NYくいしんぼうともさまのおしゃべりタイム

NY生活のなかでのつぶやき→帰国後の日本の生活の中でのつぶやき

The Memorial Service

2009年03月01日 | Weblog
先週の金曜日は日中ジャケットはいらないくらいで、もう春だ~!!
と思っていたら何と雪が降ってきた!
そして明日は大雪になるとか・・・・
暑さ寒さは彼岸まで、とよく日本では言われているが、本当だ。
春分の日はアメリカもSpring Day(bigins)。
三月下旬までは天候が安定しないようだ。

時が経つのは本当にあっという間。

1月6日に長年家族ぐるみで親しくしていて、アメリカのお母さん的存在のMrs.Schwartz(以下おばさんと記す)が家族全員に見守られ、二番目のNYに住むお兄さんが着いて間もない、午前1時ころ息を引き取ったということだ。その後は火葬された。

The Memorial service は、2月14日にNaplesのカントリークラブ(入るのに審査がある。一定の水準の人しか入会できないところ。)であり、姉とSchwartz家の子どもたちは13日までに着いていたが、私のみが当日直接行った。
サービスは日本では経験したことがなかったので、どう参加したらいいか正直困ったけど姉が来ていたので心強かった。
到着して外のベンチに行くと、おばさんを最後まで看取った看護助手のエイリーン(キューバ出身)がいた。11月のThanksgiving Holiday weekendにおばさんの最後の(事実上)お見舞いに行った時に会った。彼女も私のことを覚えていてくれ、一緒に話をした。
彼女がその時教えてくれたのは、おばさんは最後まで彼女のことも気にかけ、『家族のように感じていた』とエイリーンが涙して語ってくれ、私の目も涙で一杯になり溢れ出でしまった。
彼女は今、違う老人看護をしていて、その老人の名字もSchwartzで、とてもいいおじいさんだそうだ。彼女曰く『Schwartz という名前の人はみんないい人だと思う』と言っていた。帰り際に、「多分もう会うことはないと思うけど、元気でね」と言ってくれた。本当にいい人だった。いい人には、いい人が自然に近くに来るのであろう。

サービスはバイブルをお友達が読み始まり、おじさんがおばさんの生い立ち、
2人の出会いから、今までの経緯を話した。
性格がまるで反対の2人の共通点は『貧乏』だったことと『ユーモア好き』。
と話していて参加した人たちの笑いがその場を和やかにした。その後、4人の子どもたちや孫が思い出を語ったり、ポエムを披露したり歌を歌った。
友人がおばさんとの思い出を語った。
最後に、歌が大好きで、おばさんの一番好きな曲『ハレルヤ』を聞きながら写真のスライドショウをみんなでみた。私の写っている写真も入れてくれていて、嬉しかった。見ながら、涙と鼻水が止まらなかった。
初めに読んだ方と同じ方がバイブルを読んで、サービスは終了し、食事になった。

おばさんが亡くなって直ぐにお悔やみの電話をした時、涙がとまらず余計うまく話せない私に、おじさんは、「マーガレットは、あなたを愛し、今も愛していて、それはずっと変わらない。最後の方の彼女はとても苦しんだので、彼女は今はとても平和で、幸せだとおもう。今度のメモリアルサービスでは、彼女がどんなに素晴らしい人だったか語り合いましょう。」と逆に励まされて、感動したのと、何もいえなかった私の英語力乏しさに、恥ずかしい思いをした私がいた。

2007年、おばさんの末の娘(おばさんの子どもは、3男1女)で、
私の大親友であり、姉妹(ソウルメイト)のようなJanetの結婚式直前に、
脳に腫瘍ができていることが判明し、結婚式10日後に手術をした。
脳腫瘍ということもあり、回復にはかなり時間がかかった。当時78歳。

Memorial weekend(5月最終の三連休週末)を利用してお見舞いに行ったときはNursing Homeで殆ど寝たきりで、あまりしゃべることもできなかった。
その年の8月、日本から姉が来て一緒にフロリダにお見舞いに行ったときは、
車椅子に乗って、Mr.Shwartzがリッツカールトンホテルに食事に連れて行ってくださったくらい回復していた。とても嬉しかった。
順調に回復していたので、次にお見舞いに行ったのが、
2008年の3月末。
順調に回復しているので、私はNY-Ft.Myers間での往復チケットを買って、
念願のマナティーと一緒に泳げるCryistal river(Tampaの北西)まで
レンタカーで飛行機に乗っているより長い時間の3時間運転して行った。
(しかも、北へ戻る方向で)
1泊し、マナティーと泳いだ経験と感動を胸に抱きながら、
おじさんと、おばさんの住んでいるNaplesへ行った。
おばさんは、ウォーカー(手押し車)で歩けるくらい回復し、ほっとした。
私が興奮して、マナティーの話をしたり、買ってきたマナティーの本を一緒に見てくれ、マナティーについて沢山の話をした。
おばさんのお友達で、77歳くらいの女性が北極に近いところ(いまいちどこかわからなかった)でガイドの人とテントを張って旅した時、夜中に北極熊がテントの周りをうろうろして怖かった。話などもその人から届いた手紙を持ってきてくれ、話してくれた。

おばさんはとても面倒見ががよく、自然が大好きでジョークも大好き。
品があり、家の中のデコレーションも素晴らしい。
人への気遣いの仕方は、本当に完璧で、私の日本にいる家族も気遣ってくれ、
いつも感謝していた。
ショッピングが大好きで、本物のいい物を収集したり、持っていた。(随分前になるが、母と私が訪ねたときも、私たちの買いたいもののために遠くまで運転して連れて行ってくれたり、時間がなくて買いにいけなかったときは、自分の持っているものをくださったりした。)
時々憧れて同じものを買いたくて、おばさんの行きつけのお店に行っても、
私の買える値段のものは殆どない。
(ちなみにNaplesはお金持ちの人が住んでいて、アジア人は殆ど見かけない。
殆どが白人。)
リネンショップでは仕方なく、ナプキンリングを2つずつ買ったりするくらいしかできない。
次回はお金を貯めて買おうと心に誓うけど、やっぱり、物にふさわしい生活をしていないので、諦める。でも目の保養に毎回お店には立ち寄ってセレブ気分を味わうが、お店の人に言う言葉はいつも「Jast looking」....

次におばさんに会いたくて、8月にサマーハウスがあるノースカロライナ州に遊びに行くはずだった。ところが、私の予定していた日程の直前、おばさんの容態が急変し、キャンセルした。
脳腫瘍がまた再発したのだった。
その話を聞いたのは、おじさん、おばさんに会えなかったので、
Janetの家に遊びに行っていた時に検査結果が判明した。
ジャネットが泣いてしまい、『きっとよくなるから』と慰めた。
8月に再手術を受け、10月にお見舞いに行く予定だったが、まだ大変容態が悪いく、人に会える状態ではないとおじさんが日程を変えて欲しいと連絡が入る。
予定変更をし11月のサンクスギビングデイにあわせて伺うと、もうおばさんは全く自力では動けず、やっとおじさんの手と看護士さんの手で車椅子に乗って食事していた。(おじさんは81歳だが、介護で10キロやせた)
顔は浮腫んで、うまくしゃべることができないようだった。
でも、私のことは分かってくれ話はするものの中断したり、話が飛んだりしていた。殆どは寝ていた。(車椅子やベッドで)
その時はまだ、おぼつかないが自分で食事も食べていた。
一番上のお兄さんの彼女(50歳代)が、
おばさんのつけているダイヤの指輪を褒めると。
「No,No,No,This is for Janet!!」とはっきりと言っていた。
私は心の中で、『彼女のこと警戒している=気に入ってないんだ=おばさんは自分の今後を知ってるんだ』と思った。

おばさんと最後に会ったサンクスギビングのときからずっと、私が小さい時の目で見たおばさんから、現在までの様々な思い出の一場面、一場面。笑い声、嗜める声、電話で話した声。忘れることのできない沢山のたくさんの思い出が走馬灯のように頭に浮かんでは消え、浮かんでは消える。亡くなったことが信じられないくらい。今でも電話の向こうにいるような・・・
親しい人が亡くなるたびに感じる、どうしようもない感情。
父が亡くなったとき、祖母がなくなったとき。
明かりが消える時のように。
明かりを消したとき、目に明かりが残り、暗闇になってもうっすらと目に焼きついているのと同じ感覚が、人が亡くなったときに心に残る感覚だ。
ショックというよりは、思い出が頭中を占領している感覚。
人が亡くなると、色々なことを教えてくれる。
これから、おばさんがいなくておじさんは大丈夫なのかな。
おじさんのところに行くのを躊躇してしまうかも。
おじさんとおばさんと2人だったのに。。。
私も姉も赤の他人なのに、おじさんがおばさんの形見を私たちにくださった。
大切にしたい。

おばさん、有り難う。おばさんのくださった沢山の愛情。
絶対に忘れません。
残された家族とこれからもコンタクトを取り続け、おばさんのくださった沢山の愛情の思い出を共有していきたい。
素晴らしいSchwartz家と今まで共有して来た思い出を大切にし、新しい思い出も作っていきたい。
Mrs. Schwartz,I love you!

今日は昨日大家さんの誕生日(本当の誕生日は2/29)のためにわざわざ、チェルシーマーケットのfat witchに行ってブラウニーを私の分も買い、源吉兆庵で桜もちを買って、殆ど1日で食べきってしまった!!
今日も、アイスクリーム、ヨーグルト、ブラウニー2個完食!
満腹で幸せというか、苦しいかも~