3月11日金曜日、午後3時前、大地震が襲った。
相次いで、津波、原発事故、、、、
人災であり、後々まで影響を与える放射能汚染への恐怖から、テレビ、新聞、ネットを隅々目を通した。
3月16日水曜日、
自衛隊のヘリコプターが高濃度の放射線に阻まれて、空からの注水を断念、
機動隊の群衆対策の放水車を導入、結局、水は届かなかった。
自衛隊、機動隊、消防ハイパーレスキューが必死の作業している様子は伝わった。
ふと、東京スカイツリーが頭に浮かび、建設業の重機が、現場に並んでいないことが気になった。
夕食時、造園業の夫に、
超大型クレーン車の導入、
超高層ビル用コンクリート注入車の水転用
というアイデアを伝えたら、
「この非常時に、すべての国民が知恵を出すことは、いいことだ」
と珍しく、褒めてくれた。
翌朝、朝早く夫を見送り、どうしても気になった。
放射能への恐怖、差し迫る時間へのプレッシャー下で、
電力、政府は、公機関内での発想に狭まれて、民間に相談する、
なんて考えが浮かんでいないのでは、、、、
8時半に、
東京電力の本社に電話して、代表の受付嬢に趣旨を話したら、担当部署に繋いでくれた。
緊張した男性の声が、聞こえた。
上記アイデアを伝えたところ、「社内で皆で、知恵を出し合っていた、建設業にはまだ相談していない」と答える。
それで私は、「建物も施設も健全なら、メーカーの東芝の協力で足りるかもしれないが、破壊された非常時では、
水という物質を、下から上へ、左か右か、と運ぶには、建設業の重機と技術が役に立つ」
と重ねて申し上げたところ、
「対策本部に伝える」と言ってくれた。
そういえば、建設業側の考えも聞かねば、と思いつき、大林組本社に電話を入れた。
受付嬢から広報部、対策担当の男性が応答した。
「政府、電力から物資輸送の協力要請は来ているが、原発自体からはない。」
「クレーン車の導入は、我々も考えたが、施設に近づき、被曝が怖くて行きたがらない」など伺った。
そこで
「クレーンも一台なら近づかないと吊れないが、3台で3点吊り、という手法なら距離が稼げる。造園技術である」
相手が、はっとした声で「三点吊りなら、離れてできる」
「高層ビルのコンクリート注入車で水は可能か?」
「できる」「社に対策本部が設置されているが、伝える」と言ってくれた。
私は「東京スカイツリーを始め、日本の建設業には世界に誇る技術がある、それを、活かしてほしい、提案してほしい」
と熱弁したところ「ありがとうございます」と高揚した声で答えてくれた。
さらに、政府機関へ、と考え、
都庁電話したら、それなら経済産業省へ、と紹介してくれて、掛け直したら、原子力エネルギー庁に回してくれた。
やはり、緊張した男性の声がした。
一通り説明し、大林組での会話も伝えたところ、
「建設業に、まだ協力要請していない」しかし「本部に、伝える。」と言ってくれた。
東京電力も、経産省も、大林組も、皆、真摯に対応してくださった。
が、、顔が見えないので、本当に伝わったか分からないので、
ここまでくれば、警視庁、消防庁にも電話してみた。
しかし朝1番は連絡付いたが、昼は、どこも繋がらず、夜に連絡してみた。
最後に、NHKと朝日新聞にメールを送り、政府の質疑応答の時に、民間の協力要請を求める旨伝えた。
ここまでやったら、十分。と納得した。
金曜日、夜9時のNHKニュース、冒頭原発ニュースの最後、30秒に、
「本日は、新しい重機が導入されました。高層ビル建設用、コンクリート注入車で、、、、」
とドイツ製で、60mまで伸び、屈折箇所がいくつもあり、ポイントで注水できる特徴が解説された。
主人と私で顔を見合わせた。
私は、うれしくて、うふふふ、と笑い続けた。
その後、音沙汰なしだったので、役に立たなかったのかな、、、と案じたが、
今朝のニュースと新聞で、政府は数台調達し、東京電力がオペレートする旨が報道された。
もちろん、誰か、私と同じことを考えた人がいたかもしれない。
でも、当時のニュースを隅々読んでも、切羽詰まった状態で、もしかしたら、、、
と思い切って行動して(電話して)、良かった、と思う。
一市民として、お役に立てたことが、うれしい。
相次いで、津波、原発事故、、、、
人災であり、後々まで影響を与える放射能汚染への恐怖から、テレビ、新聞、ネットを隅々目を通した。
3月16日水曜日、
自衛隊のヘリコプターが高濃度の放射線に阻まれて、空からの注水を断念、
機動隊の群衆対策の放水車を導入、結局、水は届かなかった。
自衛隊、機動隊、消防ハイパーレスキューが必死の作業している様子は伝わった。
ふと、東京スカイツリーが頭に浮かび、建設業の重機が、現場に並んでいないことが気になった。
夕食時、造園業の夫に、
超大型クレーン車の導入、
超高層ビル用コンクリート注入車の水転用
というアイデアを伝えたら、
「この非常時に、すべての国民が知恵を出すことは、いいことだ」
と珍しく、褒めてくれた。
翌朝、朝早く夫を見送り、どうしても気になった。
放射能への恐怖、差し迫る時間へのプレッシャー下で、
電力、政府は、公機関内での発想に狭まれて、民間に相談する、
なんて考えが浮かんでいないのでは、、、、
8時半に、
東京電力の本社に電話して、代表の受付嬢に趣旨を話したら、担当部署に繋いでくれた。
緊張した男性の声が、聞こえた。
上記アイデアを伝えたところ、「社内で皆で、知恵を出し合っていた、建設業にはまだ相談していない」と答える。
それで私は、「建物も施設も健全なら、メーカーの東芝の協力で足りるかもしれないが、破壊された非常時では、
水という物質を、下から上へ、左か右か、と運ぶには、建設業の重機と技術が役に立つ」
と重ねて申し上げたところ、
「対策本部に伝える」と言ってくれた。
そういえば、建設業側の考えも聞かねば、と思いつき、大林組本社に電話を入れた。
受付嬢から広報部、対策担当の男性が応答した。
「政府、電力から物資輸送の協力要請は来ているが、原発自体からはない。」
「クレーン車の導入は、我々も考えたが、施設に近づき、被曝が怖くて行きたがらない」など伺った。
そこで
「クレーンも一台なら近づかないと吊れないが、3台で3点吊り、という手法なら距離が稼げる。造園技術である」
相手が、はっとした声で「三点吊りなら、離れてできる」
「高層ビルのコンクリート注入車で水は可能か?」
「できる」「社に対策本部が設置されているが、伝える」と言ってくれた。
私は「東京スカイツリーを始め、日本の建設業には世界に誇る技術がある、それを、活かしてほしい、提案してほしい」
と熱弁したところ「ありがとうございます」と高揚した声で答えてくれた。
さらに、政府機関へ、と考え、
都庁電話したら、それなら経済産業省へ、と紹介してくれて、掛け直したら、原子力エネルギー庁に回してくれた。
やはり、緊張した男性の声がした。
一通り説明し、大林組での会話も伝えたところ、
「建設業に、まだ協力要請していない」しかし「本部に、伝える。」と言ってくれた。
東京電力も、経産省も、大林組も、皆、真摯に対応してくださった。
が、、顔が見えないので、本当に伝わったか分からないので、
ここまでくれば、警視庁、消防庁にも電話してみた。
しかし朝1番は連絡付いたが、昼は、どこも繋がらず、夜に連絡してみた。
最後に、NHKと朝日新聞にメールを送り、政府の質疑応答の時に、民間の協力要請を求める旨伝えた。
ここまでやったら、十分。と納得した。
金曜日、夜9時のNHKニュース、冒頭原発ニュースの最後、30秒に、
「本日は、新しい重機が導入されました。高層ビル建設用、コンクリート注入車で、、、、」
とドイツ製で、60mまで伸び、屈折箇所がいくつもあり、ポイントで注水できる特徴が解説された。
主人と私で顔を見合わせた。
私は、うれしくて、うふふふ、と笑い続けた。
その後、音沙汰なしだったので、役に立たなかったのかな、、、と案じたが、
今朝のニュースと新聞で、政府は数台調達し、東京電力がオペレートする旨が報道された。
もちろん、誰か、私と同じことを考えた人がいたかもしれない。
でも、当時のニュースを隅々読んでも、切羽詰まった状態で、もしかしたら、、、
と思い切って行動して(電話して)、良かった、と思う。
一市民として、お役に立てたことが、うれしい。