発表会が無事終わってからのレッスンが始まりました。
これから今年のコンクールの予定や来年に向けてのことをお話をしながら、発表会の感想を聞きました。とても楽しかった!と 皆さんの努力の上の一流の言葉です。ワンランク上の楽しみです!
この言葉は軽々しく使うと、簡単!楽!やさしい!と,とらえられることもあります。でもそんなことはあるはずもなく、コンクールの本選用に選んだ曲や一流の作曲家、まだあまり弾かれていない現代曲など簡単に弾けるような曲はないはずで、楽曲分析のレポートも全員が提出しどれだけ練習を積んでくれたことか!
これは『学ぶ力』『教わる力』が生徒さんにあるということです。譜面を見ただけでもわからないリズムや音があり、それを弾きこなせるテクニックもまだない場合は、この「学ぶ力」「教わる力」がないと上達しません。先生に教わったことは難しいこと、理解できなくても一流の生徒はついていきます。そして長い時間をかけて自分のものにしていきます。正しく教わるということはそういうことです。昨日のレッスンで、短調?長調?ではなくドリアンモードの曲とまだ理解できなくても教えておいて今わからなくてもいつかわかるようにしておく、それが一流のレッスンです。けしてわかりやすい、納得できた、理解できたとか簡単にはいかないほど奥が深いのです。だから時間がかかる、でも生徒さんの成長が発表会を通してよくわかる。
70代の生徒さんから発表会当日に「娘から(元生徒)お母さんは幸せ者だね、その年で成長できて!」と言われました。先生のお陰ですとお礼を言っていただきましたが、学ぶ力、教わる力がある一流の生徒さんだから上達して楽しめたのですよとお返ししました。
けしてスクールビジネスのお客さんではないのです。「褒められたい、認められたい、やさしくしてほしい、」お客様扱いしてほしい二流の生徒は上達はしません。
今月は8年目の上杉先生のバッハセミナーですがついていくのに毎回必死(ついていけてないかも?)、来月は20年教えていただいている勉強会で演奏しますが、先生からだめだしばかり!ずっと続きます~~~~~~~ 一流の先生についていくのは必死一流の生徒になるのも必死