情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

民主党は、なぜ、連続開催に応じるのか?!~憲法改正手続(国民投票)法案審議

2007-04-19 06:48:03 | 憲法改正国民投票法案そのほか
民主党の動きがおかしい。毎日によると、【参院憲法調査特別委員会は18日の理事懇談会で、19日の質疑を決めた。17日の審議入りから3日連続での委員会開催。国民投票法案の早期成立を目指す与党方針に慎重審議を求める民主党がなし崩し的に同意している形で、スピード審議となっている】というのだ。

 同紙によると、【衆院は週1回の定例で委員会を開き、通過まで3国会を要した。民主党は参院でも週1回の定例開催を求め、連日開催を主張する与党とは折り合っていないが、欠席などの強硬策はとらず、結果として連日開催に応じている】というのだ。

 これには、自民党は大喜びで、【参院自民党幹部は「連日開催すれば野党も引き延ばせない。遅くとも5月中旬には成立する」と語】っているらしい。

 参院選を前に民主党の方針を変えさせることはできるはずだ。集中的に民主党議員に国民主権を無視した手続としないよう慎重に審議するよう求める抗議をしましょう!


 そうそう、こちらに個別に電話するのが一番効くかも?!


■■佐世ちゃん日記引用開始■■

(以下、ぜひ転送お願いします)
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憲法審議ってば、今どうなってるの?国会速報No.30(07/04/18)
 <国民不在の国民投票法(憲法改正手続法)>~ 弁護士 猿田佐世 ~ 
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★★★★★★★★
 ●明日(4月19日)も、7時間(!)の審議。
  月(本会議)・火(委員会)・水(委員会)・木(委員会)4日連続!!
 ●傍聴がいない!知らない間に通っちゃうよ!傍聴に行こう!
 ●今国会3本目の強行採決(怒)。与党議席数3分の2を変えなくては・・・
                           ★★★★★★★★
●今やること
(1)なんといっても参議院・傍聴!!!!!!!!!
(2)慎重審議を求めて、参議院の自・公の理事にファックス
   連日開催やめて、ゆっくり審議せよ!と訴えを。
   連絡先→http://www.news-pj.net/kenpoushingi/sangiin-20070416.html

●速報
明日も、委員会7時間。今日も6時間だったし、4日連続で開催して、審議時間が稼がれている。ある程度審議時間が過ぎたら、与党はそれで強行するつもりである。でも、今、衆議院で傍聴に集まっていた人も、ちょっと疲れたのか、傍聴席はガラガラ(ゼロの時も!)だから、また、法案提出者が大喜び。みなさま、のんびりしている事態ではないですーーー。(傍聴方法は↓)
明日の委員会は、午前9時~11:40分・午後13:20~17:00

私も、ちょっと国会疲れして、たまっていた仕事を片づけたり(私の本職は弁護士です)、一息ついていた・・・のですが、そんな状況では、もはやなくなってきました。皆様、国会に駆けつけて下さい!!!

●強行採決3本目(怒)「少数者の話なんて聞く価値ない」らしい
みなさん知ってます?今日も強行採決が行われました。これでこの国会3つ目。
衆議院議席3分の2を与党が占めることの恐ろしさは、本当にとてつもなくて、一票を投じた人に心の底から文句を言いたい。話し合いが十分にされないということは、与党にとっても、与党支持者にとっても良くないことだと思う。
 1つ目 国民投票法案・衆議院の憲法特委での強行採決(4月13日)
 2つ目 米軍再編法案の外交防衛委員会での強行採決(4月13日)
 3つ目 少年法・衆議院の法務委員会での強行採決(本日)

●強行採決されてからの私のコメントがネット上に載りました!
http://www.youtube.com/watch?v=YLwblmZ74VQ
本来こんなものを紹介するのは趣味ではないのですが、何とかして止めたいので・・・。ということでご紹介。

●緊急!傍聴に行かねば!
衆議院通っちゃったしー。衆議院で傍聴行って仕事がたまってるしー。
そうなんですけど、今、参議院の傍聴席はガラガラなんです。せっかく民主党の簗瀬議員が、最低投票率を入れなきゃって頑張っていらっしゃるのですから、応援に行かなくては。

傍聴のお手伝いを、近藤正道事務所にお願いできることになりました(委員会の開催が連日すぎて、別の事務所にご挨拶をしてお手伝いのお願いをする余裕が私にないので、再びですが、お願い致します。すみません。)

(傍聴方法)
1 まず、事前申込をする
傍聴希望の方は、4月19日午前7時までに、名前、住所、電話番号、年令、職業を明記の上、「4月19日の憲法調査特別委員会傍聴希望」として、近藤正道議員の事務所の議員会館の事務所宛てに、ファックスしてください(FAX5512-2740)。午前の傍聴が希望なのか、午後か、それとも一日かも明記してください。

2 当日(4月19日)
国会議事堂・参議院議員面会所に集合。
午前は8時40分に集合 午後は13時00分に集合
傍聴は途中抜けはOKですが、一度出ると再度は入れません。

●次々と企画があるよっ!参加しよう!「企画名」[主催](最寄駅)
・4月19日(木)12:15~ 「参議院議員面会所集会」 
 [5・3憲法集会実行委員会](永田町・国会議事堂前)
・4月26日(木)18:30~ 衆議院第2議員会館前集合
 ヒューマンチェーン第4波(人間の鎖)
  → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=181483
・映画『ディア・ピョンヤン』上映会 & 梁英姫監督と佐高信さんの対談
 4月24日(火)総評会館 203号室 開場18時、開会18:15[憲法行脚の会]

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→ http://www.news-pj.net/kenpoushingi/index.html
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憲法改正国民投票法についての詳細は、上記HPのほかに、下記もどうぞ
→ http://web.mac.com/volksabstimmung/
携帯でこのメルマガを見たい場合は携帯からこちらにアクセス
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■■引用終了■■

19日は間に合いませんが、今後、ぜひ、傍聴しましょう!







★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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テロという言葉は使わないで…長崎市長殺害を悪用させないために

2007-04-19 06:33:17 | メディア(知るための手段のあり方)
 毎日新聞は、英国が「テロ」対策について、【ベン英国際開発相は16日、ニューヨークでの講演で「英国は『対テロ戦争』という言葉は使わない。軍事力だけでテロに勝つことはできないからだ」と述べ、ブッシュ米政権の「対テロ戦争」という考え方と距離を置く姿勢を示した】と伝えている。

 上記毎日によると、【ベン国際開発相は「ブレア後継」の労働党党首選で副首相の有力候補。副首相にならなかった場合も外相など重要ポストへの就任が見込まれて】いる人物だという。
 
 すでに、【英国政府はこのところ「対テロ戦争」という言葉を事実上避け、ブレア首相も「テロには軍事力だけでなく政治力によって対峙(たいじ)すべきだ」との言い方を多用してきた。しかし、「対テロ戦争」という表現自体を使わないと有力閣僚が明言したことはなかった】のだという。

 そして、使わない理由について、【ベン国際開発相は「対テロ戦争という言葉は、暴力で自分の狭い考えを押し付けようとする連中をあたかも大物であるかのように感じさせ、勢いづけるだけだ」と述べた】らしい。

 テロという言葉を安易に使うべきではないということはこれまで何度も言ってきた。それはテロという言葉がまさに敵と味方が互いに相手のことを理解し合える存在であることを棚上げにして、武力による対峙が間違っていないという雰囲気を醸し出すからだ。つまり、ものごとの本質を考えることを防ぐからだ。

 そして、今回の長崎市長殺害事件でも、テロという言葉は使うべきではないと思思う。もちろん、テロという言葉は様々な意味があるため、暴力団による政治家殺害についてもテロという修飾をできないわけではない。

 しかし、テロで片づけると、本質が見えなくなる。

 今回の事件は明らかに暴力団の利権絡みの脅迫目的であり、次期市長になる者に対し、「わしらのいうことを聞かんととんでもないことになるで」とプレッシャーを掛けるためのものである可能性が高い。犯罪をしてでも利益を得ようとする集団による卑劣な殺人事件といえる。

 このような場合に、テロという言葉を使うことに何の意味があるのだろうか。

 むしろ、共謀罪などの無用な治安立法を推進する方向に悪用されるだけではないだろうか。
 
 物事の本質を隠すような言葉を使うことはメディアだけでなく、私たち市民も避けなければならないと思う。 

 そして、警察には、「ルンゲって誰だ?!~法大での学生弾圧、すでに警察国家と化した日本」のようなことをしている暇があるなら、とっとと、堂々と看板挙げている経済目的暴力組織を何とかしろって言いたい。

 ちなみに赤旗によると、【英有力シンクタンクのオックスフォード・リサーチ・グループは十一日、報告書を発表し、米英両国が進める「対テロ戦争」が新たなテロの脅威を生み出していると指摘するとともに、地球温暖化など人類が直面する真の脅威への対処を妨げていると警鐘を鳴らしました。
 報告書は「世界の安全保障問題が、『対テロ戦争』、アフガニスタン、イラク紛争、潜在的に紛争になりうるイランで占められていることが根本的に問題だ」と分析。これが「人類が直面する真の脅威から各国政府の注意をそらし、脅威に対する政府の対応を全く不適切にしている」と指摘しました】という。





★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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