ブログって「隠し部屋」のようなものだと思う。
それは、家の中の、壁と壁の間、あるいは上階の床と下階の天井の間のような、
外からは判別できない場所にあって、出入りの仕方にも「自分にしかわからないコツ」がいる。
そこにいれば落ち着くし、そこにいない時も、
「あそこにああいう秘密の場所がある」と思えるだけでリラックスできる。
演技をする必要はないけれど、演技をしたっていい。
ウソをつく必要もないけれど、ウソをついたっていい。
自由なのだ。
僕はそこにいろいろなものを貯めこんでおく。
ともすれば忘却の彼方に飛び去っていってしまうような、儚いものの数々を。