ムカつくオヤジ

先日のこと。花火大会から帰った娘が、「ちょっと、聞いてよ！」と興奮した様子。「もー、ホントにムカつくオヤジがいた。」と珍しく怒っている。話を聞いてみた。

「ムカつくオヤジ」とは、花火を見る彼女たちの近くにいた50代後半から60歳代くらいの男性の集団のようだ。携帯電話で「おかあさんたちはどこにいるの？」などと話している若い男性を見て、「まったく、あーいうマザコンがいるからこの国がだめになるんだ！」と言ったらしい。

その男性たちは、花火を見て、「あーダメダメ！こんな花火はダメだ。昔はもっと凄かったのになー。」とか「○○の花火の方が、ずっとマシだよ。」などと、花火大会が終わるまでケチをつけ続けたらしい。

花火を楽しみに出かけた娘、このオヤジたちのせいで、イライラして花火大会の楽しみも半減。おじさんたちの時代の花火がどんなに素晴らしかったかは知らないけれど、楽しんでいる人の気分を悪くするようなことを言わないで欲しい。だったら来るな！今、これが私たちの時代。昔のことは知らない！と、かなりの怒りモード。

「こういうオヤジがいるから、この国がだめになるんじゃない！」と娘。おじさんたちとの関わりを通して、いろいろなことを考えさせられた花火大会だったらしい。

確かに。時代はめぐる。次の世代をどう伸ばすか。
私たちがすべきことは「昔は良かった」と語ることではない。

【今日の名言】
「言葉で説教するよりも
　あなたの生き方そのものがより良い説教となろう。」
　ゴールドスミス

【写真】昨年の花火大会
首が痛くなるくらい見上げて鑑賞した花火。姪っ子は、私の手をしっかりにぎりながら、ドーンと響く音と大きな花火をじーっと見つめていました。だから今年は、写真がありません。音も輝きもまわりの歓声も素晴らしい花火に沸き起こる拍手も。すべて心に焼き付けた花火大会でした。

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