませんでした。

1点目は『晩夏の岬(真鶴番場裏)』、2点目は『盛夏の木橋(軽井沢ハイロン湖)』です。

主役の絵とは離れますが、絵に添えたサイン代わりの落款について何人かの方からお尋ねがありましたので、この機会に説明させていただきます。漢字三文字の『久世樹』は、 例えば「きゅうせいじゅ」と読んで「幾世久しく生きる樹」としても、作者の性格そのままに「癖のある樹」=「くせぎ」と読んでも、絵と同様に観る方の自由な解釈で一向に構いません。ただ、本人の意図は、フランス語の”Que sais-je?”(「我何を知るや?」、モンテーニュ)、白水社のク・セ・ジュ文庫にあやかって若かりし日に作った蔵書印でした。仕事も離れ、本を買う習慣も減り、机の引き出しに眠っていたのを、4-5年前から始めた水彩画に使い始めました。厳粛に画を志す方々からは顰蹙を買いそうですが、素人の遊び心とご理解いただければ幸いです。