ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

トパアズの輝き

2008-02-14 | 砂時計
夫婦で、野菜や果物を作っている。
そんな畑で、勝手になったという完全無農薬レモンをいただいた。

レモンといえば。
中学の頃だったか、国語の教科書に載っていた高村光太郎の智恵子抄を思い出す。
「トパアズ色の香気がたち
その数滴の天のものなるレモンの汁は
ぱっとあなたの意識を正常にした 」
なぜか、この節が頭のなかにとどまっている。

お菓子作りに欠かせない、無農薬レモン。
トパアズ色のしずくを垂らして、さぁ、何を作ろうか。


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4 コメント

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わー! (マーブリ)
2008-02-14 22:15:14
私も中学のとき「智恵子抄」のこの部分、教科書で読みました!
感銘を受けたのに、同級生の共感をまったく得られなかったのを覚えています。
同じように高校の教科書では梶井基次郎の「檸檬」に感銘を受けたのにこれまた周囲の反応が薄かった~
CITROENさんは「檸檬」読みました?

無農薬のレモン、さぞや良い香りでしょうね。

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まあ! (CITROEN)
2008-02-15 20:35:19
マーブリさんも、教科書で?
私も、なぜかこの一節は、鮮烈に情景が目に浮かんで、脳に深く刻み込まれたのです。
レモンを絞ったときにほとばしるその雫が、宝石のトパーズの輝きとオーバーラップして、その香りまでもそのあたりに満ちる気さえしたのですよ。
梶井基次郎の「檸檬」というのは、読んだことがありません。さっそくメモしました。
明日は図書館に出向く予定なので、さっそく借りてこようと思います。うふ、楽しみ。

無農薬レモン、ほったらかしになっていたせいでしょうか、味は少し水くさい気がします。
でも、皮は安心して食べられますので、砂糖漬け、すり下ろしてマドレーヌやブリオッシュに入れようと思います。
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おぅ~~ (hana)
2008-02-16 12:41:07
<智恵子抄><檸檬>ぅぅぅ
懐かしく、乙女時代を回想中・・・
本屋の丸善が閉店のとき、平積みのところに、檸檬を置いたコーナーが作られてました。
稀少な無農薬檸檬!
ぜ~~んぶ戴けちゃいますね、此方では、檸檬が生っているところが想像も出来ません。
オットの実家には、ゆずの木が在って毎年母が送ってくれますが、最初はスーパーのゆずとの見た目の違いに驚いたものです。
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たしかに。 (CITROEN)
2008-02-16 19:57:25
hanaさんがお住まいのあたり、今日などは猛吹雪でしょうか?
私の住むあたりでも、白いものが舞い踊っていました。
hanaさんも「檸檬」を読まれたのですね。
私もさっそく本日借りてきました。
こたつにはいって読まなくっちゃ!

北のほうでは柑橘類は全くならないのですか?
でも、赤い食べ物(蟹、エビ、いくら)が身近にあるから私はそっちのほうがうらやましいです~

息子、今年大学生になれなかったら、来年は北の方を狙わせましょうかね
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