東京都の郊外というか山間に日の出町はある。東京都の西部はここが東京都?と思うほど自然が豊な風景が広がる。この日の出町が一躍有名になった出来事がある。ロンとヤスがこの町にある山荘で交友を深めたのが当時の誌面を賑わした。ロンとはロナルドレーガン元米国大統領、ヤスとは中曽根康弘元首相。当時、首相だった中曽根氏が氏の別荘だった日の出山荘に米国大統領を招待した。当時としては米国の大統領を私邸、それも別荘に招待することなどなかった。日米関係の蜜月ぶりをアピールする記事で新聞誌面を賑わした。
そんな日の出町に大仏があるとの話を聞き、早速、大仏を拝みに日の出町に出かけてみた。牛久市民としては大仏と言えば牛久大仏、鎌倉にある大仏は歴史があるが牛久大仏は高さがある。120mの大仏は日本の大仏としては身長で1番。同僚の大仏に敬意を表するためにもご挨拶に伺うことにした。
少し、肌寒かったが天気の良い日に日の出町に出かけた。入り口の駐車場で降りて谷間から上を覗くと、堂々と居住まいを正した大仏様が鎮座していた。
少し離れているので大きさはあまり感じなかったが大仏様に向かう参道を登っていくと徐々にお姿が大きくなる。まだ周辺の佇まいは出来立ての雰囲気で重厚さはないが目の前までいくと結構な迫力だった。ただ、まだ整備したばかりなのか荒涼としているが周囲には紅葉なども植えられており、何年か経つと紅葉の名所となるかもしれない。