寝屋川市~香里園 | ピアノ ボイストレーニング教室 Abe Music Studio

指導歴45年、
だから感じることを書いています ♬
グランドピアノ3台あるお教室です♪

音程感のないピアノ

2018-05-22 | 音楽
日曜日の上杉先生バッハ講義で、確認できたことがありました!

音の方向性がない、音程感のないピアノ演奏はダメだということ。それには音の方向性を感じること、歌うこと!

このことは、毎日『プレピアノランドコース』の子供たちにたたきこんでいること。
音が上がっている?下がってジャンプした?ピアノのピッチに合わせて、まじって!!
ピアノのレッスンに来たのに
歌がうたえないと終われない…。でも、音の出し方にものすごくこだわれる。ピアノは、キーを押せば音が出る。それが問題。なんと鈍感に音をだすことに慣れてしまう楽器なのでしょうか。

先週も、バッハインヴェンションをどうやって練習したらいいでしょうか?の質問に、左手を弾きながら、右手を歌って、その反対もしましょう、言っておきました。

私は小さい頃から、ピアノは歌う♪と教えられてきましたし、代々私のピアノの先生は、大学のピアノ専門の先生も歌ってレッスンしてくださいました。しかし、歌わない、歌わせないでレッスンする先生も(歌いっぱなし?歌ばかりじゃごさいませんが)いらっしゃるようですが、とくに初心者は歌うことをおすすめします。

上杉先生は平均律のテーマがバンバン押し寄せてくるところをいちいち、ブレスして練習されていました。


昔のレコードを聞くと、大ピアニストたちは、歌っている声が録音されていました。
デジタル録音によって、それはカットされてしまうようになりましたけど、演奏会でも、結構聞こえます。

心から、その音楽にひたって、なりきるということでしょう。