昨年からずっとドイツ歌曲を教えています。
声楽の場合、発声練習が整い、コンコーネ50番やヴァッカイの教本が進むと、イタリア古典歌曲の練習に入ります。
イタリア語はローマ字読みに近いので初心者には入りやすいという理由もあります。そして声の美しさ、華やかさが全面に出るので声を鍛えようと言う気持ちが生まれます。
ドイツ歌曲は発音が日本語にはない難しいものがあり、声の華やかさというよりは、シューベルトに代表するように
ゲーテ、ハイネなどの詩人とのコラボでありその伴奏とのアンサンブルかあり、イタリア歌曲とのアプローチが若干違います。
ドイツ歌曲の場合は必ず詩を理解して、何を表現しているのか考えていただきます。そうすると歌い方も変わってきます。
ドイツリート(ドイツの芸術歌曲)はイタリア歌曲よりも少し取っ付きが悪いのか、この頃歌ってる方が少ない気がします?生徒さんが 参考 に検索してもあまり出てこないと嘆いていました。
私は小学生の頃 「Ave Maria 」、「もみの木」もドイツ語で聞いて親しんでました。
小学校3年生の担任がドイツの三大 B(バッハ・ベートーヴェン・ブラームス)を教えてくれたのを覚えています。
今の小学生知ってるかなと?思ってきいてみたら答えてくれた生徒さんがいました
シュヴァルツコップ、フィッシャーディースカウなど偉大なドイツ声楽家もいました。
ドイツリートは人類の残した芸術だと思います。もっと歌いましょう
最初のレッスンで歌うドイツ歌曲は『アンディムジーク~音楽に寄せて』です。
20歳のシューベルトと、友人のショーバァーが詩を書きました。
♪~たいへんな人生のなかで親愛なる芸術よありがとう!~♪と感謝の気持ちがあふれる曲です。
フィッシャー=ディースカウ An die Ⅿusik