情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

明日4月11日正午国会前へ集合→6時半から大集会&楽しい1000人デモ!

2007-04-10 20:33:52 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 世界的に例がないほど国民主権を無視し(最低投票率の規定がない。有料テレビCMによる誘導)、まるで公務員を与党の公僕だとでも言いたげなほど公務員らの政治的表現の自由を侵害する(国家公務員法などの罰則による規制)など問題点の多い自民党・公明党の憲法改正国民投票法案(改憲手続法案)が衆院通過ぎりぎりのところまで来ている。
 
 こんな法案が成立したら、改憲のときに、与党の好きなようにさせてしまうことは間違いない。

 ぎりぎりのところに来ているのは自民党・公明党側もだ。会期の問題で時間切れに持ち込むこともできるかもしれない。

 ぎりぎりまで、メール、電話、FAXで、自民党・公明党の議員に怒りを伝えよう!

 また、阻止への意思表明として、明日開催される国会前行動、大集会、デモにぜひ参加してほしい!詳細は下記のとおり。



 ■■引用開始(一部修正)■■

ついに改憲阻止の本番が始まりました。
 安倍首相は「参院選は憲法改正を前面に」と言明し、中川自民党幹事長は「5月3日の憲法記念日までに何としても憲法改正国民投票法(改憲手続法)を成立させる」と繰り返しています。
●改憲に一直線
 ◆改憲の原案を作成する衆参合同の「憲法審査会」を設置し、国会閉会中も審議する。
 ◆約500万人といわれる公務員・教育者の意見表明や運動を禁止。
 ◆市民団体や労働組合対策に、組織的多数人買収・利益誘導罪を新設(3年以下の懲役・禁固
 ◆テレビ・ラジオ・新聞の有料広告は資金力にまかせ放題。
 ◆無料の意見広告は政党に限る。その所属議員数の比率による国会内協議会が広報をとり仕切る。
 ◆有権者の20%足らずの賛成で改憲が成立
●戦争国家と人権抹殺
 「自衛軍」を創設して海外に派兵し、「国益」の名のもとに基本的人権を抹殺する-この憲法改悪を、反対運動を押さえこみながら、いかに迅速・容易にやり遂げるか。まさしく改憲に「地続き」の法案です。
 大政翼賛にのみこまれ、侵略戦争の先頭に立った戦前弁護士の轍を絶対に踏むまいと私たちは決意しています。
 「自衛軍創設・人権抹殺の改憲手続法に絶対反対]の意思を国会につきつける4.11行動に、連日国会前で、また職場でたたかっている多くの市民・労働者・弁護士の皆さんのご参加を求めます。

●4月11日(水)正午~国会前行動

★午後6時半~、大集会:弁護士会館2階クレオ(霞ヶ関駅B1出口)
講演 高橋哲哉東大教授 ちくま新書「靖国問題」著者

★集会後(午後7時半~)1000名デモ


主催
憲法と人権の日弁連をめざす会(略称 めざす会)事務局
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-1-11マスダビル4階
TEL 03-5157-5488 FAX 03-5157-5489
■■引用終了■■







★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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民主党の国民投票法案を正当に評価しないメディアにあきれる…

2007-04-10 00:39:09 | 憲法改正国民投票法案そのほか
民主党が、自由民主党・公明党の非民主的な憲法改正手続法案への対案を10日、国会に提出するという。この法案は、自公案の世界的にも非民主的な制約である公務員の運動規制を解除したものであり、その点、評価されるべきである。しかし、いまのところ、大手メディアは、その点をきちんと紹介したものはほとんどない(朝毎の記事にはまだアクセスできず)。さらに、民主党案が画期的なのは、【テレビCMを発議から投票日まで全期間禁止とすることなども盛り込まれました】(TBS)という点だが、この点に触れているのは、いまのところ、TBSだけだ。

 不十分な記事を挙げると、例えば、読売は、
【民主党は、昨年5月に提出した原案の段階で、一般投票制を盛り込んだ。与党は「議会制民主主義を逸脱する」と反対しているが、民主党は「国民の意見を直接聞くことで議会制民主主義を補完する役割を果たすことができる」(幹部)として、この規定を維持することにした。
 ただ、今回の修正案は、国政の重要問題のうち、〈1〉憲法改正の対象となりうる問題〈2〉統治機構に関する問題〈3〉生命倫理に関する問題――などが対象になると明示した。国政の重要問題に関する投票結果は、原案通り「国とその機関を拘束しない」とし、さらに、付則に「間接民主制との整合性確保について検討する」と盛り込むこととした。】
と文字数をここまで使って、国民投票の対象の議論を紹介しているが、

公務員の運動については、
【公務員の政治活動を制限している地方公務員法などの規定については、与党修正案が原則適用するのに対し、全面的に適用しないこととした】
とさらっと触れるに止まっている。関心のない人が読んでもここの意味は分からないだろう。読売は触れているだけましで、全く触れていないところもある。

世界的に公務員の政治活動が日本ほど規制されている国はない。それを当たり前だと思わされていることが「お上意識」を払拭できない大きな原因でもある。

民主党はその点に考慮しているのであり、これこそが最大のニュースバリューを持つ論点なのだ。


一方の有料CM規制については、民主党自身のHPでの紹介が

【修正案は、国民投票の投票権は「18歳以上」とし、法律施行までの間(3年間)に、公職選挙法、民法などの関連法令について検討を加え、必要な法制上の措置を講ずることを附則で規定することとした。ただし、与党修正案とは異なり、公職選挙法等の年齢引き下げがなされるまでは投票権を20歳以上とする経過措置は設けていない。国民投票の対象については、「憲法改正のほか、国政における重要な問題のうち憲法改正の対象となり得る問題、統治機構に関する問題、生命倫理に関する問題その他の国民投票の対象とするにふさわしい問題として別に法律で定める問題に係る案件」と明確に規定した。与党案で先送りされた公務員法上の「政治的行為の制限」規定の適用除外も盛り込んだ】

という内容に止まっており、触れていない。せっかく国民投票で稼ごうと皮算用しているメディアを反対に回すのを恐れているのだろう。

そういう中で、独自に、この論点を取り上げたTBSはやっぱり偉い。だからこそ、総務省にとっては目の上のたんこぶともいえるのだろう。あるある問題の背景にはこういうこともあるのだと思う。

話は飛んだが、今回の民主党案の紹介が不十分であることを皆さん自身が購読している新聞で確かめた上で、なぜ、公務員の運動のことやテレビCMのことをもっと分かりやすく書かないのか、と抗議しましょう!

こういうメディアの情報だけで参院選を迎えるのは本当に怖い。選挙期間中もインターネット上の情報が自由闊達に行わなければあかんねぇ。












★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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読売新聞記者は本当に特殊プレー中に死んだのか?~捜査中断のベストな口実…

2007-04-10 00:07:34 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 新聞記者をしていたとき、親殺しの事件で警察幹部から、「犯人は丸精(まるせい=精神病)で、責任能力がない」と騙され、実は、しっかりとした強盗殺人だったということがあった。こんな簡単に幹部に騙されてちゃあ、仕方がないが、言いたいのは、警察の発表なんてそんなもんだということ。口をはさまれたくない話題はタブーの飾り付けをするのが一番だと心得ているわけだ。

 で、読売新聞の記者の変死の話だ。

 サンスポは、読売記者変死について

【36歳読売記者、ひとりSMで昇天!?手錠、口の中に靴下!】
というタイトルのもと、

【東京都文京区のマンション室内で5日に男性が変死体で見つかった件で、男性が“特殊行為中”に事故で亡くなったとみられることが6日までに分かった。遺体発見時は後ろ手に両手に手錠をかけており、口の中には靴下が。警視庁の捜査も事件→自殺か、と迷走したが、最終的には事故との見方に落ち着いたようだ。専門家は「見る人が見れば一目瞭然の特殊プレー」と指摘している】
という記事を書いた。

これはきついよね。本人の醜聞になってしまうから、同じ記者として非常に突っ込みにくい状況になってしまう。

しかし、現場の状況を確認してみよう。果たして、特殊プレーなのか…

【変死体が見つかったのは5日午後4時20分ごろ。文京区白山のマンション室内の玄関で、読売新聞社員の男性(36)が倒れているのを、旅行から帰宅した母親(65)が見つけて通報した。
 警視庁富坂署員が駆けつけると、男性は後ろ手に両手に手錠をかけ、口の中に靴下を詰め込み、その上から粘着テープをはってあった。頭部を玄関方向に向けており、左側体部を下にした状態で死亡。上下の服は着ていたといい、死因は窒息死とみられる。
 警視庁は当初、事件の疑いもあるとみて捜査したが、玄関は施錠され、外部からの侵入、物色された形跡もない。着衣の乱れもなく、現金は残っており、左手には手錠のカギを持っていた。
 続いて浮上したのは自殺の可能性。しかし遺書はない。何らかの事情で口に靴下を入れて窒息死した事故の可能性が高いとの見方へ。捜査関係者は「室内に手錠などSM系に関する器具が多数あった。自慰行為中の事故とみられる」と話した】(上記サンスポ)

これをもとに、【オナニー専門家は、今回の件について「窒息オナニーですね。見る人が見れば一発でわかりますよ」と証言。けい動脈を絞めて意識が遠くなる瞬間と、射精感が合わさると想像を絶する快感が得られるという。
 複数の専門家は「ここまで手の込んだ方法は聞いたことがない」と驚き、中には「高難易度。フツーじゃない。アイススケートなら5回転ジャンプくらいだ」との声も聞かれた】(上記サンスポ)というコメントを掲載している。

しかし、①場所が自室ではなく玄関というプライバシーが保たれにくい空間(少なくとも母親と同居している)であること、②着衣を来て後ろ手で手錠を掛けていてはオナニーはできない、③それでもオナニーをしていたとすると器具を使ったりしていたとしか思えないが、警察が当初殺人を疑い、自殺を疑ったというのは、器具を使うなど一見してオナニーを行っていた特殊な状況ではなかったからとしか思えない…などの疑問が湧き上がってくる。

本人の醜聞ということにすれば、突っ込まれない…警察幹部がそう判断した可能性は捨てきれない。恐らく、解剖はしていないのだろうが、本来であれば、毒物、睡眠薬などの使用があるかどうかを含め、きっちり、調べなければならなかったのではないだろうか…。

読売新聞の勇気ある同僚記者が、醜聞暴きとの身内からの批判を覚悟のうえで、徹底的に調べ上げることを期待したい。

画像は、こちらからお借りしました。









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