交渉術とコミュニケーション力と

4月に「傾聴」をテーマとしたワークショップ型研修をさせていただくことになった。ご担当の方が示された「相手のルールを理解する」という言葉。どう聴くか、どう伝えるか。研修はビジネスマン向けではないけれど、ビジネスにももちろん共通するテーマだ。

研修のお声がけをいただいてから1ヶ月ほどの間、話を聴く、伝えたいことをきちんと伝える、信頼関係を築く、期待する行動を促す、理解する、交渉を成功させる、モノやサービスを売る、売上を上げる、WINWINの関係など、とにかくさまざまなキーワードが頭に浮かんでは消えた。

交渉術。広い意味では「コミュニケーション力」だ。
書店に行くとさまざまな本が並んでいる。仕事上不可欠。採用条件に「コミュニケーション力」をあげる企業は多い。ただ、「交渉術」っていうと相手を打ち負かすようなパワフルなイメージがあるけれど、話を聴く、客観的に整理する、相手が納得できる選択を促すなど、とても地味な力だと私は思う。ロジャー・フィッシャー、ウイリアム・ウーリーの二人の教授は「原則中心のアプローチ」を提唱している。

１．人と問題を切り離して考える
２．立場より望む結果に集中する
３．お互いの利益になる第三の案を考える
４．客観的な基準を要求する

人と問題を切り離す。言うのは簡単だけど「気持ち」が邪魔してなかなか難しいことだ。だけれども、いい仕事をするにはとても大事なことだと思うなー。泣き出したいくらい大きな「おかげさま」の気持ちがあっても、それはそれ。交渉の中ではなく、きちんと伝えるべきところで伝えたい。

【今日の名言】
「仇も情けも我が身より出る」
（ことわざ）

【写真】大宮公園の梅
大宮公園は梅が見どころ。第2公園では梅まつりも開催中。いい匂いですよね～。私は梅の香り、大好きです！

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