情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

-イラクにて 安倍、ブッシュと 心中するつもり…-橋本勝の政治漫画再生計画第71回

2007-05-20 20:41:39 | 橋本勝の政治漫画再生計画
【橋本勝さんのコメント】
 5月15日、イラクへの自衛隊派遣を2年間延長するイラク特措法改正案が衆院で可決された。
 愚かなる判断のもと、愚かなるイラク戦争へ突き進み、アメリカの若者を死なせ、膨大な数のイラク民衆の生活と生命を破壊した、愚かなる大統領ブッシュ。そのイラク戦争を開始早々支持したのが、我が日本の愚かなる首相小泉純一郎だった。その後を継いだ安倍首相も、イラク派遣を2年間延長するという、愚かなる決断をした。
 1国のトップの愚かさが、どんなに国を、世界を、悲惨なことに追いやることか…。この上は、そんなリーダーの愚かさについてゆくほど、国民は愚かでないことを、選挙で証明してやらなければならない。おそらく次の米大統領選で、アメリカ国民はそんな賢明な民意をみせてくれるだろう。そして日本の国民も来る参院選で、賢明なる選択をしてくれることを切に願っている。

【ヤメ蚊】
 米軍はバグダッドで宗派間に壁をつくろうとしたが、地元の市民の反対で宙に浮いている。
 この壁は、【総延長5キロに及ぶもので、スンニ派が住むアダミヤ地区にシーア派の「暗殺部隊」が入り込むのを阻止するとともに、スンニ派の過激派がシーア派を攻撃する拠点にするのも同時に防ぐことを狙っている】(時事)。
 しかし、【壁の建設に対して、住民やイラクの国会議員は強い反対の声を上げている。壁によって宗派対立がさらに激化するというのがその理由だ】。

 安倍ら現政権首脳は、日本海に壁をつくろうとしている。そして、それが愚かなことであることは、日々死に怯えるイラク市民でさえ、理解している。私たちが理解できないのは恥ではないか?

 壁に反対する子どもの憂いは深い(ここ←クリックして、右端の「IN PICTURES」の「The Baghdad wall」をクリックし、その9番目の写真 )。彼は言う。「一つ壁をつくれば他にも壁ができるかもしれない。元々反対していた壁までも…」(Al-Maliki said he feared the wall "might have repercussions which remind us of other walls ... which we reject" [AFP])

 安倍にこの子の思索の深さを学ばせたい!












★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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沖縄の悲鳴から耳を塞ぐまい~駆けつけることができる方はぜひ!

2007-05-20 09:05:28 | 有事法制関連
【転送希望】
MLに届いた沖縄の叫びです。駆けつける事ができる方はぜひ、駆けつけてください!私は今週中は無理そうです。本当に歯がゆい…。

■■引用開始■■
辺野古の情報を転送します。
「素手で抗議する非暴力の住民に本当に何と言うことを」と思いますが、今この場でできることをやるしかないのだと思います。マスコミはもっと報道してください!!

◆      ◆

陸上での作業ヤード設置阻止の座り込みも皆疲れきっています。
夜は冷たい海風に震えながら、昼は曇っていても沖縄の日差しはきつく、蒸すような暑さです。
仕事などで一時帰ったりして人数が減ってしまい、わずか30人程度になってしまう時間もあります。
機動隊はバス4台で待機中です。
いつ強行されるかわからない状態です。


========以下転送です====【転送歓迎】

遅い時間の配信申し訳ありません。
今日一日のことを報告します。
これを読むだけでなく、傍観するのではなく、どうか辺野古に駆けつけてください。

明日、明後日も未明より作業が行われる可能性があります。
この2週間ほとんど休むことなく警戒を続け、今日も10時間以上海上で非暴力の座り込みを行ってきた仲間達は疲れ切っています。どうか、一緒にこの平和を求める活動に参加してください。

わたし達のほとんどは、皆さんと同じ、何にも所属していない一人の市民です。
特にカヌーに乗っている人の半数近くは定年退職者です。
わたし達は反対派でも妨害者、過激派でもなく、ましてや日本の軍隊が向き合うような「軍隊」とは天と地ほどの違いがあります。
これ以上沖縄を、ジュゴンの海を毀さないでください。
沖縄を、日本を、アメリカと一体となって世界中で無垢の市民を殺し続ける加害へと荷担させないでください。ベトナムでの、イラクで市民を殺戮した爆弾はわたし達の島から飛び立っているのです。

どうか辺野古へ駆けつけてください。
・ダイバーが足りません。無抵抗で海底の機器設置場所に座り込むわたし達のダイバーに対して、殴る蹴るの暴行が水中で行われています。多くの目撃者、カメラが集中することによってこのような命にかかわる危険な行為を止めさせることができます。
・カヌーに乗る方が足りません。もうみんなへとへとです。来ていただければ、時間を作って練習を行います。

以下報告です。
昨夜、午前0時には100人ほどの人たちが集まってくださり、交代で寝ながら監視行動を続けました。
午前4時、出航準備をしに外に出たところ、海の方からエンジンの音がゴウゴウと鳴り響いています。海上は海上保安庁の船で埋め尽くされていました。

午前5時半、汀間(ていま)漁港から阻止行動の船を出そうとした時に、海上保安庁は異例の船舶検査などを行ない出航時間を大幅に遅らせるという手段に出てきました。

午前7時、既に作業が強行されている海に出ると海上保安庁の大型巡視艇4隻、中型2隻、小型2隻と数えきれないほどのゴムボートが襲ってきました。結果として午前中3ヶ所については作業をさせず、午後もカヌー隊が向かったところでは、作業をやめさせることができました。
それでも多くのポイントに調査機器がおろされています。

わたし達は、小さなカヌーにのって6艇ずつが小船に曳かれて一日中走り回りました。
また、ダイバー達、シュノーケルの人たちも、海底に打たれる杭の切っ先に手を伏せてギリギリのところで止めるようなシーンもありました。
こちらのダイバーはその度に殴る蹴るの暴行を受けています。
浜に戻ったときは午後5時半でした。10時間以上海上にいたことになります。


ところで、わたしは子どもの頃父より「海上保安庁の人間には誇りがある、海上自衛隊は人を殺すためにあるが、彼らは人の命を救う仕事をしているのだから」と聞かされていました。
もちろん、多くの海上保安庁の方々は紳士的でしたが、とても残念な、酷い行為も今日一日でたくさん目撃しました。

例えば作業船にカヌー隊がしがみついていた時に船がバックを始め、雇われている漁民は安全を考えてゆっくり引き離そうとしていたようですが、海上保安庁のボートから「もっとスピードを出せ!」と怒鳴られ漁民の方は仕方なくスピードを上げました。その結果カヌー1艇が転覆しました。彼らは人の命を守るどころか、危険にさらしたのです。
海上保安庁の職員は、まるで防衛施設局の職員か業者のように漁民に指示し、危険行為、場合によっては生命の危険にある行為を行うよう命じました。

違う場面ではゴムボート2艘でカヌーの隊列を挟み、執拗にカヌーを波で煽り、転覆させました。これも一つ間違えると波と船体に打ち付けられ命を奪いかねない行為でした。

また、少なくとも2ヵ所で海上保安庁のゴムボートが、白化現象から漸く回復しつつある貴重な浜珊瑚に船で激突しました。手前を走る海上保安庁のゴムボートが積む2機のエンジンがその衝撃で飛び上がるのを目撃しました。

海底にしがみついて非暴力で阻止行動をしているダイバーに対して、作業員もしくは海上自衛隊員たちは殴る蹴るの暴行を加えてきましたが、海上保安庁の隊員は見て見ぬふりです。

しかし国は「反対派」というレッテルを貼り、「妨害行為・暴力行為」をしているというネガティブキャンペーンを必ず展開するはずです。

作業を強行している業者の人も海上保安庁も、海上自衛隊も防衛「省」も国もきっと信じられないのだと思います。
金儲けのためでもなく、暴力を振るわれても振るうことなく、他者や自然の平和を守るために行動する人たちの心を彼らは信じられないのだと思います。
全て力でねじ伏せることが出来ると思っている人たちは、非暴力で立ち向かって来る一般市民が心底恐いのだと思います。
人の心を信じ、平和を信じ活動する市民たちがいることを心底否定したいがために暴力を持って望んで来るのだと思います。
平和を創るために体を張っている仲間たちは「暴力を振るう者が一番弱い」ということを知っているのです。
暴力の弱さを国に伝えるために、愛する日本には暴力に頼る国になって欲しくないという命をかけた訴えをしているだけなのです。
人間は自分にやましいところがあると他者に対して暴力的になるものです。海上自衛隊導入は「国の逆切れ」と理解していただいていいと思います。

これから国がありとあらゆる方法を用いて「辺野古の阻止行動」に対して張って来る「ネガティブキャンペーン」「マイナスイメージ宣伝作 戦」に引きずられてはならないと思います。真実を伝えている仲間たちの声を信じてください。国が今回のことで墓穴を掘っていることに気付くまで、私たちは平和を求めて進むだけです。

■■引用終了■■


もうひとつ、こちらのブログからの引用(写真も)

■■引用開始■■

5月18日の環境調査阻止行動についてのTV放送で、次のアナウンスがありました。

「環境事前調査は、この海域に生息するサンゴの生態や海流を調べるために国が独自に実施するものですが、反対派グループは環境の調査であっても基地建設につながるものは許さないと激しく抵抗しています。」

アナウンスのとおり・・2行目以下「環境の調査であっても」という主張だと、基地建設反対派が、調査を妨害する・・「ゴリオシ」をしているように受け取られます。


私たちの主張は「アセス法に違反した日本政府の調査は認めない」、という主張です。
私は、このアナウンスは、次のように言い換えるべきだと思います。

「環境事前調査は、この海域に生息するサンゴの生態や海流を調べるために国は環境アセス法とは別に独自に実施するものと説明していますが、反対派グループは環境アセス法に違反した調査だとして、激しく抵抗しています。」


アセス法違反については、4月26日のブログ↓をお読み下さい。>特にマスコミの方々
http://blogs.yahoo.co.jp/okinawa_maxi/archive/2007/4/26
★国、那覇防衛施設局は、環境アセス法違反の環境調査を行い
★国、防衛省は軍艦と、軍人を沖縄、辺野古の海に寄こし、
★国、海上保安庁は、国の違法調査を阻止しようという住民の船を早朝に点検し
 海における、国の違法を助けた・・・
 
 以上の三つの★マークの事象の中にどれだけの国、日本政府の違法行為が存在しているでしょうか? 皆さん、お考え下さい。

■■引用終了■■


なお、大塩平九郎さんが、以下のような提案をされています。

 1 誰かに辺野古のビデオとってもらってyoutubeで流す。youtubeでなくても、ホームページ上で定点カメラを見せてもいい。

 2 ここまで国民を愚弄し、戦時中同様、国民・沖縄の人々に銃を向ける大政翼賛会日本会議に身の程をわきまえさせるため、全国民に自動車税不払い運動を呼びかける。
 簡単で、インパクトが非常に強い方法。

 映像の力は強いと思います。映像、画像を見つけたら、みんなでTBしあいましょう!
 













★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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我が国と郷土の現状と認識について、正しい理解に導き…学校教育法改正案の怖さ:教育3法案明日参院審議

2007-05-20 07:59:39 | 教育基本法・やらせ質問
 教育基本法「改悪」のときには、反対運動が盛り上がったが、いったん、改悪されて、具体的な法律に反映されようとしているいま、声が小さくなっているのではないか。生徒・学生を洗脳する恐ろしい計画(コピーライト外山恒一)が進行しているというのに…。

 教育3法案は、衆院を通過し、明日、参院での審議が開始される。

 この3法案とは、【義務教育の目標に「我が国と郷土を愛する態度を養う」ことなどを明記した学校教育法改正案と、文部科学相の教育委員会に対する是正指示、要求権を新たに規定した地方教育行政法改正案、さらに現行の終身制教員免許を二〇〇九年四月から有効期間十年の更新制とし、三十時間の講習を義務付ける教員免許法および教育公務員特例法改正案】だ(山陽新聞)。

 この3法案には、いずれも重大な問題がある。詳しくは、ポスター、じゃなかったこちらを見て欲しいが、まずは、サンデー毎日を買ってよんでもらいたい。

 学校教育基本法改正案の義務教育の項に、「愛国」への誘導があるという。

 確かに、【我が国と郷土の現状と歴史について、正しい理解に導き、伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養う】とある。正しい理解って何だ?沖縄で市民に自爆を強制した事実を隠すことか、いわゆる従軍慰安婦は経済行為だとうそぶくことか?冗談ではない。

 それに止まらない。
 【同条第三号中「社会」を「個性の確立に努めるとともに、社会」に、「個性の確立に努める」を「社会の発展に寄与する態度を養う」に改め、同条を第五十一条とする】、
 【集団生活を通じて、喜んでこれに参加する態度を養う】
などというのもある。

 サンデー毎日によると、そのような「改正」によって、「まっとうな日本人」を育成するのが狙いだと、文科省の官僚が述べたという。「まっとうな日本人」とは何なのか?
 
 それは分からないが、こんなことを言い出す政府が「まっとうな政府」ではないことだけは確かなようだ。










★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
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読売新聞の特集「憲法改正への道」で9条を変える理由がないことが明白に!

2007-05-20 07:24:42 | 有事法制関連
 読売新聞が、「憲法改正への道」と題した連載をしているが、そのうちの「国民投票法成立」の「下」(5月17日付朝刊)で書いてあることから、9条改訂の必要がないことがはっきりした。

 同紙は、9条改訂の必要性として二つの事例を挙げる。

 一つは、イラクの例。
記事は【安倍の耳には、自衛隊の現場からの切実な声が届いている。イラク復興支援でサマワに派遣された陸上自衛隊の部隊。一日の活動を終え、宿営地に戻る途中で、道路警備を担当していたオーストラリア軍が武装集団に襲われたら、部隊はどうするか。陸自幹部はこう語る。「現在の法律(イラク特措法)では、我々は現場を迂回して宿営地に戻る。だが、人道上、そんなことが出来るだろうか」】という。

あほか!イラク戦争のお題目が間違っていたことがはっきりしたうえ、毎日、誤発砲で米軍に殺されているイラクの市民のことを考えれば、人道上行うべきは、自衛隊の完全な撤退、自衛隊派遣したことへの反省であるべきだ。つまり、イラク戦争のような侵略戦争に荷担するようなことがないようにすれば、こういうシチュエーションはそもそも生じない。まったく、泥棒が抵抗されたから身を守るための武器を寄こせって言っているようなもんだ。これを書いた読売の記者は頭がおかしいのではないか?それとも、イラク戦争に大義がなかったことなどは記憶に残らないのか?

次に記事は続ける。【こんな話もある。北朝鮮軍が韓国に侵入するおそれがあれば、米国は急いで民間機などで在韓米軍を日本に避難させると見られている。こうした緊迫時に航空自衛隊のF15戦闘機が公海上を警戒中、北朝鮮戦闘機が米民間機を攻撃する場面に遭遇したら…。現行法では、周辺事態だが、F15は北朝鮮機を攻撃できない。空自幹部は、長年悩み抜いた末の判断をこう明かす。「自分がが司令なら攻撃を命令する(以下略)」】。

ほんまにあほやね。北朝鮮軍が韓国に侵入するおそれがあれば、米国は、米軍機を韓国に派遣して、きちんと、市民が乗った航空機は保護しますよ、自衛隊が心配しなくても。そもそも、そんな緊迫した時に、米軍機以外の飛行機が米国市民の乗った飛行機に近づいたら、それだけで攻撃対象になる。自衛隊が守りましょうと申し出ても、邪魔だから近寄るなって言われるに決まっているじゃないか。

それに、そもそも、北朝鮮軍が韓国に侵入するおそれって、どの程度あるのか。先日、北朝鮮と韓国の間で鉄道が開通した。これは一時的なものだったが、南北分断以来のことだ。韓国としては、恒常的なものにしたいと考えている。そういう状況で、北朝鮮が韓国に侵入するおそれがあるのか?本当にあったら、南北鉄道開通なんてことはしないだろう。

拉致事件の究極の解決方法は、南北統一だろう。統一すれば、自由に日本人拉致被害者を捜索することが出来る。したがって、このような南北統一へ向けた動きを、拉致被害者に寄り添う読売や産経は、後押ししなければならないはず。

それにもかかわらず、読売は、【北朝鮮の核問題が進展しない中、南北関係だけが進展することに国際社会から警戒の声が強まっている上、北朝鮮も韓国からの経済支援取り付けという実利目当ての側面が強く、韓国が望む鉄道の定期運行実現は難しい状況だ】と突き放し、産経も【北朝鮮の警戒心は依然、強く、韓国政府は“南北交流”を自画自賛しているが真の交流にはほど遠い】と冷たい扱いだ。

しかし、その実態は、上記産経が次のように指摘するとおり、一定の効果がある。【北朝鮮は南北鉄道連結に依然、消極的だ。今回の試運転も韓国からの各種支援を見返りにしぶしぶ応じた。この警戒心は「鉄道連結で韓国主導の南北統一イメージが北の住民に広がることを懸念しているため」(韓国情報筋)という】。

ちょっと脱線したが、読売が挙げた事例は、検討に値しない事例だ。本気でこういう事例のときのために9条改訂をする必要があるなどと言っているとしたら、その指導者のおつむは戦争シミュレーションゲームを無邪気に楽しんでいる一般市民と差異がないのではないか。これを書いた読売新聞の記者も…。














★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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