埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

私にとって大事なこと

2009-12-03 11:38:30 | ライフ&ワーク
私にとって大事なことは何だろう。
いつもいつも、何かを決めるとき、考える。今まで、これから、そして今。今、無理してでも「これから」のために大事だと考えるなら、それを実行する。「これから」を考えて、邪魔になる過去のプライドがあるとしたら、それは忘れようと努力する。そんなことの繰り返しだ。

さて、そんな私が無理をして、最近決めたこと。
それは、娘のために電子ピアノを買うこと。「なんだ」というような、些細なことかもしれないけれど、私にとっては一大事。我が娘は、ピアノと共に成長してきたようなものだから。

娘、保育園に行き始めた1年目、園でまったくしゃべらなかった。先生も心配してくださった。私も、心配だった。仕事を続けることが良いのか、本当に悩んだ。その娘が「ピアノが弾きたい」と言う。気持ちを表現する道具、そう思い3歳からピアノを習わせた。彼女にとって、音楽は言葉の代わり。ピアノが上達するにつれ、話もできるようになった。今では、すっかりおしゃべりな娘に成長。

会社を始めたり、離婚したり。
私の慌しい人生に付き合ってくれている娘。とにかくお金がなくて、大変な時があった。野菜を分けていただきながらの食事、頭を下げて給食費やら家賃やらあれこれ支払いを待ってもらったことも。それでも娘のピアノ教室だけは続けさせた。月謝も遅れ遅れだったけど。とても良い先生方に出会えた。そうして彼女が辞めるというまで、ピアノを続けさせた。

中学生になり、娘は吹奏楽を始める。
「ママ、ピアノ辞める」娘は言った。そして本当に、すっかり辞めてしまった。友だちにもピアノが弾けることを言わない。もちろん、人前で弾かない。私は彼女のピアノが好きだけど、彼女の音楽を新しい友人たちは知らないのだ。そんな娘は時々ふと、おもちゃのキーボードを引っ張り出して弾いていた。「あ、鍵盤が足りない」とかいいながら。なんだか寂しい気がしていた。

その娘が先日言ったのだ。「友だちの伴奏をしたい」。

私は、決めたよ。
狭い我が家にもおける電子ピアノを買うぞ!今、娘が一歩踏み出すとき。それを応援しよう。

【今日の名言】
「音楽のある暮らし。とても、たのしみ。」

【写真】届いた電子ピアノ
離婚した時に、娘の大事なピアノを置いてきている私。それを娘の近くに持ってくることが目標。でも、今はまだ無理。せめて、音楽を続ける環境だけでも作りたいと思ったのでした。

有限会社E-スタヂオ
BLOG版-ちょっと得するパソコン講座

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