国立新美術館は国内でも有数の規模を誇る。美術団体が公募展を含めた美術展を常時開催、国立独自の企画展など芸術を愛する方なら一度は足を踏み入れ館内を散策していると思う。
床にある丸い通気口から空気が噴き出てくる
この美術館、建物としてもユニークで床下換気を採用している。通常のビルだと頭上に換気用ダクトなどを通して天井換気しているため送風口が頭上にある。頭の上から暖気や冷気が降りてくる。ここは床の通風口から出てくるので天井には照明器具しか設置されていない。高さのあるスッキリした空間を作ることができている。送風口が無い分均一な照明空間を構築できる利点があるのだろう。そして独特な逆円錐型のスペース。ここはレストランや喫茶スペースになっており館内を異次元な空間に演出している。
エレベータはガラス張りで円錐の柱を見ながら上空に舞い上がる気分を味わうことができる。昼食などで外に出るとやはりそこは六本木だ。
高層ビルとサイン看板が溢れ路地の隙間から六本木ヒルズが垣間見える。街中は海外からの訪問客が列をなして歩いており、インバウンド衰えを知らずですな。