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北見の銘菓・赤いサイロを求めて

2024年08月26日 | 北海道
 台風10号はどうも進路方向を変えつつあり前日の予想より西向きに進んでいる。今後、中心気圧950hp以下の台風が続々上陸なんて事がないように祈るばかりだ。地球温暖化の時代を超え地球沸騰の時代を想像するだけで怖い。

 先日来、北見市での出来事を思い出していたが、そもそもの発端は、冬季オリンピックで活躍したカーリングチームが食していた赤いサイロが食べたくて北見市を訪ねた事が発端だった。札幌や新千歳の空港で赤いれんがを手に入れるべくお店に出向くとなんと売り切れ、そこで赤いサイロを調べたところ北見市の清月というお菓子屋さんが製造販売している事が分かった。早速、北見市へ出向いた次第。昭和10年創業の北海道では老舗のお菓子屋さんだ。北見に出向けば購入ができるのではとお店を訪ねて伺ったところ、売り切れだった。赤いサイロは個数制限で販売は1日500個、先着50名様のみ。すでに販売終了していた。まあ、当時、モグモグタイムはテレビで連日取り上げられ赤いサイロも一気に人気商品に躍り出ていた。お店のホームページによると2018年yahoo検索大賞スイーツ部門賞だったそうだ。



 そんなカーリングの聖地、北見市常呂町、実は帆立養殖の聖地でもあるらしい。常呂町はオホーツク海とサロマ湖に面した漁村で帆立の養殖のメッカと言われるほど古くから北海道で帆立を養殖していたそうだ。サロマ湖は汽水湖でオホーツク海とつながっており、サロマ湖で稚貝の育成をしてオホーツク海で育て4年後に出荷している。流氷により栄養豊富なオホーツク海沿岸、猿払、門別、常呂と帆立の一大生産地となっている。そんな常呂町に立ち寄った際、漁協で生の帆立を購入、あまりの安さと美味しさにびっくりした。一度、採れたての生ホタテの旨さを味わうとあのなんともいえない歯応えと甘さが忘れられない。
 この歳になり、毎年のように行っていた北海道旅行もなかなか行けなくなったが常呂漁協の生帆立は漁協に注文し生食用で購入することができる。今年も注文するかと漁協のホームページを見たところ残念、貝毒が発生しており販売中止だった。これも温暖化の影響?、涼しくなったらお願いするつもりだ。

古びた除雪車にびっくり

2024年08月25日 | 北海道
 北見のハッカ記念館の話の続きになる。ハッカ記念館を偶然に訪ねたのは冬季オリンピックでカーリングチームがもぐもぐタイムで赤いサイロを食べ北見の赤いサイロが話題となり有名になっていたとき。赤いサイロを購入しようと北見市を訪ね偶然前を通りかかったのがきっかけだった。


 キッカケといえばハッカ記念館を訪ねて変わった陳列物を見つけた。
 ハッカ記念館を出て駐車場に向かう途中でふと目に付いたのが古びた除雪車だった。冬の北海道、除雪車の種類は沢山あるはず。その中でも国鉄時代の珍しいものが展示?されていた。展示しているにしては説明書もなく野晒しのまま放置に近い状態だった。でも放置状態にしては草刈りもされよく見ると補修もされている様だ。その時は何気なく写真を撮りその場を後にしたが気になってネットで検索すると、どうも個人所有の列車たちで国鉄からJR北海道になる時代に個人が譲り受けたとのこと。※なまらあちこち北海道さんのホームページを引用させていただくと、現在はNPO法人オホーツク鉄道歴史保存会が保存・管理しているとのこと。
 展示列車は、急行列車などとして使われていた気動車「キハ27」、雪かき用貨車「キ100」「キ700」、ロータリー除雪車「DD14」、郵便車「スユ15」、車掌車「ヨ3500」、車掌が乗り込む場所と貨物を載せられる場所がある緩急車「ワフ29500」です。



 結構ブログやホームページで取り上げられておりハッカ記念館に来館時不思議に思っていた方や鉄道オタクの間では話題の列車たちだった。
 北海道には各所にSLなど国鉄時代の車両たちが保存されているのを見る。北海道開拓の歴史とともに伸びた鉄路が少しずつ廃線されていくのは寂しい限りだ。





北見のハッカ

2024年08月23日 | 北海道
 残暑が続いているがまた来週には大型の台風10号が日本に上陸しそうだ。ここ数日、ゲリラ豪雨で東京都心も水浸しの毎日、ジジイが通勤していた頃には考えられない頻度で危険な集中豪雨や台風が発生している。確かに世界は変わりつつある。
 温暖化ではないが暑い繋がりでジジイが愛用している冷感グッズの話を。
 北海道北見市、あのカーリングチーム、ロコ・ソラーレの地元と言えばお分かりだろう。オホーツク海、サロマ湖に面した北見市常呂町にチームがある。北見市内は常呂町から40Km近く内陸に入ったところにあるので北見市自体は東西に細長い。同じ市内ながら40Kmも離れているがそこは北海道、東京とは距離感覚が違う。40Kmはお隣さんだ。




 その北見のお土産といえば清月の赤いサイロが有名だがもう1つハッカがある。赤いサイロは冬のオリンピックでモグモグタイムが取り上げられ、それまで無名に近かった赤いサイロが選手たちのおやつとして美味しそうに食べられていたのが有名になるきっかけだったと記憶している。その赤いサイロが有名になる以前から北見のハッカ飴やハッカ油は名産として存在していた。そんな北見市のハッカ事情をを知ったのは北見市内にあるハッカ記念館を偶然に訪ねたのがきっかけだった。明治35年からハッカの生産を始めて一時期は世界のハッカ生産の70%を北見のハッカが占めたこともこの記念館で知った。薄荷と書いてハッカと読む。入り交じって群がり生える(薄)地下茎の草(荷)という意味だそうだ。ハッカ研究所として建てられた建物が現在の北見ハッカ記念館だ。


 現在でもハッカ飴やハッカ油として緑色のパッケージで販売されているので目にした方もいるだろう。このハッカ油、夏場に重宝している。水で薄めたハッカオイルを携帯用スプレーに詰めて持ち歩き暑い時に軽くスプレーすると清涼感と揮発するハッカ成分で冷感を感じることができる。汗の匂い消しにもなり、もち歩いている。写真のハッカ油は有楽町の北海道道産子プラザを訪ねたおりに購入した物。ほんの1滴を水で薄めるだけで結構な冷感を得られる。ただし、入れ過ぎは香りがキツく肌も痛めるので注意が必要だ。香りだけでも清涼感がある天然のハッカ、夏場のリフレッシュに活用中。

えー、そうだったの!

2024年05月01日 | 北海道

 子供の頃、北海道土産で頂いたトラピストバター飴、ミルクの香りと甘さ、そして広大な北海道のイメージが今でも思い出される北海道の定番土産だ。この飴、北海道のミルクを使用していて修道院で作っていると記憶していた。
 長い間、私の中では修道院といえばチャペルでお祈りをする修道女の姿、彼女たちが日課で乳牛の乳搾りをしてバター飴を作っていると思っていた。いつの間にかトラピスト=修道女が修行をする修道院で、トラピストバター飴はそこで作られていると信じていた。
 毎年北海道を旅する様になったある日、函館の周辺を観光しているときに偶然、修道院の看板があり観光バスが入っていくのを目撃した。あ、トラピスト修道院かなとバスに続いて駐車場に車を停めた。函館にある修道院といえば、私の中ではトラピストバター飴しか頭に浮かばなかった。いそいそとトラピストバター飴を購入すべく修道院の売店に入るとクッキーが売られておりそこにはバター飴はいくら探しても無かった。そして訪れた修道院はトラピスチヌ修道院でシスターたちが作っているのはクッキー、トラピスト修道院では無かった。
 そこで改めてトラピスト修道院を調べて訪ねてみた。トラピスト修道院は男性の修道士が労働と祈りの日々を送る場、ポプラ並木の入り口を入ると修道院の建物があり小さな売店に確かにトラピストバター飴が売られていた。見学は申し込みが必要で男性のみとのこと。かくして、ジジイになるまで何十年も信じていたシスターの搾乳したミルクから作られた優しいミルク飴のイメージは粉砕された。

トラピスチヌ修道院の入り口

ポプラ並木の先にトラピスト修道院の入り口がある


男爵いものこと・道の駅「なないろななえ」

2024年04月30日 | 北海道

 道の駅を巡る旅が好きで時間ができると良く出かけている。特に北海道は初夏から夏にかけて毎年の様に出かけていた。最近は我が家の愛犬が老犬となり遠出ができなくなったので写真を見ながら旅を振り返っている。そんな中に変わった写真があったのでご紹介。函館から10数キロの所にある道の駅、なないろななえは北海道新幹線の現在の終点、新函館北斗駅の程近くにある。出来てからそんなに経っていないのでトイレは綺麗で駐車場も広く、近くにセブンイレブンもあり便利だ。幹線道沿いなのでトラックの駐車が多いのでトラックエリアから少し離れて駐車した方が静かだ。函館からも大沼へもアクセスが良いので立ち寄ることが多い。
 今回はこの道の駅の紹介ではなく併設されている男爵いもloungeの話。写真のオブジェは同ラウンジの前にある街路灯にぶら下がっている。一瞬?なんじゃこれ、と良く見るとジャガイモ、そしてこのジャガイモの形は紛れも無く男爵いも。ラウンジの中には男爵いもにまつわる話を紹介するコーナーやお土産品が販売されている。男爵いもは北海道を代表するジャガイモの品種だと思うが、男爵が北海道にジャガイモの作付けを紹介したのが男爵いもの由来になる。この男爵は川田男爵と言い英国スコットランドの大学に留学、後年、七飯に農場を開き海外の馬鈴薯を輸入、栽培し国内に紹介した。お芋の話より留学当時の男爵のロマンスなどが紹介されていてこちらの方が興味深い。

 

道の駅 なないろななえホームページ

 


稚内の港町1丁目は昭和の香り

2024年03月29日 | 北海道

チャキチャキの昭和生まれのジジイは懐かしの昭和の香りを嗅ぐとなんとも脳みその奥をくすぐられる。最北の街、稚内でそんな懐かしの昭和を味わう機会があった。街中で見慣れたたばこ屋の店先、ホーローでできた看板、親父が吸っていたピースの紺色の缶、ちょっとした街中には3本立ての映画館がありヤクザ映画やお笑い映画がかかっていた事も思い出す。最近は懐かしの昭和をテーマにしたテレビ番組も放映、遊園地にも昭和の街が再現され、若者が珍しがって楽しんでいるニュースも流れている。現実は下水道なんて整備されていない時代、ハエが飛び回り、タバコの吸い殻やガムのカスが道を汚し、立ち小便禁止の鳥居が壁に書いてあったりと雑多な時代でした。
 ハエ取り紙、殺虫剤、蚊取り線香どれも身の回りにあり、そうだ、蚊よけの蚊帳を吊ると嬉しくて中で枕投げをして怒られた。そんな記憶が蘇る稚内の港町1丁目でした。


晴れていれば羊蹄山、レークヒル牧場のジェラート

2024年02月23日 | 北海道

北海道を旅するといろいろな所で美味しいアイスクリームが売られている。観光用の牧場では自家製の牛乳から出来立ての美味しいアイスクリームを販売しているので寄り道をしてでも味わいたい。ここレークヒルファームではいろいろな種類のジェラートを味わうことができる。お店は天気が良ければ目の前に羊蹄山を一望できる広々とした牧場の一角にあり、ベンチでのんびりジェラートを味わえるので洞爺湖方面にお出かけの際はお立ち寄りを。洞爺湖から国道230号を札幌方面に進むと左手にあり

 


ジジイも興味津々!明治の写真工房

2024年02月13日 | 北海道

北海道博物館に開拓の村という明治の北海道開拓当時の建物を移築した区画がある。まあ、北海道の明治村みたいなものだが、この移築された建物群の中に写真館がある。当時は電灯も無ければ蛍光灯やましてLEDなんてない時代、光源といえばお日様が頼り。写真を趣味としているジジイとしては写真の撮影、プリントをどうしていたか興味が湧いて室内を見て回った。
やはり、随所にお日様を活用している工夫が散りばめられていた。撮影スタジオの屋根は当時でも手に入りづらかっただろうガラス張りでお日様の光を取り入れた工夫の跡が見受けられた。そして現像室には珍しい当時の道具が残され、何ともさすがと感心したのは焼き付けや紙焼き(プリント)のための露光ができる設備だ。お日様の力を最大限に生かして、当時としては最先端の写真を制作していた写真館に脱帽。


北海道新幹線の駅前に道の駅?

2024年02月12日 | 北海道

北海道新幹線、新幹線の駅は新函館北斗駅のみだと思っている人は結構いる。実は手前にユニークな駅が一つ存在する。北海道新幹線が青函トンネルを抜け、始めての新幹線駅が木古内駅だ。この木古内駅の駅前になんと道の駅がある。見たところ駅そのものみたいに存在しているから凄い。北海道新幹線に木古内駅が出来た経緯はジジイには分からないが木古内駅で青函トンネルを抜けた貨物線が道南いさりび鉄道に分岐する駅らしい?道の駅を回る輩には人気の駅で道の駅満足度ランキングでは常に上位をキープしている。ただ、駅前なので車中泊で休憩するには少し騒がしいかもしれない。駅なか(道の駅の)は観光案内や新幹線の時刻表示があり独特の雰囲気がある。売店も充実しており道南の海産物や土産などが豊富に販売されている。トイレも綺麗で満足度上位キープはなるほどと思わせる。

新幹線の入線表示や駅前レンタカーの受付などさすが新幹線の道の駅!

こちらが本物の新幹線木古内駅


道の駅・北海道・ひがしかわ

2024年01月16日 | 北海道

旭川から大雪山に向かい15 Km ぐらいのところに道の駅・ひがしかわがある。車旅をしていると道の駅はよくお世話になって仮眠のための車中泊をするのだが、メインの旭川を探索する場合、道の駅・旭川は狭い上に車も多く落ち着かない。ここ、ひがしかわは駐車場こそあまり多くはないがトイレは綺麗でなんとモンベルが併設されているため登山好きとしては見逃せない道の駅となっている。大雪山系旭岳へのアクセスもよく街中にあるためスパーも近くにあり居心地が良い。旭岳の温泉に浸かりひがしかわで一休みして、旭山動物園で1日過ごすのも悪くはない。


湯倉神社の撫で兎

2023年12月28日 | 北海道

函館から市電の終点、湯の川温泉の電停から程近い場所に湯倉神社がある。大国主命を祀る神社だが、この神社にウサギが祀られている。大国主といえば因幡の白兎を思い起こすが、ここの白兎ならぬ石兎はこの大国主のお使いとして鎮座している。説明書(効能書?)を拝見すると、ウサギを撫でながら願い事を唱えると大国主に伝達してくれるらしい。なるほどと納得してウサギの腰(どこが腰か曖昧だったが)を撫でながら、慢性腰痛の改善を願った次第。ここ湯の川温泉は松前藩主が病気のおり入浴して快癒した温泉との言い伝えがあるそうですので、うさぎくんも自信満々で大国主さんに伝えてくれたと信じます。このウサギが新たな伝説になると良いですね。

そういえば、購入したおみくじは函館らしくイカのおみくじで何と大吉でした。


羅臼で食べたウニイクラ丼&なまらヤン衆丼

2023年12月26日 | 北海道

北海道を旅していて何が楽しみかといえば、1番に食べることが思い浮かぶ。中でも美味かったのは羅臼で食べたウニイクラ丼だ。新鮮なウニとイクラがセットで確か2500円でした。今は値上がりしているのでは?。もうひとつがなまらヤン衆海鮮チラシ。通称、ヤン衆丼。確か当時1800円、ネットで調べたら今は2500円だそうです。丼の上に山盛りの海鮮がのり鮮度といい、量といい、中身の具沢山と見栄えは悪くとも忘れられない味でした。羅臼に行ったら食べてみてください。


知床・羅臼の熊の湯

2023年12月26日 | 北海道

知床ウトロから羅臼に向かい知床峠を越えて下ったところに熊の湯温泉がある。男女別の露天風呂が川を渡った先にあり管理された脱衣室や囲いがあるので女性でも安心して入れる。有志の方が管理している温泉とのことで心付けを入れて入浴させていただく。白濁した温泉は肌に馴染み心地よい。北海道には結構温泉があります。湖岸に湧き出ている温泉もあるので温泉を楽しみに車旅を楽しんでいる。露天風呂が嫌な方は国道を挟んでキャンプ場に日帰り温泉もある。


長万部、三八飯店のあんかけ焼きそば

2023年12月21日 | 北海道

北海道にフェリーで上陸し函館から5号線を北上すると長万部の町内に入る前にデデンとでかい食堂の看板が目に入る。
浜チャンポンの大看板だ。この看板を何回か目にして、いつかは入ってみたいと思っていた。昼食どきに5号線を走ることがあり念願の浜ちゃんぽんに。注文したのは丁度お腹も空いており浜チャンポンと人気を二分するあんかけ焼そば大盛りだ。出てきたあんかけ焼そば、海鮮のあんがこれでもかとかかっている大皿焼そば。隣の並チャーハンが小さく見えました。

 

 


上ノ国、天の川沿いに花沢温泉あり

2023年12月21日 | 北海道

上ノ国→神の国?、この上ノ国の町にある花沢温泉を紹介したい。この温泉、日帰り温泉というか銭湯というかこじんまりした町の共同浴場です。泉質は美肌の湯によくある肌につると馴染む弱アルカリ温泉、天然掛け流しです。この温泉は天の川の土手のそばにあります。この町の名前が上の町で流れる川が天の川、ちなみに道の駅の名前はもんじゅだそうです。そして入湯料が二百円と聞けば立ち寄ってみたくありませんか。実際に行くと余りに小さくてガッカリするかもしれませんが天然掛け流しで露天風呂ありで二百円なら、そして天の川の流れる街です。
住所は 北海道檜山郡上ノ国町字勝山141番地1

上ノ国町のホームページ