日本特殊教育学会で発表してきました。
複雑な開催形態、運営が難しそう。中の人に感謝です。
タイトルは「知的障害特別支援学級におけるWAVESの成績傾向と介入効果」
一見すると行動分析系でなさそうな感じではあります。ただ、前提として
①個別に実施するタイプの検査は固定学級では使いにくいため、やらない教師が多い。
②教師は書字困難に対して「字の形がとれない」という広域な原因帰属をし過ぎる傾向がある。ミクロな分析は夢のまた夢。
③上記の結果、書字の前駆的行動の指導がせいぜい「線なぞり」で終わる。
という現状があり、この文化の中で書字の前駆的なスキルについて、私以外の現場の教師がどう簡易的に評価し、介入するか、
というところに切り込む意図があり、アウトプットしました。
WAVESだけじゃないですが、知的固定ってデータ出にくいんですよね。何するんにも。
指標名などは仮説的構成概念バリバリですが、単位行動レベルで獲得状況を評価できる教師が非常に少ないので、現状で使える物を使うしかないですね。我々の用語で考えると視覚の弁別能と、手指の感覚運動学習の学習履歴あたりです。認知心理学分野のegocentricとallocentricに関する研究も今後関連してくるものと思われます。
なお、介入教材の一部が日本中でぶったたかれている〇〇トレと似ているんですが、似て非なるものです。本研究は、書字学習内で運筆等を反復修正するとネガティブなレスポンデントが生じる可能性があるために、文字でないもので先に感覚運動学習の履歴を積む方法を考える、みたいな範囲を扱っています。
(間違っても〇〇のゆがみを運筆で直して社会性が上がるとか言いません。霊験あらたかなツボを買ったらガンが治るとも言いません)