血圧の下が高い方の特徴として、30代~50代の方、肥満の方、仕事が忙しい方、睡眠時間が十分でない方、ストレスを抱えてる方などに見られるという特徴があります。
血圧の下が高いというのは、下の血圧が病院測定で85mmHg以上、自宅測定で80mmHg以上の場合を言います。
血圧 下が高いか 病院測定 自宅測定
至適血圧 120/80未満 125/80未満
正常値 130/85未満
正常高値 140/90未満
高血圧 140/90以上 135/85以上
血圧の下が高いという事は、次に動脈に送り出す血液を心臓に蓄えてる時に、血管内壁が受ける圧力が高い(血圧の下が高い)という事を意味しています。
つまり血圧の下が高いというのは、まだ血液を心臓から血管へ送っていないのに、血管の内側が強い圧力を受けてる異常な状態なのです。
昔から血圧の下が高い方は、上の血圧が高い方より良くないと言われるのはそのためです。
血圧の下が高い方は、生活習慣を改める必要があります。
まず冒頭で挙げた、肥満、仕事、睡眠時間、ストレスなどの問題を解消する事です。
もし思い当たる方は、これらを解消すれば血圧の下が高いのが改善される可能性があります。
肥満の方は、BMI25%以下にして、寝不足の方は睡眠時間を6時間以上取るようにしましょう。
もしもストレスを受けたら、自分の好きな事に目を向けて気分転換をはかる様にして下さい。
もしいろいろ努力しても「血圧の下が高い」という方は、何か重大な病気が原因で血圧の下が高い状態となってる可能性もあります。
高血圧が長く続くと、動脈硬化が進み心筋梗塞や脳卒中の危険性が高くなります。
一度病院で診察を受けてみて下さい。
血圧の下が高いのは、上の血圧が高いより数字が少ないので軽く見てる方が多いです。しかし血圧の下が高いのも立派な高血圧だという事を忘れないで下さい。