警察裏金問題を早急に糺さなければならないのは、警察の裏金づくりに警官1人ひとりが関与させられるため、警官が全員、領収書偽造、すなわち、有印私文書偽造・行使という犯罪を犯すこととなり、規律が失われてしまうからだ、ということを愛媛県警の仙波巡査部長の講演で知った。講演録は部外秘なので、紹介できないが、仙波さんを支援する会のウェブサイト(←クリック)に掲載されている事実だけでも十分にインパクトがある内容だ。ゴールデンウィークで時間があるときにぜひ、目を通し、できれば、支える会の会員になってほしい。そして、さらにできれば、他の人にも、会員になるよう呼びかけてほしい。もし、会員が100万人を超えるような事態になったら、世の中が変わるように思う。
以下、仙波さんを支える会のウェブサイトからその一部を引用する。権力を監視する必要性を書くとすぐに、じゃぁ、左翼集団は権力じゃないのか、とか、在日外国人集団も権力だ、などというとぼけたことをコメントする方がいらっしゃるが、税金を使える組織の怖さをよ~く読んでから、コメントしてね。そういえば、国会議員も領収書がいらないらしいねぇ…。
★仙波はそのうえで告発を決意した動機についてはこう語った。
「人一倍強い正義感を持って警察官となった若者たちが、たちまちのうちに《裏金作りという犯罪》に染められてしまう、と言う現実が警察にはある。警察官としての良心や正義感が蝕まれてしまう。このことは必ず将来に禍根を残すことになる」と。
★仙波は、今注目を集めている捜査報償費とニセ領収書との切っても切れない関係、そのカラクリ、それ以上に悪質で最大の裏金作りの原資となってきたのが旅費であること、ニセ領収書を書かないものは出世の道を閉ざされてしまうこと、書けば目をかけられ、やがては栄達を遂げ、裏金を自由に使うことが出来ること、警察官としての良心を麻痺させるなら、「出世と金」が自由になり、こんなうまい話は他にないこと、そのメカニズムが犯罪を拡大・再生産する原動力となり、警察を犯罪組織化させてしまったことなど、など。仙波の話は尽きず、10人余りの弁護士たちは、まさに、固唾をのんで耳を傾け続けた。
ようやく話し終えた仙波に、弁護士の今川正章が
「捜査協力者は一人もいないという話だったが、一人もいないなどということは、いくらなんでも無いんじゃないのか?」
とたずねた。
仙波は笑いながら
「そういう認識が、もう間違いなんです。たった今、その認識を改めてください。そうしないと、裏金問題の本質を見誤ってしまいます」
と応えたと言う。そして続けた。
「警察官になって38年になりますが、少なくとも私はその間、捜査報償費が協力者に支払われたと言う事実をただの一度も耳にしたことがありません。県警は、捜査協力者の身に危険が及ぶという理由で、捜査報償費が支払われたことを証明する書類の開示を拒んできましたが、違うんです。捜査協力者は知る限り、全て架空の人物なんです。捜査報償費は所属に配分された瞬間に裏金に化け、その辻褄あわせのためにニセ領収書作りが始まるんです。だから、開示できないのです。不正がばれるから。考えても見てくださいよ、誰が身に危険の及ぶ情報を3000円や5000円の端金で売りますか」
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。
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★仙波はそのうえで告発を決意した動機についてはこう語った。
「人一倍強い正義感を持って警察官となった若者たちが、たちまちのうちに《裏金作りという犯罪》に染められてしまう、と言う現実が警察にはある。警察官としての良心や正義感が蝕まれてしまう。このことは必ず将来に禍根を残すことになる」と。
★仙波は、今注目を集めている捜査報償費とニセ領収書との切っても切れない関係、そのカラクリ、それ以上に悪質で最大の裏金作りの原資となってきたのが旅費であること、ニセ領収書を書かないものは出世の道を閉ざされてしまうこと、書けば目をかけられ、やがては栄達を遂げ、裏金を自由に使うことが出来ること、警察官としての良心を麻痺させるなら、「出世と金」が自由になり、こんなうまい話は他にないこと、そのメカニズムが犯罪を拡大・再生産する原動力となり、警察を犯罪組織化させてしまったことなど、など。仙波の話は尽きず、10人余りの弁護士たちは、まさに、固唾をのんで耳を傾け続けた。
ようやく話し終えた仙波に、弁護士の今川正章が
「捜査協力者は一人もいないという話だったが、一人もいないなどということは、いくらなんでも無いんじゃないのか?」
とたずねた。
仙波は笑いながら
「そういう認識が、もう間違いなんです。たった今、その認識を改めてください。そうしないと、裏金問題の本質を見誤ってしまいます」
と応えたと言う。そして続けた。
「警察官になって38年になりますが、少なくとも私はその間、捜査報償費が協力者に支払われたと言う事実をただの一度も耳にしたことがありません。県警は、捜査協力者の身に危険が及ぶという理由で、捜査報償費が支払われたことを証明する書類の開示を拒んできましたが、違うんです。捜査協力者は知る限り、全て架空の人物なんです。捜査報償費は所属に配分された瞬間に裏金に化け、その辻褄あわせのためにニセ領収書作りが始まるんです。だから、開示できないのです。不正がばれるから。考えても見てくださいよ、誰が身に危険の及ぶ情報を3000円や5000円の端金で売りますか」
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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