春の日の 誰・そ・彼

リコード法
走り続けて９２２日
カウントダウン７８日



少し冷えるけど
お庭の雪柳が開き始めた

へんてこモードのだありん
少し落ち着いて
マジメくんに逆戻り

「オレ、どうなるんだ？」
「なにができるんだ？」
「どうしたらいいんだ？」

気持ちはわかるけど
あいかわらずゆうこときかない右手
仕方ないよ、気長にやらなきゃ

空間を認識するためには
「投げる」ってとってもいい課題
輪投げ、それからバスケットボール

「これでできてる？」

ちがうよ～できたかできなかったかより
やったよ、ってことが感覚の上に積み重なってくんだよ
いっとき左手で投げてたのに今日は右投げ
また移動したな
てことはまた混乱するんだな

案の定オーボエは大混乱

あーーーーー！！！！
もう、いい加減にしておくれって言いたくなるけど
しかたないな、また明日がんばろ

夕方になって
何度も何度もMUSICAに聞いてくる

「ねえ、みんなは？」

え？

「帰ってる？」

だれが？

「だから・・・みんな」

おじょーはお部屋にいるよ

「じゃなくて、みんな・・・どこいったんだよーさみしいよー」

だありんはひとりっ子
みんな、みんなって探し回ってるのはだれ？
消えたはずの30年間の中にいる
ちいさな子供たちの印象？

結婚してないって
君は子供がいていいねって
ずっとそう言ってたけれど

「誰もいないの？どうしていないの？あ、キミはここにいるんだけどね」

おっと、若かりしMUSICAの印象を
別人として探してたってわけ？

まだまだ印象と現実の距離は遠いみたい
だけど何かが動き始めた