写真大好き I love photography

日本の自然を写真に込めて発信
Disseminating Japan's nature through photos

山には秋の足音・焼岳

2024年09月19日 | 登山
目の前には北アルプス穂高連峰と上高地

 昨夜は雷とゲリラ豪雨があり一晩中騒がしかったが今朝は青空がのぞき引き続き暑い1日になりそうだ。そろそろ秋のお彼岸だがこの暑さ早く終わってもらいたい。そんな事を考えながら、そう言えば9月に入れば山は秋の訪れを感じさせてくれていたなと以前、9月に登った山の写真を眺めている。


 焼岳は北アルプス穂高連峰の中で荒々しい活火山の姿を見せてくれる日本百名山中の1峰だ。登山は比較的楽な行程の新中の湯ルートでは登り3時間もあれば山頂に立てる。途中には噴煙を上げる噴気孔、頂上からは大正池から上高地、梓川の流れなどが一望できる。そして目の前には穂高連峰の勇姿を見ることができ、手軽ではないが入門登山コースとしては楽しいコースだ。早めに下山すれば平湯温泉などで温泉を堪能することも可能。新中の湯コースは車でのアクセスが可能。




 バスでのアクセスでは上高地から新中尾峠を経てのコースになる。新島々からバスで上高地、上高地から河童橋を渡り梓川沿いに下る。新中尾峠を目指し山頂に到達する。車で上高地には直接いけないので注意が必要だ。上高地は通年マイカー規制のため松本方面からだと沢渡の駐車場に車を止めシャトルバスで向かうことになる。高山方面からだとあかんだな駐車場でシャトルバスに乗り換える。
 今が一番よい季節なので上高地まででも訪れてみたいものだ。
焼岳山頂からは梓川の流れと上高地の景色を堪能できる


TVドラマで猿倉荘が!大雪渓の思い出

2024年08月21日 | 登山
 最近、テレビドラマを見ていて、アレ、あの山荘、猿倉みたいだと画面に見入ってしまった。山岳医療ドラマだという触れ込みだったのでどこの山が舞台になっているのか気になり調べてみた。ネットでは山小屋の舞台、鮎川山荘は猿倉荘となっていた。猿倉なら白馬が舞台で大雪渓や白馬山荘が出るかと楽しみにみているが出ませんね。ただ、八方池や八方池山荘など周辺のゴンドラが利用できる辺りは使われていたみたいだ。


 気になり白馬の登山情報を調べてみると温暖化の影響で大雪渓はクレバスが多く通行止めとなっていた。白馬の初夏を彩る大雪渓を登る醍醐味を味わえないのは寂しいかぎり。随分前に猿倉から大雪渓を登り、雪渓を登り切ると高山植物が咲き乱れるお花畑の先に見えた白馬山荘はとても魅力的だった。山荘で飲んだ生ビールの旨かったこと。


 ドラマでは松本市内や車山、美ヶ原など松本周辺でロケをしているみたいだ。夏山登山で楽しむ山としては白馬はとても良い山だと思う。登山口へのアクセスがよく残雪が多いので高山植物も綺麗に咲いている。ゴンドラも何本もあるので結構な高さまで一気に登れる。


 また、冬場の白馬はヨーロッパの街に迷い込んだみたいな状態になっている。蕎麦屋に入っても日本人より海外からのスキーヤーが多い。スキー人口が減少している日本で海外からのスキーやスノボー客が日本の雪を楽しみに来日してくれるのは有り難いのでは。

北アルプス涸沢の秋

2024年08月20日 | 登山
 昨晩は雷とゲリラ豪雨が遅くまで続きなかなか寝付かれない夜を過ごした。まあ、この雨は連日の猛暑でぐったりしている木々にとっては恵みの雨。
 地上では連日の猛暑続きだが2000mを超える山ではそろそろ秋の気配が始まっているだろう。


 流石に70歳を過ぎて後期高齢が目の前に迫ると高い山に登る体力も気力も萎えてきているが、少し前までは9月の終わりから10月の初めにかけて北アルプスの涸沢に出かけ紅葉を撮影するのが楽しみだった。大好きだった北アルプスの紅葉を少し紹介する。
 上高地から徳沢、横尾を通り沢伝いに進むと涸沢に辿り着く。山岳装備でしか辿り着けない周囲を3000mの岩稜が囲む紅葉の名所だ。そこには眼前に岩稜と紅葉のコントラストが広がり息を呑む風景とはこの事かと思える場所が存在している。何度か写真撮影や登山の為に出かけたがベストの紅葉が見られるのはほんの10日間くらい。10月に入ると降雪があり、青い空、雪の白、紅葉の赤、ハイマツの緑と想像を絶する世界を目にする事ができる。その頃になれば紅葉が終わりあっという間に冬支度をしてしまう。
 夜になると空に満天の星が広がり、テントサイトは色とりどりのテントにあかりが灯り、幻想的な風景が広がっていた。


 紅葉シーズンの涸沢は人出のピークでもありとにかく大変だった。朝のトイレの行列にはびっくり、朝の3時ごろから早朝出発の登山客が列をなしていた。売店や食堂も席を確保したり注文したりと山の中とは思えない情景が広がっていた。夏山登山シーズンで高い山に登られる方々が大勢いると思います。連日報道されている富士山の無謀登山のようなことの無いよう、天候に気をつけて装備を怠りなく早め早めの行動で安全に山登りを楽しんでください。



 



立山の彩雲

2024年07月29日 | 登山
 虹色の雲を見た事がある。数年前に立山で夏山登山中に目の前に虹色の雲が突然に広がり地震などの天変地異が起こる前触れではないかと不安になった。後日、調べてみると太陽の光が屈折して虹色に見える現象とのことだった。彩雲は吉兆で良いことが起こる前触れで幸せを呼ぶ現象だと伝えられており、立山曼荼羅に描かれている神の宿る立山の山頂で彩雲に巡り合う偶然に天変地異どころか幸運を喜ばなければならなかったのだ。どうもあの時から良いことが来ないのは彩雲を嫌ったからかもしれない。笑。
 初夏の立山は残雪と新緑のコントラストが素晴らしく彩雲がなくとも風景を眺めているだけで幸せな気持ちになる。立山の最高峰は雄山で頂きには雄山神社があり山頂でご祈祷を受ける事ができる。一生懸命3000mまで登ると神主が待ち構えているなんてさすが神が宿る山。連日、40度に迫る気温が続く中、ぼんやり雪渓が残る登山の写真を眺めているだけで少しは涼しい気分になる。

虹色に広がる雲



残雪が残る立山、奥に見えるのは剱岳
雄山山頂の雄山神社


筑波山、山頂で味わう田舎そば

2024年02月16日 | 登山

日本百名山に名を連ねる関東の名峰。ジジイにも優しい山と勇んで出かけていくと結構きつい登山道でビックリ。筑波山神社のロープーウェイ脇から登る登山道、休日には沢山の方々が頂上を目指している。筑波山は双峰で頂上が2つあるがケーブルカーの終点には売店や休憩所があり登山客や観光客が一休みしている。汗をかきながら登り、たどり着いて食べる蕎麦はそれなりに美味しい。ジジイは天ぷらそばを注文、かき揚げがのり、太めの田舎風蕎麦を頂いた。お味は駅の立ち食いそばレベルだが汗をかいた体には出汁つゆの香りと塩加減が丁度良く一気に食してしまった。それにしても女体山の頂上からの眺めは素晴らしく関東一円、はるか彼方にはスカイツリーも確認できるらしい。下山後には筑波山神社の門前、青木屋旅館に立ち寄り、日帰り入浴で汗を流して帰宅した。青木屋さんの屋上露天風呂からの眺めも絶品だ。
交通 つくばエキスプレス終点、つくば駅から筑波山行きバス(直通バス)で小1時間、山頂まで約2時間半

 

 


記憶に残る風景・南アルプスの眺望

2024年01月16日 | 登山

登山の中で思い出に残るシーンがある。この1枚の写真がそのうちの1枚だ。確か広河原から入山して北岳を登り白峰三山の間ノ岳、農鳥岳を縦走した時のもの。山小屋を早朝出発し間ノ岳でフト後ろを振り返ると北岳を中心に左に甲斐駒ヶ岳、右に八ヶ岳連峰の赤岳が3兄弟のように並んでいた。甲斐駒ヶ岳の白い山容と赤岳のとんがり屋根とが北岳に寄り添うようにちょこんと並んでいる。この標高3000m超の天空の散歩道は日本一高い縦走路だと思う。もちろん一日中富士山と共に歩くことができる。遮る物が何一つ無い。


吉兆?立山で拝む彩雲

2024年01月01日 | 登山

立山を登山していた時に目の前に彩雲が広がった。最初は何が起こっているのかわからなかったので虹がこれから出来始めるのかと思った次第。雄山から立山を縦走し別山から剱岳を望む場所でのひと時。雲間にアレよあれよと広がり虹の旗が出来上がったのにはびっくりした。良いことが起こる前兆とか吉兆だとか、単なる気象現象の一つ、よくある事と片付ける方もいらっしゃるので何ともいえないが、僕自身では何も良いことは無かった。雪渓の上で丸1日過ごしていたので日焼けして顔がヒリヒリしたことくらい。記憶に強く残っているのは帰りに食べた富山ブラックラーメンがしょっぱくて喉が渇いたことぐらい。真っ黒のスープに麺、ネギとチャーシューめんまがのり、確か地元の方々は生卵とご飯を合わせて注文していた。西町大喜のホームページにはおかずにできるラーメンと書かれているのでラーメンだけ食べて帰ってきた僕が間違っていたみたいだ。メニューにはやはり生卵とご飯、おにぎりがラーメンと並んで記載してある。頑なに伝統を守る富山ブラックラーメン、正直なところ近寄りがたし、恐るべし。高血圧のジジイにはチト荷が重いラーメンの話でした。

富山ブラックラーメン、西町大喜さん

 


団体さん御用達

2023年12月27日 | 登山

日本百名山の一つ、甲武信岳での一コマだ。僕も百名山完登を目指して山登りに精を出していた時期があり毎シーズン単独で山登りを楽しんでいた。この写真はその時の一コマ。日本百名山を目指す皆さんたちの中には登山の団体ツアーに参加して登山を楽しむ方もたくさんいます。ガイドさんが悪いのか団体さんの参加者が悪いのかわかりませんが頂上にある山頂の標識の柱を中心に団体客が取り囲み休憩と写真を撮りあっていました。一人ずつ登り写真を撮り合い長い間山頂の標識を占領していました。気が小さいため結局自撮りでの山頂写真はあきらめて誰だかわからないおばさまと山頂の写真をとりすごすご下山したことを思い出します。皆さん、高いツアー費用を支払って参加しているので勘違いしているのかもしれません。何となく悔しい思い出の1枚でした。


どうする家康、関ヶ原と伊吹山

2023年12月26日 | 登山

どうする家康で関ヶ原の合戦が話題になった時にそういえば関ヶ原行ったな、と思い出した。

 なんで興味のない古戦場に行ったのかといえば日本百名山の伊吹山を登ったついでに関ヶ原を見て回った。田んぼの中の石碑や石田三成の陣地などを見て回った記憶がある。伊吹山の山頂は生憎の雲の中で周りの風景は見えず山頂の1377mだけが確認できた次第。晴れていれば関ヶ原の地形や遠く琵琶湖や比叡の山並みなどが見えていたはず。記憶の薄い百名山登山になった。


朝焼けの尾瀬ヶ原、燧ヶ岳を望む

2023年12月20日 | 登山

朝霧の中、夜明けと共に燧ヶ岳のシルエットが浮かび上がってきます。山小屋から木道を辿り1時間、撮影ポイントで夜明けを待ちます。これも懐かしい1枚、雲が燧ヶ岳にかかり池塘に映り込んで尾瀬ヶ原の朝を演出してくれました。

管理人のホームページもお立ち寄りください
https://www.m-kawada.com/


憧れの雲の平、黒部源流域を望む

2023年12月20日 | 登山

黒部川の始まり、黒部源流域は北アルプス最深部に位置し辿り着くには登山道を徒歩で最低2日〜3日かかる。
写真の手前、左下奥が黒部源流域、目の前の小高い丘のように見える標高2500mの高台が雲の平、左奥に黒部五郎岳、その向こうには富山、そして日本海と続く。自分が歩いてきた登山道や雲の平小屋が小さく見えるこの風景が見たくて歩いてきた。思い出の1枚です。


憧れの雲の平

2023年12月19日 | 登山

富山側の折立より入山し薬師岳を登り、薬師沢から雲の平に入った。念願の雲の平を歩く。
見渡す山のほとんどが百名山だ。以前、奥穂高の山頂から見た黒部五郎岳が目の前に、左手には薬師岳、目の前には水晶岳。この写真はその時の写真。


北アルプスの山々

2023年12月19日 | 登山

北アルプスの山々はどの山も一度は行ってみたいと思う姿をしている。左手には雲上に笠岳、稜線の向こう側には黒部五郎岳が見える。そして、その向こう側には一生に一度は行ってみたい雲の平がある。奥穂高岳より

管理人のホームページにもお寄りください
https://www.m-kawada.com/


白馬稜線からの眺め

2023年12月19日 | 登山

以前登った白馬稜線からの眺めが忘れられません。白馬の大雪渓を登り稜線を歩いて白馬大池から栂池に抜けました。雄大な3000m級の稜線は眺めもよく登山の醍醐味を満喫できた山行でした

管理人のホームページもどうぞ
https://www.m-kawada.com/