あまりにも忙しくて記事にし忘れてました。
自閉症スペクトラム学会ではシンポジウムだけでなく発表も出していました。
こちらも特殊教育学会と同様、特殊な開催形態の中を運営の皆様ありがとうございました。
タイトルは
「特別支援学級在籍児童における日本語文法理解の獲得状況 ―J.COSS日本語理解テストによる評価および行動分析系パッケージとの比較―」
直前で書ける文字数が非常に少ないことが発覚したため、尻切れトンボ状態ではありましたが…
前提として
①知的障害児の文法獲得に関するデータが非常に少ない。
②EIBIに用いる著名なプログラムは英語圏のものが多いので、日本語文法の獲得順序と異なるかもしれない。
③関係フレームに関する反応のデータとの関連ともなるとなおさら全然データがない。
こんなところを何とかしていかないと、国語の授業はおろか全教科に響く。
そんな経緯でデータを出しました。
文法獲得に対して関係反応が必要条件であって十分条件でないこと、英語圏でのプログラムの順序を国内向けに翻訳してそのまま使うのは多少慎重にやったほうがいい部分もあるってこと、などなど。
査読誌にはまず通らないデータの中にも臨床上ものすごく必要な情報がある!というコンセプトのもと、私の学会発表のデータはヘンテコなものがたくさん含まれます。が、実は現場目線ではほしいデータなんだなあ、これが。