発表会の感想を全員(70代~5歳)に聴くことができました。うれしいことに『自分てすごーい」と、自分自身の成長を喜べて教える側も共感できることはこんなにうれしことはありません。
「幼児のためのプレピアノランドコース」をやり始めた10年前は、ピアノを習いに来たのに何でピアノ弾けないの?姿勢のことや手のフォームばかりでなんでピアノひけないの?と思う方も多かったと思います。でもよく考えればわかることで、ピアノは西洋の男性ののための楽器で(ピアニストや作曲家も男性が多い)小さな日本の女の子はハンデがあります。外国は10歳ぐらいで始めるのに日本は3歳で問い合わせがあります。それも3歳の子でも、親指の力が強く小指が弱い、薬指は上に引き上げにくい、親指は横に潜るように曲がることがわかるのにそこを考えないで指を動かすととんでもないことになります。脱力できない手ができます。そうなるとスタインウェイで弾いてもキーボードで弾いても音の違いが判らなくなる。プレピアノランドの理念である『センス」とは違いがわかること!なんです。
10年以上このコースをやり続けてやはり確実に皆さんのセンスが上がってきたのは、出てくる音色を聴いてわかります。
昨日中学生のレッスンではバッハの平均律1番プレリュードをコードで分析(単純な音型が生き生きしてくる)し、これを使った有名なグノーのアヴェマリアも歌いました(声楽も教えているのでついでに調子にのってシューベルトのアヴェマリアも)5歳の生徒にはモードは教えても説明はしませんが、年長の生徒にはなぜこれがト短調でなくGエオリアンモードなのかも説明しました。
先生に知識がなければ広がらないセンス、たかがピアノだがどういう学び方をしたかがその生徒たちの将来の人間力に関わってきます。だから一所懸命私も学ぶ力を鍛えるので、ついてきてね