時のしずく

COCCOのフォトダイアリー

今日の一花 チカラシバ

2014年09月29日 16時02分41秒 | 植物

山が吠えた。
灰色の映像に怯える。

こんな時はこんな草に自然に目がいく。
昔は土手が崩れないように植えられた草だと聞いたことがある。

幼い時、野道で遊んでいて足がちくちくした。ふざけて抜こうとしても絶対抜けなかった。


チカラシバは強い。

人間はちっぽけ。

 

亡くなった方々のご冥福を祈ります。

【データ】

チカラシバ(力芝、学名:Pennisetum alopecuroides)は、単子葉植物イネ科多年草。道端によく見かける雑草のひとつで、ブラシのような穂が特徴的である。

道端にはえる雑草で、大きな株になる。非常にしっかりした草で、引き抜くにも刈り取るにもやっかいである。和名の「力芝」もひきちぎるのに力がいることに由来する。

地下茎はごく短く、大きな株を作る、根元から多数のを出す。葉は細長く、根元から立ち上がる。葉はやや丸まる。

花茎は夏以降に出て、真っすぐに立つ。花軸は枝分かれせず、先端近くの軸に多数の針状の毛に包まれた小穂がつく。小穂は最初は軸から斜め上に向けて出るが、果実が熟するにつれて軸から大きい角度をもつようになり、つまり開出して、全体としてビン洗いのブラシや、試験管洗いのような姿になる。果実が熟してしまうと、果実は小穂の柄の部分から外れるので、あとには軸だけが残る。