
何もできない人なんていない、と私は信じている。まず、今生きていること、それで十分。ただ「欲」があるんです。「もっと幸せに生きたい」という。
・・・。
から始まるブログを、1年前に書きました。
読み返して、志を新たに。
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今年で10年目になるさいたま市の早期起業家教育事業「“さいたま”あんとれすくーる」。今日は保護者説明会だった。小学4年生から中学3年生までを対象に、ビジネス体験を通して社会を生き抜く力をはぐくむこの事業。企画コンペを経て今年も弊社が受託した。子どもたちは8名程度で会社をつくり、商品を企画、事業計画書を作成して融資を受け、さいたま市内の業者に製造を発注。11月9日(土)に行われる「さいたま商工見本市 コラボさいたま2013」にて商品を販売して、決算する。この取り組みを通して、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」などの社会人基礎力を養う。
見えてくる活動は、子どもたちがわいわい楽しく「お店屋さんごっこ」をしているよう。けれど、その体験を通して、子どもたちは様々なことを学ぶ。
■ 算数や国語や社会や理科や体育やetc・・・、なんで勉強しなきゃいけないの?
予測を立て、事業計画書を作成する子どもたち。小学3年生までに学ぶ足し算、引き算、かけ算の応用だ。「利益を出す」ために、基本的な算数を応用的に学習する。さらに、考えを伝える国語力、通い続ける体力。ビジネス体験を通して、なぜ学校で勉強するのか、その必要性を思い知り学ぶことの楽しさに気がつく。
■ 自分で決めて行動することを覚える
ビジネス体験には答えがない。ただ、目的は「人に喜ばれる商品やサービスを提供して利益をあげる」ことのみ。そのために、自分はこう考え、こう行動する、ということを自ら決め、結果に責任を持つ。生きることの主体は自分であることを感覚的に会得する。
■ 社会の一員であることを実感する
ビジネス体験では、さいたま市の職員の方々はじめ、埼玉新聞社、埼玉りそな銀行、経営コンサルタント、さらに商品を製造してくださる業者さんなど様々な大人と本気で関わる。商売をするのだから「子どもだからしょうがない」などという甘やかしはない。時に疑問をぶつけ、返され、そんな大人との本気の関わりあいから、感謝する心や尊敬の思いが育つ。
■ 自分を知り、人を認め、社会参加の志を育む
「利益を生む」ことを目標にするビジネス体験は「当たらず障らずの人間関係」では成功できない。自分の考えを伝え、人の考えを聞き、お客様の立場に立ってより売れる商品やサービスを考えていく。自分のどんな力が会社に貢献できるのか、自分と違う特性を持った仲間を認めどう協力するのか、喜んで買っていただける商品とは何なのか。子どもたちは状況や相手をよく見て、判断し行動する力をつける。そして将来、自分の資質や能力を活かしてどのように社会に参加するのか、自分を客観的にみて進路を考えるクセがつく。
■ 理不尽さや悔しさ。それでも生きることの楽しさを学ぶ
一生懸命がんばっても結果が出ないことがある。ビジネス体験を通して、子どもたちは社会の「理不尽さ」も学ぶ。悔し涙は、次の糧。なぜ、うまくいかなかったのか、次はどうしたらうまく出来るか。分析力や客観性、何より未来に向かうプラスの考え方を身につける。
さいたま市で10年も続いている産業人材育成事業。“さいたま”あんとれすくーる。一人一人、違う特性をもった子どもたちすべてが、その資質・能力を存分に発揮し社会で活躍できたらどんなに素晴らしいだろうとワクワクする。学歴や肩書きで人を評価したりせず、その人の能力を認め合い、連携して生かすことが出来たらどんなに豊かな社会になるだろう。
プログラムの開発から、改善改善で、10年。
試行錯誤しながら、運営体制づくりに10年。
私もまた、素晴らしい資質と能力をもったスタッフと共に、子どもたち一人一人を輝かせたい思いで精一杯取り組ませていただきます。
子どもの顔を見ると、その純粋さ、可能性、命の輝きに、ほんと、涙が出ちゃうんだよね~。子どもが自殺するような社会はダメ。ほんと、ダメ。大人として出来ることをやるぞ~!!
【今日の名言】
『学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、なお残っているもの、それこそ教育だ。』
アインシュタイン
有限会社E-スタヂオ
まめぼん亭
・・・。
から始まるブログを、1年前に書きました。
読み返して、志を新たに。
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今年で10年目になるさいたま市の早期起業家教育事業「“さいたま”あんとれすくーる」。今日は保護者説明会だった。小学4年生から中学3年生までを対象に、ビジネス体験を通して社会を生き抜く力をはぐくむこの事業。企画コンペを経て今年も弊社が受託した。子どもたちは8名程度で会社をつくり、商品を企画、事業計画書を作成して融資を受け、さいたま市内の業者に製造を発注。11月9日(土)に行われる「さいたま商工見本市 コラボさいたま2013」にて商品を販売して、決算する。この取り組みを通して、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」などの社会人基礎力を養う。
見えてくる活動は、子どもたちがわいわい楽しく「お店屋さんごっこ」をしているよう。けれど、その体験を通して、子どもたちは様々なことを学ぶ。
■ 算数や国語や社会や理科や体育やetc・・・、なんで勉強しなきゃいけないの?
予測を立て、事業計画書を作成する子どもたち。小学3年生までに学ぶ足し算、引き算、かけ算の応用だ。「利益を出す」ために、基本的な算数を応用的に学習する。さらに、考えを伝える国語力、通い続ける体力。ビジネス体験を通して、なぜ学校で勉強するのか、その必要性を思い知り学ぶことの楽しさに気がつく。
■ 自分で決めて行動することを覚える
ビジネス体験には答えがない。ただ、目的は「人に喜ばれる商品やサービスを提供して利益をあげる」ことのみ。そのために、自分はこう考え、こう行動する、ということを自ら決め、結果に責任を持つ。生きることの主体は自分であることを感覚的に会得する。
■ 社会の一員であることを実感する
ビジネス体験では、さいたま市の職員の方々はじめ、埼玉新聞社、埼玉りそな銀行、経営コンサルタント、さらに商品を製造してくださる業者さんなど様々な大人と本気で関わる。商売をするのだから「子どもだからしょうがない」などという甘やかしはない。時に疑問をぶつけ、返され、そんな大人との本気の関わりあいから、感謝する心や尊敬の思いが育つ。
■ 自分を知り、人を認め、社会参加の志を育む
「利益を生む」ことを目標にするビジネス体験は「当たらず障らずの人間関係」では成功できない。自分の考えを伝え、人の考えを聞き、お客様の立場に立ってより売れる商品やサービスを考えていく。自分のどんな力が会社に貢献できるのか、自分と違う特性を持った仲間を認めどう協力するのか、喜んで買っていただける商品とは何なのか。子どもたちは状況や相手をよく見て、判断し行動する力をつける。そして将来、自分の資質や能力を活かしてどのように社会に参加するのか、自分を客観的にみて進路を考えるクセがつく。
■ 理不尽さや悔しさ。それでも生きることの楽しさを学ぶ
一生懸命がんばっても結果が出ないことがある。ビジネス体験を通して、子どもたちは社会の「理不尽さ」も学ぶ。悔し涙は、次の糧。なぜ、うまくいかなかったのか、次はどうしたらうまく出来るか。分析力や客観性、何より未来に向かうプラスの考え方を身につける。
さいたま市で10年も続いている産業人材育成事業。“さいたま”あんとれすくーる。一人一人、違う特性をもった子どもたちすべてが、その資質・能力を存分に発揮し社会で活躍できたらどんなに素晴らしいだろうとワクワクする。学歴や肩書きで人を評価したりせず、その人の能力を認め合い、連携して生かすことが出来たらどんなに豊かな社会になるだろう。
プログラムの開発から、改善改善で、10年。
試行錯誤しながら、運営体制づくりに10年。
私もまた、素晴らしい資質と能力をもったスタッフと共に、子どもたち一人一人を輝かせたい思いで精一杯取り組ませていただきます。
子どもの顔を見ると、その純粋さ、可能性、命の輝きに、ほんと、涙が出ちゃうんだよね~。子どもが自殺するような社会はダメ。ほんと、ダメ。大人として出来ることをやるぞ~!!
【今日の名言】
『学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、なお残っているもの、それこそ教育だ。』
アインシュタイン
有限会社E-スタヂオ
まめぼん亭