アザラシ:卵から生まれないよ!? 平島小児童、菓子箱イラストの間違い指摘 /徳島
◇「ナカちゃん」学習の阿南・平島小児童が指摘、北海道の製造元社長から返事とお礼
阿南市の那賀川に生息するアゴヒゲアザラシ「ナカちゃん」について学習している市立平島小(筒井健司校長)の4年生が、北海道土産のお菓子の箱に描かれていたアザラシのイラストに疑問を持った。哺(ほ)乳類で胎生のはずのアザラシが、卵から生まれるデザイン。製造元の製菓会社に質問の手紙を送ったところ、改善を約束する丁寧な返事とお礼のお菓子が届き、児童たちは大喜びしている。【加藤明子】
家族旅行で北海道を訪れた4年2組の藤倉翔太君(9)が6月、同級生に「ごまあざらしの玉子」(サブレ)を買って来た。給食の時間に1枚ずつ食べていると、「これ、おかしいで」という疑問の声が出た。包装紙には、卵から顔を出す2頭のアザラシが描かれていた。
昨年11月にナカちゃんが那賀川に現れて以降、総合学習の時間を利用してアザラシについて調べてきた児童たちは、疑問を解決しようと旭川市の製菓会社「ほくみん」(浜松義弘社長)に手紙を書いた。
「アザラシは哺乳類だから、卵から生まれないのではないですか」「『ゴマフアザラシ』はいるけど、『ゴマアザラシ』というアザラシはいないのではないですか」という文面に、浜松さんらは「子どもたちに誤解を与えてはいけない」と社内で真剣に協議した。「子どもならではの純粋な質問で、びっくりした。教室で議論している姿を想像するとうれしかった」という。代表して質問の手紙を書いた4人の女子児童あてに返信を出し、事情を説明した。
浜松さんの持論は「野生の動物を見ると、人は感動する」。野生動物の多い北海道での感動を持ち帰ってもらおうと、同社では動物をモチーフにした土産物を製造している。ゴマフアザラシをモチーフにした製品を作ろうとしたが、「実在する動物の名称では誤解を生む」との意見が社内で出ため、架空の動物「ごまあざらし」を誕生させたという。
「ごまあざらしの玉子」はシリーズ展開しており、スポンジケーキ、キャラメル、チョコレート、サブレの4種類を販売している。最初に作ったスポンジケーキには包装紙に「アザラシは海に住む哺乳動物で卵は産みません」というただし書きを入れた。しかし、サブレには入れていなかったため、今後は印刷することにした。
手紙とお菓子を受け取った児童たちは「あんな手紙を書いたのに、社長さん、いい人だね」としみじみ。担任の島村孝教諭(45)は「発見が正しかったかどうかではなく、子どもたちは会社とのやりとり、人とのつながりから多くを学んだようです」と話す。
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「少年アシベ」も訴えますか?
先生も、「架空の生き物」です。って教えろよ・・・・。
「ヴァナディールもザ・ワールドも架空の世界です」ってついでにね?(笑)
>発見が正しかったかどうかではなく、子どもたちは会社とのやりとり、人とのつながりから多くを学んだようです」と話す。
子供が騒ぐと、親も騒ぐ。
話しが妙な方向へ行くのをおそれ、弱火の内に火消しに走ったんだって・・・。
子供に、恐喝おしえるなって・・・・。
ちなみに、ほ乳類でも卵を産む生き物もいるし、魚でも子供を産む物も居るぞ?