ALOHA!!
ハワイから来日!フラとハワイアンミュージックの最高峰のステージ、
フェスティバル“ナ・ヒヴァヒヴァ・ハワイ”
昨日、初日の幕が開けました。
初日の9月18日(土)は、
昼公演が「カヒコデー」 (古典フラ)、 夜公演が「アウアナナイト」(現代フラ)というスペシャルな日でした。
昨日はこの2公演をハシゴ、両方をたっぷりと堪能してきました!
東京 JCBホール(東京ドームシティ・ミーツポート)
さわやな秋晴れです
昼公演の「カヒコデー」は、前から7列目・センターアリーナ。こんな近い席で観られるとはラッキーでした。夜は少し後ろでしたが、やはりセンター寄りのアリーナで観てきました。
ご存知ない方のためにざっくりと解説。
ハワイ島ヒロで年に一度行われる、ハワイで最も権威のあるフラの大会「メリーモナークフェスティバル」
その優勝ハラウ、上位入賞ハラウ、ミスアロハフラ、がこぞって来日。スペシャルなステージを披露してくれるもの。(※ハラウとは、ハワイ語でこの場合フラの教室を指します)
そして、ハワイ版グラミー賞「ナ・ホク・ハノハノ・アワーズ」の受賞アーティストたちの演奏♪
フラと音楽は切っても切れないもの。
それぞれのその年に受賞したハワイアンミュージックアーテイストと、フラダンサーたちの、夢の共演。それが、ナ・ヒヴァヒヴァ・ハワイです。
←現地購入の公式パンフレット&「ナ・ホク・ハノハノ・アワーズ」最優秀女性ボーカリスト受賞、マイラニ・マカイナイさんのCD
昨年は行かなかったので私は2年ぶり2度目の「ナ・ヒヴァヒヴァハワイ」になります。
正直申しますと私は、
フラの様な伝統文化に点数をつけ、順位をつけて争う競技会に、「順位をつける意味があるのだろうか?」「点数なんてつけられるのだろうか」と思ってしまうところがあります。
一方で、向上心を持ち技を磨き、努力を重ねて挑戦するダンサーたち、クムフラが、こうした表彰という形で、ご褒美を貰えることがあってもいいのでは。とも思います。
順位は結果であって、それに向う絶えまぬ努力、向上心、それらがハラウを育てていくのでしょう。そうした名門ハラウの素晴らしさは、勿論称賛に値するものです。
ただ、こうした名高いハラウばかりが注目され、世間で大きく評価されることには疑問符です。
競技会に出ることなく、正しく伝統を守り受け継いでいる素晴らしいハラウ、クムフラもたくさん存在するからです。
私たち日本人は、メダリストとか、○○賞受賞者とか、そういった権威にとても弱い人種だと思う。
これらスペシャリストは確かに敬服に値するけれど、それでしか価値を測れない権威主義の日本人だと失笑されないためにも、ブランドや名前に左右されずに判断できる自分の目をしっかり持つことも大切にしたい。
私たちのまだまだ知らない、本場の素晴らしいダンサーやクムフラたちがいることも心に留めておこう。
「ナ・ヒヴァヒヴァ・ハワイ」を観る時、それらも忘れずにおきたいのです。
それにしても、です。
名前に、権威に、誤魔化されないぞーと、たとえ腕組みして固い姿勢で観ていたとしても、です。(たとえ、です)
この出演者たちのさすがの素晴らしさには感動してやまないのです。
もう日本でお馴染みのハラウも多く、私でも何度も観ている筈なのに。です。年々そのレベルもより洗練されていることに驚きます。私が言うのもおこがましいのですが。
特に、カヒコ、(古典)はフラの原点。これぞフラ!と脳天叩きつけられる位の衝撃。
生で聴くALOHAチャントのオリ(詠唱)ではじまるカヒコは、
ALOHAがハワイアンの原点であることを改めて知らせてくれた。
厳粛・神聖な空気の中、空からピンと糸が張ったような緊張感と、地の底から湧いてくる様な躍動感。
地面にしっかり両足をつけ、裸足で大地を踏み、蹴りながら踊るカヒコのパワーが、体中に駆け巡って感動の渦へ引き込んでしまう。
どれも素晴らしかったのだが、特に挙げるとすれば
カネ(男性)カヒコは圧巻さ。
これまた偉大なクムフラ、オブライアン・エセル率いる ケ・カイ・オ・カヒキ の迫力には何度も息を飲んだ。
ダックウォークという背筋を伸ばし低いしゃがんだ状態で前進するステップでの入場に目が釘づけになった。火の女神ペレと水の神カマプアアとの闘いを、キレのある鍛え抜かれた肉体
と声、見事な表現力!
それに準ミスアロハフラ、テイシャさんのカヒコ。
腹痛、発熱、骨折などの病を薬草で治療していく様を表現していて、ユニークといったら失礼なのかもしれないが
演劇やパントマイムを彷彿させるフラ。身体のキレもさることながら、アウアナでも見せてくれた顔の表情がとても豊か!ずっと観ていたいチャーミングなダンサーだった。
アウアナナイトは、ナーパラパライ、ナタリーアイ・カマウウなどお馴染みで大好きなアーティストの歌声もたっぷり聴きながら、それはそれはうっとりするフラをたっぷり堪能。
メロディーのない古典から一転、
現代フラ、アウアナの、美しいメロディーや軽快で楽しいメロディーに乗せて思いを伝える華やかなフラ。それがアウアナ。
表情ひとつひとつ、目の動きひとつひとつ、まるで台詞を言っている様な表現力。
なめらかで美しいボディランゲージが、また脳天からメロメロにしてしまう~。
全身からALOHAオーラを感じる、伊香保でもお会いした オラナ・アイ先生の、ハーラウ・フラ・オラナ。
長女ナタリーアイさんのヴォーカルだけでも震えるほどカッコイイのに、このオハナのムードたっぷりのフラの美しさといったら~・・・あああ、美しい。
ミスアロハフラのマーヘアラニさんのこぼれる笑顔、真っ赤なドレスをひるがえしながらのカイマナヒラ、その眩しいほどの滑らかな表現力に目が釘付け。
そのマーヘアラニさんの所属する フラ・ハラーウ・オ・カムエラ。
メリーモナークでは常勝ハラウで名門中の名門。いつも洗練された美しさに日本でも大変な人気。ウリウリを使って素早いターンを繰り返すナンバーには、クムフラ自ら披露してくれ会場のボルテージはここで一気にMAXへ!
フィナーレは、観客も全員スタンディングオベーション&両隣り手を繋いだ「Hawaii Aloha」
\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/
ALOHAは知らない者同士も容赦なく括ってしまう。・・・凄いです。
まるで、はじめてフラを観た時の衝撃の様に、血が滾るとはこういうこと!?
と、ステージの間中、私は震えてしまった!
受賞者だから素晴らしいとか、ミスアロハだから素晴らしいとか、そういうことではなく。です。
個人的な感想ですが、2年前のステージよりも、圧倒的に今年の方が感動が大きかった。
12:00開演のカヒコは14:30過ぎに終演したのに対し、
16:30開演のアウアナが終わったのは、なんと
20:20だった。
(アウアナの場合は、各演目ごとにミュージシャン用のセッティングに時間がとられるため、MCも長かったせいでもある。でもこれがとても楽しかった!今回、本場の司会者、キモさんの司会トークが最高。)
19:30終演予定、と場内で聞いていたので、うっかり待ち合わせをしてしまった私は、
マイラナさんのCDサイン会を断念して帰ることになってしまったがー(泣)サインはなくても、ちゃんと心に留めておきます♪
感動で火照った身体を冷やすのに、ちょうどよい夜。
半日たっぷりフラを観て過ごして、有意義で素敵な充実感。毎年メリーモナークの時期にハワイへ行けない私には嬉しいステージでした。
素晴らしい感動を、ALOHAを、mahalo! Mahalo nui loa!!
この感動を、どうやってレッスンで伝えよう・・・・。
(きっと私のことだからうまく伝えられないのだろうなぁーああ、ジレンマ。)
ALOHA!!
>私は、今この時間に生きていて良かった!!
そう感じられることが一番素晴らしいこと、幸せなことですよね。
今の幸せに気づくことができるかどうか、ですね。これに勝る感動はないのかも!
Mahalo!![E:heart04]