情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか-権力に縛られたメディアのシステムを俯瞰する~25日発売

2008-04-18 20:32:45 | メディア(知るための手段のあり方)
【PR】「マスコミはなぜ『マスゴミ』と呼ばれるのか-権力に縛られたメディアのシステムを俯瞰する」の一般書店での発売が25日開始されます。とはいっても、お近くの書店にはないこともあるので、ぜひ、予約をしてください…といきなり、宣伝モード全開ですみません。Amazon(※1)にも掲載され、少し興奮気味です。

Amazonの画像は帯がなく寂しいので、帯付き画像を掲載しました。ダイレクトスキャンです。価格は1890円、出版社は現代人文社。

Amazonの内容紹介では、
【メディアが監視機能を果たせなくなって久しい。その原因となっている日本独自のメディア規制システムの全貌を明らかにし、さらなる危機とそれへの対処・克服方法を検討する】
となっております。


少なくとも、熱さだけは、斎藤貴男さんの帯の熱い言葉に負けないものがあることを分かっていただけるはずですので、ぜひ!


目次は次のとおりです。


目次
序章 マスゴミになってしまったマスメディア

第1章 政府・企業によってがんじがらめの日本のマスメディア状況〜三大規制システムを中心に〜
1 マスメディアを取り巻く現実
2 日本独自の三大規制システム① 独立行政委員会の不存在
3 日本独自の三大規制システム② 系列化
4 日本独自の三大規制システム③ 広告一業種一社制の不採用
5 補完しあう三大規制システム
6 市民メディアの不存在がもたらす弊害
7 編集権の経営陣による独占の弊害
8 記者クラブ制度の弊害
9 記者の権利の議論の不存在
10 異常な司法システム

第2章 さらなる強化が懸念される表現の自由への制約
1 名誉毀損事件の慰謝料高額化
2 メディア規制立法3点セット
3 3点セットに続くメディア規制立法

第3章 放送・通信の内容規制が行われる通信・放送の融合法制
1 インターネット規制の流れ
2 「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会」中間取りまとめ
3 中間取りまとめに対するパブリックコメント
4 「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会」最終報告書

第4章 システムの改善への展望
1 系列の解体や広告業界の一業種一社制度の採用は直ちには困難
2 早期に独立行政委員会の実現を
3 読者の日々のバックアップや批判の重要性
4 業界全体での対応

あとがき
 マスゴミと呼ばせないメディアにしよう!




※1: ※1をクリックするか、もしくは、
    Amazon なぜマスコミはマスゴミと呼ばれるのか で検索してください。
    URLを記載すると長くなりすぎてファイヤーフォックスだと超横長になるようですので中止しました。


★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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自衛隊イラク派遣違憲判決を書いた裁判長の決意~裁判官の独立について一言

2008-04-18 09:15:30 | 有事法制関連
 画期的違憲判決を書いた青山邦夫名古屋高等裁判所裁判長が3月31日付けで「依願」退官していることは軽視してはいけないと思う。確か、住基ネット違憲判決については、まもなく、裁判長が自殺したはずだ。それだけの重みがある判決であり、他方で、それだけのプレッシャーが本来独立して判断すべき裁判官にかけられているわけだ。また、このニュースについて重みをもって伝えられなかったメディアがあったことも忘れてはならない。青山裁判長の勇気に敬意を表するとともに、この点をメモしておきたい。

【追記】
 読売新聞の一面解説記事で、「憲法判断回避の原則」などと戯言を書いているのを目にした。もちろん、本来、違憲というのであれば、傍論ではなく、一円でも損害賠償を認めるべきだった、そうしなかったから読売新聞のような批判を受けることになった、という意見もあろう。しかし、この判決からは、依願退官をしてこの判決を書いた裁判長のぎりぎりの判断を伺うことができる。裁判長としては、自分のことだけを考えればすむわけではないのだ。
 重大な決意に基づく判決であり、結果として違憲判断は傍論となってはいるが、それがこの判決の重要性をいささかも損ねるものではないことを追記したい。
 読売新聞のような批判をする人に対しては、あなたは職を捨ててまで、将来の安定(公証人など)を捨ててまで信念に従うことができるか、と問いたい。







★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
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