「大学ラグビー考」

関東大学ラグビーリーグ戦大東大を中心に、気の向くまま書いて見ます。ときには陸上にもふれます。H.Nakamoto

大道選手に「あっぱれ」

2016-05-08 21:10:25 | 大学ラグビー

大道選手ゴール6/6、成功率100%に「あっぱれ」

 

 「この日を待っていたんだ」と、言わんばかりの11番ホセア・サウマキの凄みのあるプレーに先ずは脱帽です。それはキックオフ後わずか、1分か2分だったと思います。まさに圧巻のトライでした。

 その後は、慶応のマークがきつく、ホセアにボールが渡るや2、3人がかりのタックルに遭い、さすがのホセアも1人、2人はかわしても3人目で倒されるケースが2度、3度ありました。完全復帰と見るかどうかは、見方によると思いますが、小生は9部通りは行けそうな感じを持ちました。一段と逞しくなって戻った来た印象をうけました。

 前半は、慶応の学習効果が予想以上に出ていたように思いました。大東がボールを持ち、攻めの態勢に入るよりも速い出足でディフェンスに出て、大東の出足を止めに来ていました。

 また、攻撃に転じたときのタックルの圧力が半端でなかったと感じました。後半22分でしたが、河野選手がまともに食らったタックルには凄みがありました。

 後半は、大東のキックオフで再開でしたが、川向選手の上手の手から水が漏れる痛恨のミスキックで、蹴った位置に戻っての相手ボール。後半の入りだっただけに悔やまれます。

 昨シーズンもしばしば後半、入りのミスで形勢を逆転させられて痛手を負ったケースが幾度かありました。今回も、結果としては、このミスで攻め込まれて3分後に慶應がきっちりトライを取ってきました。

 このトライで戦況はやや慶應に傾きかけ28-28、大東には嫌なムードでしたが、川向選手もよく声を出して、チームの士気を奮い立たせていました。見事なキャプテンシーだったと思います。

 栗原のトライ、大道の完璧なゴール成功で35-28と引き離したんですが、慶応もさすがでした。執拗に食い下がり35-35、もつれにもつれましたが、後半40分大東の選手たち大きな声が一際大きくなったその時、アマトが右側から回り込んだように見えたのですが、中川選手に代わって出ていた岡選手の会心のトライだったんですね。

そして、大道選手のゴール6/6、100%の成功率もまた見事なものでした。42-35、大道選手「あっぱれ」でしょう。