渡り鳥のように1,000キロ以上も海を越えて旅をする蝶「アサギマダラ」が今年も日本にやってきました。そして徳島の地にももちろん飛んできました。
そこで私も実家の通称「那賀の御用邸」への帰り道、毎年やってくる「道の駅わじき」という所へ立ち寄ってみた。
そして、今朝は7頭確認することができました。アサギマダラが好むという花「フジバカマ」にはアカタテハやイシガケチョウなども蜜を吸いに来ていました。
また、アサギマダラがキジョランの葉に卵を産み付けているところも観察出来ました。
ボランティアで道の駅わじきの花壇などを整備されている「那賀川野菊・鷲敷菊保存会」の方がちょうどおられ、アサギマダラの雌雄の見分け方や産み付けられた卵の越冬方法なども教えていただき、また蝶の羽のマーキング体験もさせてもらう事が出来てとてもラッキーでした。
アサギマダラは、他のチョウチョと違い非常に人懐っこいので人間が近寄っても逃げません。カメラを10cmにも満たないほど近づけて写そうとしても、なかなか逃げないので「蝶なんか???」と興味を感じない人でも、行って一度目にするともういつまでも離れられなくなる人がほとんどです。
今月末頃まではアサギマダラの舞い踊りが観られそうで何十頭も集まってくることもあるそうです。11月になり寒くなると暖かい南の国(台湾など)へ飛んで行ってしまいます。皆さんも早めに観賞しに行ってみて下さい。
鷲敷だけでなく、阿南市羽ノ浦町の「岩脇公園」や鳴門市の「ウチノ海総合公園」にも飛んで来ているとの情報が入っています。お住まいのお近くへ行って一度ご覧になってみてはいかがでしょう。
(徳島市:藤原正義)
フジバカマの花の蜜を吸って、さらに南へ向かう力を蓄えています。
羽の裏に一部が黒くなっているのはオスです。
これまでに発見された場所や日付、発見者の情報等が羽にマーキングされています。