たぶん、ふつーの写真日記

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剪定日より

2009年12月14日 20時00分27秒 | 農業だより


 今日は、朝一でJA指導員による「梅の剪定講習」が有りました。
昨年までの園地から、当園地に場所を移しての初めての講習となりました。
場所が変わったのと、梅を辞めるところもあってか人少ない・・・・。
キウイなどの比較的お金になる物に比べてやる気が・・・・・。
まあ、ぶっちゃけると自分ちの梅を一生懸命剪定するより
他所の園地の剪定のアルバイトに行った方がお金になるー




お昼からは、「ゼスプリゴールドキウイ」の剪定です。
キウイはブドウのように棚に枝を這わせて、その下に実をぶら下げる訳なのですが
下に平たく見えるのが、今年実を付けた枝。
上にとんがり帽子のようになっているのが、今年の春に出た新芽「予備枝(よびし)」
となります。
今年の新芽は来年花を咲かせ実を付けるのです。
なので、今年実を付けた枝は昨年の枝となります。
コレは他の品種も一緒。
それぞれ特徴があるので、それに合わせた剪定が必要になりますが・・・・。

仮に、今年の枝が100本あり予備も同じ100本有ったと仮定します。
その場合、棚にある今年の枝は全部切り落としてしまいます。
その後、上に向かって吊り上げてある「予備枝」を必要な長さに切りながら
棚に這わせて、のちに専用のテープで固定していきます。
農家によっては、吊り上げず棚の上に重ねて伸ばす所もあります。
吊り上げる手間が掛りませんが、剪定時に絡み合っていたりして大変です。
まあ、良いところもあればそれなりに苦労する部分もそれぞれにあるため
園地によって様々です。




 三角の底辺部分はこんな感じ、上に向かって伸びている予備枝が有ることを確認後
使い終わった枝を切り落とします。
予備枝が出なかったり、細くて使えなかったりして本数が足りなくなることもあります。
その場合は、今年つかった枝にもう一年頑張って貰うことになります。
この場合「二年枝(にねんし)」と呼びますが、残念ながらここまで・・・
3年目は十分に結果が出ないみたいなので、ずっと使い続ける事は出来ません。
それが出来ればどんなに楽か・・・・・・。